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毎日17PUC生活を191日継続した結果

 どうも。うっでぃです。

 何かしらの見解がまとまるなり、何か自分の中で大きい節目があるなりすると、ついnoteを開いて記事を書いてしまう衝動が発生してしまいますね。
 ちなみに、上記で言うと今回は見解の方じゃなく節目の方ですね。
 僕のTwitterをフォローされていれば(かつ透明人間に設定していなければ)ご存知かもしれませんが、2022年1月13日にとあるチャレンジの記録更新が止まりました。

 そのチャレンジというのが、毎日1曲17PUCチャレンジです。

 ボルテをやっている方には読んで字の如しで分かっていただけると思うんですが、これはSOUND VOLTEXという音楽ゲームの、レベル20まである中の17段階目の曲(2022/1/14現在でも600曲弱あります)を、日々最低1曲はPERFECTを出そう!という狂気じみたチャレンジです。

 ちなみにレベル17の体感的な難易度についてですが、大体「音ゲーに素養は無いがゲームセンスはある人がいきなりやってクリア出来たり出来なかったりする」ぐらいです。太鼓の達人で言うとおに☆7か8ぐらい。
 近い実力帯の周囲の反応を見るに、PUC自体は狙えば出せるものの、毎日やるには少し重たいと感じるらしいです。

 そんなまあまあ歯ごたえのある物事を191日続けた男が、一体何を感じ、何を得て、何を失ったのか?
 そうしたことをつまびらかにしていきたいと思います。よろしくお願いします。


やり始めたきっかけ

 「何でこんな苦労を好き好んで負おうとしたの?」という話ですが、事の発端は友達同士のノリです。
 新筐体(EXCEED GEAR)導入前後ぐらいから、よくグループで通話していた(いる)関西の方々がいるんですが、いつもいつもボルテをやっているというだけで「全身ボルテ男やん」と言われてネタになっていたもので、その頃から連続プレー日数を意識し始めていました。
 そして、連続プレー日数が1ヶ月を超えたあたりで、「せっかくなら毎日連続でプレーすることに付加価値を付けたいな」などと考えてしまいました。これが元凶、自分の悪い癖が出てしまった形です。
 そうして始めたのが17PUCでした。今にしてみればちょうどいいと言えばちょうどいいけれども、やっぱり毎日やるには随分重かったと思います。
 そんな重みも知らない初日の僕はかなりお気楽なノリで、ツイートも大変ふわっとしていました。今僕は静かな怒りを感じていますね……。

 「していくかも」で始めた話が大きくなりすぎて、やめるタイミングを失った結果、191日間継続しました。

 得てして大きい数字は小さな毎日の積み重ねなんだろうなぁ、と、確かな実感を以って思った次第です。


得たもの、失ったもの

 半年以上「ゲームセンターに通って17PUCを出す」生活を続けてきた結果、色々なことに変化が表れました。


①生活がボルテ中心になった

 良くも悪くも(世間一般からすればだいぶ悪いですが)、レベル17でPUCを出すというのはそれなりに集中力がいりますし、心身は健康である必要があります。そのため、多少ではありますが「翌日を台無しにしないような夜の過ごし方」を心がけられていたと思っています。カフェインの摂取量などにも気を付けていました。
 あとは、通算100曲目には思い入れの強い難しい曲をPUCしたいと思い、有給休暇を取ったりとかもしました。PUC1曲のために有給??と思うかもしれませんが、平日の昼間なおかげで並びもなく、ぶっ通しで3時間粘着出来てようやく達成したので、あの判断は正解でした。

②実力が向上した

 何しろ毎日プレーしているので、これで成長が無かったら身もすくむような話ですが、さすがに実力は明らかに伸びました。
 17PUCが増えたことは自明としても、18PUCも普段やっている事の延長線上と言わんばかりに増やすことができたし、19PUCも少ないですが出せるようになりました。
 VOLFORCEという大変便利な指標がゲーム内にあるのでそれを参照するとしますが、
初日のVFは20.248(先程のツイート参照)、
最終日(終了前日)のVFは20.867でした。

 半年で20.248から0.619伸ばしたというのは、まぁあまり分からんですが、ぼちぼち早いのではないでしょうか。めちゃくちゃ単純に言えば18PUCを平均1ヶ月に5曲出しているぐらいの伸び率です。そんなに単純ではないですが。

 それから、これは少し言語化の難しい話なんですが、理論値(今は厳密には理論値でないけど)狙いにおいてあまり気後れしなくなったというのが大きな成長だと思います。
 俗に「理論値慣れ」などとも言われる概念ですが、いかに判定が広めのゲームといえども理論値を出すのには「狙い方」を知っていなければ難しいです。
 それは単ノーツごとのパーフェクトの出し方や、難所への向かい方、緊張で失敗しない方法など、おおかた経験の積み重ねによって身についていくものなんですが、さすがに毎日やっていただけあってだいぶ醸成されてきた気がします。
 といっても、出せない時は出せなくて2時間ぐらい沼にはまったりしましたが……。

 ……………………。

③恐ろしくクレ数を入れた

 なんせ毎日プレーを重ねただけあって、凄まじい量のお金を消費しました。
 結論から言うと、毎月約6万円前後のPASELIを使っていました。それが約半年

 ……これ以上はもう何も言わないことにします。

 

結論

 僕は毎日17PUCを191日間継続した結果、
「継続は力なり」を実感し、
「地力」と「理論値慣れ」と「多少の健康」を獲得し、
「家賃ぐらいのお金」を失いました。

 これが良いのか悪いのかは読者の判断に委ねますが、当事者の感想としては「やってみてそこまで悪くなかったな」というところです。
 周囲の人からよく言われていたのが、「PUCを出すことよりも毎日ゲーセンに行くことの方がハードルが高い」というところで、それはまさしくその通りだと思います。実際最終日もゲーセンに行く時間が取れなかったことでチャレンジ終了になったわけですから。
 ただ、やってみると案外、「17PUCを出すこと」に主眼が置かれるので、ゲーセンに行くこと自体は自然になっていました。うまいこと目的のすり替えが働いたわけですね。行ったら行ったでもはや17PUCを出さないと気持ち悪いという状態になっていました。良いか悪いかは別として。

 ともあれ、何か継続したいことがある時はそれ自体を意識的に継続しようとするよりも、「継続している状態が自然」という枠組みを作り上げる方が上手くいきそうだ、とわかったのは大きな収穫ですね。色々なことに応用できるかもしれません。


 さて、こうして僕の毎日17PUC生活はひと段落つきました。あまり他の人にお勧めできるようなものではありませんが、この記事を読んで後継者が出てきてくれたら嬉しいですね。マジで期待できないと思うけど……。気長にお待ちしています。

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