オホーツクのアナウンサーの日記(2024年5月15日)

5月15日 晴れ

宣言することは、自分への約束を守らせることをより強固なものにできると、改めて学んだ。きのうの日記に「あすは外に出る」と書いたことは、私には相当効果的だった。

洗濯機を2回回して、シャワーを浴びて、家を出るころには、時計が午後2時を知らせようとしていた。
出かけるための準備を一つ一つしていながら、次の準備(たとえば、着る服を選ぶとか、化粧をするとか)が億劫になる。その都度、準備が横道にそれる。そうなると思考回路はショート寸前で、そもそもなぜ化粧しなければならないのかと考え始めたり、出かける日、私より後に起床した夫の準備が先に終わることへのいら立ちとか、いまは関係のない不満までをも思い出してしまったりして、準備が進まない。
それでも、きょう出かけられたのは、自分と約束し、かつ、ここに書いていたことが重石になっていたからだ。

予定どおりにいかなくて困るのが自分しかいないこと(ないし、誰かを困らせる前に自分1人が自分のせいで困れば済むこと)が、身の回りに多い。会社員を辞めてフリーで仕事をすると、こういうことが増えるんだな。自分との約束をしっかりする。

外に出て、初めての喫茶店でパソコンを開いたら、仕事がはかどった。特売日ではないスーパーに行ったら、食パンにちょうど半額シールが貼られたところだった。

あすは、外で人と会う約束をしている。
なにを着ていこうか。

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北海道の東側、道東のオホーツク海側でアナウンサーをしている、伊藤ゆりかです。東京の50分の1の人数が、東京の5倍の面積に住んでいるという「隣人までの距離が遠い」この地域で、「あなたの隣のアナウンサー」を名乗って生きています。

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