旦那はADHD②

付き合い始めて同棲へ

当時、彼は実家で家族と暮らし、私は一人暮らしだった。一緒にいる時間を増やそうとすると必然的に彼が私の家に転がり込んでくることになる。

その頃はまだ私も若かったし、私が一人暮らししている家に彼がきている訳だから、洗濯や掃除やご飯作るなどの家事全般は全て私が担当していた。別に不満もなかった。

でも、それで過ごせたのは半年間ぐらいだった。
やっぱり全部私がやらなきゃいけないのは負担がかかる。2人ともフルタイムで働いていたし、私が家に戻るのは遅いと日を超える事もあった。

新居探しと引越し

私から提案して(これをきっかけにその後の全て、私から提案しなければ何も進まない日々が始まる…)新しい家を探すことになった。

ここで発揮される《他人事&期日が守れない&ギリギリ&忘れる》。

お互いに良さげな家を探して〇〇日に話し合おう、と伝えて「わかった」と言われても当日には「忘れてた、ごめん」の一点張り。ここで強く責めると自分の殻に閉じこもってその後がめんどくさいので「じゃあ、〇〇日にしよっか」と提案。その日が来て、忘れてた、の繰り返し。

結局、下調べから内見から引っ越しの日程決めから全部私がやることになった。思えば、今も困ったの一つである《話し合いができない》《当事者意識の低さ》とかは、この頃からあったんだなぁと思う。

せめて契約書関係のやりとりや入金だけは、と任せたいたが(これは対外部なので《ええかっこしい精神》が働いて何とかできる)、契約書の記入は提出日当日の朝。ど平日の朝から契約書へのハンコやらサインやらを求められるし、入金は期日の夕方にコンビニに走る始末。

まだやってくれるだけありがたいと思うけど、ここに至るまでもめちゃくちゃ尻を叩いている。

ちなみに、その頃は私が平日休みで彼が土日休みだったので一緒に内見に行ける日はなく、私が内見して良さげだと感じた物件を共有して、彼が内見に行ける日を聞いて、それで2回目の内見を調整して、彼に行ってもらい、その夜に私から「どうだった?」と話を聞き、どこにするか決める、という流れだった。

この頃にはまだADHDだと診断されておらず、彼の性格だと思っていたし、半同棲で過ごす中でなんとなくそんな様子もわかっていたので、まだそこまで深刻に考えてなかったけれど、期日を守れないこと、すぐ忘れること、話し合いができないこと(こちらから話を振らなければ彼からは何もなく一向に先に進まない)、当事者意識の低さ、などなどが盛り沢山で最初に苦労した大きなイベントだった。