初めて自転車輪行での旅行を考えているあなたへ、やってみて分かったこと。
先日以下のような記事をアップしました。
その際に初めての自転車輪行での旅行を経験しました(東京-広島間の往復)。その後、ゴールデンウィーク等に何度か輪行を伴う遠距離の移動、特急の利用があったので、その際に分かったことやポイント等を後学のためにまとめておこうと思います。
初めて自転車を持って遠出したいけど何をすれば良いかわからない、どんなことを気をつければ良いか分からない人に向けて、何かお役に立てればと思います。
前提その1:自転車は電車にそのまま持ち込めない
ご存知の方も多いと思うのですが、自転車は大小を問わず、そのままの形で電車や駅の中で持ち運ぶことができません。輪行袋の中にパッキングして、本体の一部でも露出しないようにする必要があります。
詳しい説明は以下のサイトをご参照いただければと思うのですが、自分が利用しようとしている公共交通機関がどのようなルールを設けているかは出発する前に必ず確認しておきましょう。
なお、尾道-向島間を航行しているフェリーのように、一部の公共交通機関ではそのまま自転車を載せることができる場合もあります。ただ原則は「自転車をそのまま電車などの公共交通機関に持ち込むことはできない」と覚えておきましょう。
前提その2:自転車を宿に持ち込めるかは宿次第
最近では自転車をそのまま持ち込んだり、サイクリストにフレンドリーな宿泊施設が増えてきています。ですがほとんどの宿泊施設では、そのまま自転車を持ち込むことはできません。
「自転車をそのまま部屋の中に持ち込んでOK」「共用の駐輪場に停めてOK」「輪行袋の中にしまえば、部屋の中に持ち込んで良い」「そもそもNG」等、宿泊する施設には事前に確認の連絡を行うことをおすすめします。
余談ですが、以下のようなサイトを利用して、自転車をそのまま持ち込める宿泊施設を予約することも一つの方法だと思うので覚えておきましょう。
輪行旅行を快適にするには:事前準備編
さて、ここからは快適に輪行旅行(勝手に命名しましたが、自転車輪行を伴う旅行と思って下さい)を行う為にいくつかTipsを紹介しておこうと思います。
事前に輪行/輪行解除を練習しておく
旅行の最中には何度か輪行・輪行の解除を行うタイミングがあります。その場合にスムーズに輪行や解除を行えるように、事前に練習をしておきましょう。
YouTubeでは以下のように、実際に動画で輪行の方法を紹介してくれる動画がいくつかあります。参考にしながら、動画を見なくても輪行・解除ができるくらいにまで練習しておくと安心でしょう。
輪行/輪行解除を前提にしたスケジュールを組む
いくら輪行や輪行解除を練習しておいても、当日にトラブルがまったく起こらないとは限りません。また、輪行袋を持って人混みの中を移動するのは想像以上に大変です。
こうした事態に備え、移動の前後にバッファを設けてスケジュールを組む等、普通の旅行よりも余裕を持ったスケジュールを組むことを意識すると良いと思います。
自分が以前尾道に旅行した際には、「電車に乗る1時間前には駅に到着するようにする」ことを必ず意識していました。
自分が輪行するときには最大15分程度時間がかかってしまうので、「早めに準備ができたらカフェで休憩でもする」くらいの気持ちで予定を組むことをおすすめします。
宿泊施設に自転車を持ち込めるか、預けられるか確認しておく
前提の部分で触れた内容とも重なりますが、宿泊施設に自転車を持ち込めるか、預けられるかは事前に必ず確認しておきましょう。
「バックヤードに自転車を預けられるよ!」と言われた場合でも、輪行袋にしまった場合の大きさを伝えた上で問題なさそうか、どのようなタイミングで自転車を預けたり受け取ったりするか詳細を確認しておくと安心です。
また余裕がある場合には、宿泊する部屋の間取りを把握しておいて、どの辺りに自転車を置いておくか考えておくと良いと思います。
【新幹線の場合】特大荷物スペースつき座席を事前に予約する
東海道・山陽・九州新幹線を利用する場合は、「特大荷物スペースつき座席」を必ず予約しましょう。
東海道・山陽・九州新幹線への特大荷物のお持ち込みについて|JR東海
上記のページ内では自転車は予約しなくてもスペースを予約する必要はない、とされていますが、特大荷物スペースつき座席は追加料金もかかりませんし、自転車を座席の近くのスペースに置いておくことができるので、必ず予約することをおすすめします。
なお新幹線以外の特急列車の場合でも、場合によっては大きな荷物を置けるスペースが車両内にある可能性があります。事前に調べられるようであれば、こちらも確認しておくと安心でしょう。
もしこのようなスペースがなければ、列車のデッキで自転車と一緒に立って移動することになります(2敗)。
輪行旅行を快適にするには:当日編
いざという時には自転車以外の荷物を送って身軽に
自転車と一緒に旅行をしっかりエンジョイした場合、「このまま輪行袋と荷物を一緒に持って帰るのしんどいな……」と思うことがあると思います。むしろそれくらいエンジョイできた場合、その旅行はとても良い旅行になっているはずです。
そのような場合は、是非旅先のヤマト運輸等から荷物を自宅に送ることを検討して下さい。
先日私が尾道に旅行した際も、自転車と必要最低限の物以外は最終日に自宅に送り届けました。結果的に、最終日もライドしつつ、移動の疲労も最小限におさえることができました。
体力を消耗するのでしっかり身体をいたわる
輪行袋に入った自転車は10kg前後の大荷物です。しかも肩紐で片方の肩に負荷をしっかりとかけることになります。
そんな大荷物を持って移動すると、当然ながら体力を消耗します。慣れない旅先ということもあり、想像以上に疲れることでしょう。
是非移動中や旅の終了後に、身体をしっかりといたわるようにしましょう。移動中に身体を少しでも休めるためにも、特大荷物スペースつき座席の予約がおすすめです!
終わりに
長々と書いてきましたが、自分の愛する自転車との旅行はとても楽しいものになるはずです。そんな楽しい旅行をもっと楽しく、安全なものにするために、この記事がお役に立てば幸いです!
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