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「強み」との正しい向き合い方を知る

こんにちは。やまりです☺

本日は、「自分には強みと言えるものがない」と悩んでいる方に向けての記事です。

今回は、『書くだけであなたの「強み」が見つかるノート』の内容を簡単にご紹介します。


本当の力になる「強み」って何だろう?

「人が成果を出すのは強みによってのみである」

現代経営学の父 ピーター・ドラッカー

しかし、強みがそんなに簡単には見つからない、という大きな壁に直面します。

それに、自分だけの強み、ウリが見つかったとしても、それが相手の役に立つとは限りません。

そこで大切になるのが、
「自分だけの強みは何か?」
という自分目線の自問自答をやめて、
「みんなが困っていて誰も解決に向けて動いていないことは何か?」
という相手目線を持つことです。

世の中で一般的に「強み」といわれているものは「専門性」と言い換えることができますが、絶対的な専門性で勝負できる人は、目立ちますが少ないです(好きなことで生きていく、という人たちもここに入ります)。
こういった人たちのことを、この本では「カリスマ型」と呼んでいます。

けれども、世の中に生きる大多数の人は、普通の人で、こういった人たちを「サポーター型」とこの本では呼んでいます。
どの世界にも上には上がいるので、「サポーター型」が一点モノの専門性を武器に戦っていくのは、あまりに厳しすぎます。
サポーター型の生きる道とは、特定の分野に突出したレベルを目指すのではなく、状況に合わせてフィットしていくという道です。

そこで必要なのが、強みに対する考え方の大転換です。

強みは絶対的なものではなく、相対的なものである

自分が得意としているスキルも、発揮する相手や周りの環境次第で価値は大きく変動します。

また、強みの有効性や賞味期限は時代とともに変化します。

特に、今は変化が多く、先行きが不透明な時代です。

世の中がどれだけ変化しても、変わらない真理はズバリこれです。

価値を提供できれば、選ばれる人になれる

サポーター型は相手の出方次第でいろいろな行動をとることができます。
それなら、自分の強み探しにこだわるのではなく、「相手が求めていることは何か」を考えて、それに応えていくことでチャンスを広げられるはずです。

相手が困っていること、助けて欲しいことを知った上で、「私はそれを応援できます」というポジションに立てば、絶対に選ばれる存在になれます。

これこそが、本当の強みを発揮する方法であり、著書は「後出しじゃんけん」と呼んでいます。

自分独自の強みを見つけ出そうとする以前に、強みとの正しい向き合い方を知る、というのがこの本の一番のポイントです。

自分の中に強みを探そうとすると、強みのジレンマに陥り、「強みの樹海」に迷い込んでしまいます。

強みとの正しい向き合い方を知るだけで、案外「このままのスキルでも通用する」と自信を持てる人がたくさんいるはずです。

もちろん自分のスキルを磨くための努力も大事ですが、今の自分を肯定できることも大事なことです。

従来の強み=自分が最も得意とすること
本当の強み=世の中に一番貢献できること

この本では、「本当の強み」を見つけ、それを発揮して成果を出していく方法を考えていくことができます。


「強み革命テンプレート」を知る

私たちが本当の強みを発揮して確実に成果を出すためには、
・相手が求めていること
・ライバルがやっていないこと
・自分にできること

の3条件が揃う必要があります。

「強み革命テンプレート」とは、「本当の強み」を見つけるためのフレームワークのことで、誰もが3条件を満たして成果を出すことができるように、著者が行ってきたメソッドを再現性の高いフレームワークに落とし込んだ結果として完成したものです。

「強み革命テンプレート」では、以下の5つのステップに分けて、「本当の強み」を作ることを目指します。

ステップ1 ゴールを決める
ステップ2 相手軸を整理する
ステップ3 ライバル軸を整理する
ステップ4 自分軸を整理する
ステップ5 「本当の強み」を作る

シンプルにいうと、「まずは目指すゴールを明らかにして、相手のこと、ライバルのことを整理し、自分のリソースを踏まえながら本当の強みを作っていく」ということになります。

この5ステップに基づく「強み革命テンプレート」は、使う人や環境を問わず活用できる普遍的なフレームワークで、従来の「自己理解」や「自己分析」といった方法とは、まったく違うアプローチとなっています。

ステップ1の「ゴール」とは、あなたがどんな結果を出したいのか、ということです。
あるいは、「本当の強み」を発揮することで、効率的に、効果的にたどりつきたい場所、ともいえます。
ゴールの内容はさまざまですが、共通するのはゴール設定がすべての出発点であるということです。
強みはあくまでもゴールを達成するための「手段」です。

ステップ2の「相手軸」とは、ゴールを達成するために、自分が影響を与えたい人、のことです。
そして相手軸の整理は、自分が影響を与えたいと思う相手についてリサーチすること全般を意味します。
ゴールを設定した次に相手軸を考える理由は、相手軸が最も重要な要素だからです。

ステップ3の「ライバル軸」とは、相手軸に対して影響を与えよう・選ばれようと思っている人たち、のことです。
この本ではライバルという言葉を「競争相手」だけではなく、「お互いに高め合うライバル」という2つの意味で解釈して使われています。
相手から選ばれるためには、ライバルが弱みとするところ、アピールしていないところ、手を付けていないところを把握し、そこを狙っていく必要があります。
それによって自分が提供するものの価値が高まります。

ステップ4の「自分軸」とは、一言でいえばあなた自身です。
あなたがこれまでの人生経験の中で積み上げてきたものであり、自覚している従来の強みや弱みが挙げられます。
いわゆる自己分析や自己理解というのは、この自分軸を整理することです。
しかし、「本当の強み」を作るにあたって自分軸の内容はそれほど重要ではありません。
あなたの強みや弱みという特徴に対して、価値を感じるかどうかは相手軸やライバル軸の動向次第なのです。
相手が求めていて、ライバルがやっていないことに対して、最後にそっと自分軸を組み合わせる思考に転換しましょう。

ここまでの3つの軸を統合して、ステップ5の「本当の強み」を作り出します。
しかし、この3軸を同時に俯瞰するには、深い経験と高い視点が必要になるため、いきなり「本当の強み」を生み出そうとすると苦戦します。
そこで大切なのは、段階的に「本当の強み」を作り上げることです。
「本当の強み」は見つけて終わりではありません。
実際にテストしてみて、常に改善を図っていくものです。

「本当の強み」を作るためのより深い解説と、ワークの内容は、この本のメインとなっているChapter3に書いてありますので、気になった方はぜひ手に取ってみてください!


最後に

今回は、「強み」との正しい向き合い方を知るをテーマに、『書くだけであなたの「強み」が見つかるノート』の内容を簡単にご紹介してきましたが、いかがでしたか?

この本には、読者限定の3大特典として
・強み革命テンプレート
・ワークシート記入事例
・相手軸リサーチの精度を高める質問集
がダウンロードできるQRコードが掲載されているので、
私のように「ひとまず図書館で借りる派」の方でも、時間をかけて「強み」を作る作業に取り掛かることができるのでオススメです!


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

「この記事を読んで良かったな」
「試行錯誤しながら強みを見つけていこう!」
と少しでも思っていただけたら、
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