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コスパよく最短で美肌になるために知っておきたいスキンケア

こんにちは。なごみ地蔵です☺

本日は、「美肌を目指したい」と思っている方に向けての記事です。

今回は、化粧品開発・研究者「すみしょう」さんの書籍「コスパよく最短で美肌になるために知っておきたいスキンケア大全」をもとに、これまで私の記事で取り上げたことのない内容に絞ってご紹介していきます。

第1章 みんなが知りたい本当のスキンケア

3つのポイントで「肌にあう」を見極める

①刺激がない(チクチクしない)
②1~1.5ヵ月使って、期待した効き目がある
③これからも使いたい使用感である


お金をかけるなら美容液やクリーム

なぜなら
①化粧品の価格の差は原料の中では「美容成分」と「機能成分」と「香料」の種類や配合量によるところが大きい。
「美容成分」と「機能成分」は時間の経過によって沈殿することがあるため、安定に配合して品質を保つためには、ある程度の粘度(とろみ)や、界面活性剤、油性成分を配合することが必要。
その結果、化粧水よりも美容液やクリームのようなさまざまな成分が配合され、とろみのあるものに多く配合される傾向がある。
②化粧水に含まれる「水」や「水性成分」は美容液やクリームにも同様に配合されている。


スキンケアの基本は「洗う」「保湿する」「日焼け止めを塗る」

①正しい洗顔は「肌をこすらない」。こするくらいなら、多少汚れが残っている方がマシ。
②保湿は「すべての肌トラブル改善に役立つ」
③日焼け止めが肌を老化から守る


化粧品=お肌をきれいに健やかに「保つ」
医薬部外品=お肌の悩みを「防止」する
医薬品=お肌の悩みを「治療」する


No.1コスメは「分野」と「期間」をチェック

商品のポップでたくさん見かける「No.1」は、「なんの分野」で、「どのくらいの期間で」、というのに注目しよう。
例)「洗顔分野で1年間1位」と「クレイ洗顔部門で1ヵ月だけ1位」を比較する


Q&A

Q.マスクをつけているときに肌をきれいに保つコツは?
A.洗顔やクレンジングは優しく、保湿はしっかりすることを心がける。乾燥や摩擦が気になるところは乳液やクリームを重ねづけする。

Q.アルコール消毒で、手が荒れるのは、どうしたら良い?
A.「消毒したら、クリームを塗る」をセットにして習慣づける。うるおいを逃がさない力が強く、撥水性の働きもあるオイルベースのハンドクリームがオススメ。

Q.アイテムの組み合わせとして、相性が良いものは?
A.「水性美容成分+油性成分配合化粧品」や「光に弱い成分+日焼け止め」
前者の例は、ビタミンC配合化粧水を塗布して、そのあとに油分を含むオイルやクリームを塗布すると、ビタミンCは油から逃げるようにして角層に浸透しやすくなることが考えられる。
後者の例は、エイジングケアの成分として有名なレチノールは紫外線で分解されやすいので、それを防ぐために日焼け止めとの組み合わせが推奨される。


第2章 洗顔は美肌への近道!

クレンジングは30秒、洗顔料は10秒

洗顔料などを長時間肌に乗せていると、悪い皮脂だけでなく良い皮脂(細胞間脂質)も落ちてしまい、刺激によるトラブルや肌のうるおい不足につながる。


すすぎ残しは肌荒れのもと

特にフェイスラインのこめかみあたり、あごの下などがすすぎ残しの多いゾーン。ぬめりがなくなっても10回くらいすすぐと良い。


キッチンペーパーで吸い取るくらいがちょうど良い

イメージは「顔を拭く」ではなく「水分を吸い取る」。
タオルがあまり水を吸わないと感じるなら、柔軟剤の影響が考えられるので、洗濯の時の使用量を見直す(柔軟剤は水吸いを悪くしてしまうため)。
タオルの雑菌が気になる方はキッチンペーパーを使うのもオススメ。


Q&A

Q.年齢肌のお手入れで最低限使いたいアイテムは何か?
A.シンプルケアで最低限使いたいアイテムは、日焼け止め、美容液、クリーム。プラスαで取り入れるなら、レチノールやピーリング等によってターンオーバーを促進させると良い。


第3章 「保湿」はとにかくとっても大事!

「化粧水だけ」より「乳液だけ」がおすすめ

簡単に済ませたい場合は、「化粧水だけ」よりも油性成分を多少含む、「乳液だけ」や、オールインワンジェルがオススメ。


「肌の力を改善する」保湿成分とは?

肌本来の力を改善する保湿成分とは、角層細胞や細胞間脂質そのものに働きかけ、補強したり、産生自体を促したりする成分のこと。
医薬部外品の有効成分として認められているのは「ヘパリン類似物質」と「ライスパワーNo.11」だけ。


乾燥肌の救世主「ヘパリン類似物質」

皮膚科などで処方される医薬品のヒルドイド®に含まれる有効成分がヘパリン類似物質で、乾燥に対して高い効果があるとされる。
最近は日常使いできる医薬部外品も登場したので、乾燥が気になる方にオススメ。


セラミドを産生する「ライスパワーNo.11」

ライスパワーNo.11は医薬部外品の効能として「皮膚水分保持機能の改善」が認められた唯一の成分(2021年3月時点)。


セラミドは「ヒト型」タイプを選ぶ!

ヒト型セラミドは、植物由来、発行由来、合成由来などさまざまで、「セラミド1」や「セラミドAP」のように「セラミド+英数字」という風に成分表示がされる。


Q&A

Q.オイルを先に塗ると化粧水が入っていかないのでは?
A.先に塗る場合に使うオイルは「極性がある」タイプを少量使うのが良い。オリーブ種子油やホホバ種子油などは極性(電子の偏り)があるため、ワセリンやミネラルオイルなどの非極性油に比べて水になじみやすい。


第4章 日焼け止めでお肌を守る!

この章の内容は、以前こちらの記事で取り上げた内容と重複するため、追加の情報として、下記の1点のみ紹介します。

日焼け止めが落とせているか確認する裏技

泡で出てくるタイプの洗顔料の泡を肌に乗せて、シュワシュワと泡が消える場合は日焼け止めが肌に残っている。


第5章 お悩み別の美容と成分

「シミ」については以前こちらの記事で取り上げたため、今回はそれ以外の「シワ」と「たるみ」についてご紹介します。

シワの種類と原因

【種類】
「乾燥シワ」「表情ジワ」「光老化によるシワ」の3種類

【原因】
1.乾燥→保湿
2.表情→シワができやすい表情のクセをなおす(眉間のシワなど)
3.紫外線→日焼け止めや日傘・帽子など
4.女性ホルモン「エストロゲン」の低下→「大豆イソフラボン」などを食品から摂取。摂取量は1日30㎎まで。
5.たばこ→吸わない
6.近赤外線→近赤外線カットの日焼け止め、メガネなど


シワを「改善」できるのは3つの成分だけ

シワ改善を訴求できる有効成分は、ニールワン、レチノール、ナイアシンアミドの3つだけ。


「たるみ」唯一の対策は紫外線ケア

たるみの主な原因は真皮の劣化。
皮膚の深いところなため、化粧品でたるみを改善するのは難しく、現状では、肌の老化をなるべく遅らせるしかない。


Q&A

Q.化粧品による肌の状態改善はどこまでならできるのか?医療ケアに移行する目安は?
A.化粧品や医薬部外品の目的は、基本的に「健康維持」や「予防」で、保湿、肌荒れ予防、ニキビ予防、シミ予防程度。
できてしまったニキビやシミ、毛穴を改善・治療する場合は、医薬品や美容医療の範疇。

Q.飲む日焼け止めやコラーゲンドリンクに意味はあるのか?
A.飲む日焼け止めはSPFに換算すると、SPF2程度のため、塗る日焼け止めとの併用がオススメ。
コラーゲンドリンクは、特定のコラーゲンペプチドを飲用すると肌の角層水分量を上げるなどの報告が最近の研究ではあがってきている。


第6章 化粧品開発のウラ話

「鉱物油が肌に悪い」のは昔の話

現在は鉱物油は精製度が高く、非常に安全性が高い成分。
医薬品として使われるワセリンや、ベビーオイルとして有名なミネラルオイルも鉱物油。


パラベンは気にしなくてもOK

パラベンは何十年も前から全世界で使用されている成分で安全性が認められている。
パラベンフリーの場合は、別の防腐剤を代わりに入れているので、その成分が自分に合うかも重要。


成分の勉強におすすめなちふれ化粧品

「成分についてもっと詳しくなりたい!」という方にオススメなのが、ちふれ化粧品。
ちふれ化粧品は、成分を表記しているところに「配合目的」と「配合量」まで記載している。


最後に

今回は、「コスパよく最短で美肌になるために知っておきたいスキンケア大全」をもとに、今まで書いてきた美容系の記事では取り上げてこなかった内容を中心にご紹介してきましたが、いかがでしたか?

以前こちらの記事で、オススメの美容系YouTuberとしてご紹介した「すみしょう」さんの初の書籍ということもあり、図書館での予約待ちの数が凄まじく、気長に順番待ちをしていて、ようやく手元に届いたのですが、今回ご紹介した内容は、ほんの一部ですので、「もっと知りたい!」と思った方は、ぜひ手にとってみてください☺


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

「この記事を読んで良かったな」
「美容って興味深いな」
と少しでも思っていただけたら、
「スキ♡」やコメントをいただけると嬉しいです☺

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