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noteを始めた経緯と、私のこと

こちらの記事をご覧いただき、ありがとうございます。
つい先日noteを始めたばかりの

西野市香(にしや いちか)

と申します。
少し自己紹介的なことを書きたいと思います。

私は関東近郊に住む30代の主婦です。昔から本が好きで、若い頃から、暇さえあれば本を読んで暮らして来ました。

私はある意味活字オタクのようなところがあり、とにかく紙(紙的なもの)に字が書いてあれば、なんでも良いのです。

車で走っている時は、目に入る看板を全て読む。電化製品の取扱説明書を無駄に読破する。レストランでは、食後にメニューを熟読。メニューを読み終えると、読むものを求めて店内をキョロキョロ見回す。そして当然のごとく、店員さんに「追加のご注文ですか?」と聞かれる…。(そのため、最近では、かたわらに置いたメニューを、めっちゃ横目で読むという技を習得しました。なんの役にも立たない。)

とにかく字を読んでいたい私ですから、ジャンルを問わず、色々な本を読んできました。
好きな作家さんはたくさんいます。

そんな私の活字オタク人生を揺るがす大事件が起こります。


出産です。


「暇があったら本読んでたい。本が面白くて、読むのがやめられなくて寝不足になったなら、それは本望!」


とか思っていた私ですが、出産して、いざ、24時間ノンストップの新生児のお世話が始まると、


「おいおいおい、聞いてはいたけどこれはちょっとマジで壮絶。えっ、あの人の新刊が出た?いや知らんし。本読んでる暇あったら寝たいしそもそも腱鞘炎で本持てない」

てな感じに、思考も体も新生児に乗っ取られてしまったのです。読みたいけれど、とても読んでなんかいられない。そんな日々。

3時間おきの授乳、特に夜中の授乳はさながら修行です。
暗いリビングのソファで、娘を抱きながらミルクを与えつつ、閉じそうになる目に何度も目薬をさし、とにかく娘を落とさないように、寝ないように、命懸け。

ああ、本が読みたい。

でも読めない。

今読んでも集中できないし

そもそも両手塞がってるし

我慢我慢…


それが3ヶ月くらい続いたある日


やはり夜中の授乳中


本が読みたい


読みたい読みたい読みたい読みたいうわあああああああああああああああああああああああ


こんな物語が読みたい!

こういう主人公で!

こういうことが起きて!

こんな風に展開して!

友達が出てきて!

恋人とこんなことがあって………!

それでそれでそれで………!!!!


そうやって、頭の中でストーリーを作っては、それを頭の中で読んで

ハッピーエンドならスッキリして

悲しいお話なら泣いて…

楽しい話が浮かべば、吹き出したり…

かくして、かなり気持ちの悪い、私だけの趣味が夜中に誕生したのです。

授乳中の脳内読書。

これは思いの外楽しくて、短いものも長いものも含めて、たくさんのストーリーが生まれたし、これによって、夜中の授乳が苦ではなくなりました。


ある日、真っ暗な夜中のリビングで、自分が作った物語に感動して、泣きながら娘にミルクをあげる私を見て、夫はさすがにうろたえたようで、

翌日、パソコンでコッソリ


「産後うつ 症状」


と検索してました。

夫よ、ごめん。私は元気でした。


とまあそんな具合に、二人の子供たちの授乳期間を楽しく過ごした私の脳内で生まれた、数々のストーリーたちを、今回少しずつ文字にしてみることにしました。

長いものは読むのが大変なので

短編(物語と呼べるのかも分からないレベルのものも多いですが)を中心に、noteに書き記していこうかな、と思っております。

私を支えた、脳内小説。次はどなたかの支えに、ほんの少しでもなったら良いな。

子供の送り迎えの合間などに、ちょこまか書いてます。細々、でもなるべくたくさん更新していきたいと思っています。よろしくお願いいたします。読んでくださって、ありがとうございました!


西野市香

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