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トイレのこと…その3

トイレのこと…その1
トイレのこと…その2

 この記事はトイレのこと…その1その2の続きになります。今回の記事トイレのこと…3で終わりにするつもりだったのですが、たまたまマイクロソフトのビルゲイツさんがトイレ事情の良くない国や地域に対して何とか快適なトイレをと活躍していることを知って、もう少しトイレのことの記事を続けたいと思います。

 トイレは食べることと同等にとても大事なことです。
 ですが残念なことに人間の糞尿は、人間が雑食性だからかもしれませんがまさに汚物そのもので、動物の糞尿から比べても度し難い面があります。

 度し難いと思う理由の一つが、まず人間は大型動物であること。
 次にしかも雑食で、かなり大量の食物が必要だからその排泄物もかなり量が多くなるうえに、どうにも不潔すぎる排泄物となるのが現状でしょう。
 しかもその個体数もめちゃくちゃ多くて、すでに地球上に76億ほどの人間がいます。
 大型動物が76億匹もいると考えたらそれはそら恐ろしい事です。
 これだけの大型獣が地球上にいるのですから、地球はほとんど糞まみれな状態なのではないかと想像します。

 ただ先進国ではトイレは浄化槽や下水道で集中処理し、ある程度問題のない水質にして河川に放流しています。
 日本では江戸時代に江戸では糞尿もリサイクルで利用されていて、けっこう清潔な状態で過ごしていたと思われますが、基本はボッチャントイレです。
 フランスはパリでは室内のおまるで用を足して、それを部屋の窓から外の道路に向かって捨ていていたとか聞きます。そのため通路は大変に汚かったとか。

 ネパールではトイレ事情ではないですが、牛が道を歩いていてぽたぽたと糞を落としています。
 田舎ではその糞をひろって壁に貼り付け、乾かして燃料にもするそうですから、先ほど人の糞は動物の糞より汚いと言いましたけどこれは同属嫌悪でそう思うだけなのかもしれません。
 だから、牛は同属ではないので糞を拾って、壁に貼り付けて乾燥させて燃料にしたり肥料にしたり出来るのかもしれません。
 ここでネパールを思い出したのは、何十年も前のカトマンズでも町の中にも牛が闊歩していて、道に糞を落としていました。
 その糞が道の中央ほど新しく、道路の端の方ではこなれて土塊に化している感じなのを、昔のフランスのトイレ事情で思い出したのです。

 何十年か前にフランスに行った時に、あの憧れのパリのシャンデリゼ通りには、イヌの糞が多く落ちていて大変に糞気持ちの悪い思いをしたことも思い出しました。
 パリは汚い街だなあって思いました。
 しかし、シャンデリゼ通り以外ではそんな汚いなんてことはありませんでしたし、モンマルトの丘ではハム入りのクレープを買って食べたことも思い出です。

 十数年前のトルコ旅行では、トルコのトイレの写真を撮るのが趣味みたいになって、行くところ行くところでトイレの写真を撮影していました。
 公衆便所でも撮影していたら、子供が変わったやつがいるとみんなで関心を持たれ笑われたこともあります。
 少しトルコのトイレ画像を紹介しましょう。
 そうそう、各記事のタイトル画像のトイレも、トルコで撮影して来たものです。

 これは、洞窟ホテルのお小水用のトイレだったと思います。
 現在使用しているのではなくて、観光用に見せているだけだったかもしれません。もう十数年まえなのでちょっと憶えていません。

画像1

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 下のトイレは遺跡のトイレです。
 並んですれば怖くないってことですかね。
 トイレがいまのように恥ずかしい事ではなかったのでしょうね。中国のトイレでも大を並んでするタイプもあるとか聞いたことがあります。
 たしかエフェソスのラトリネ遺跡だったと思います。

画像5

 トイレばかりではなんですから、少しトルコ人のカップルの画像をどうぞ。
 結婚したばかりで、観光に来ているとかトルコのガイドさんが教えてくれて、そのカップルにお願いして写真を撮らせてもらったものです。男はカッコよく女性は美人です。

2011-01-27トルコ旅行G337

2011-01-27トルコ旅行G078

 トイレの話ですが、その前にトルコの画像を見ていてもう一度トルコに行ってみたいなあって思いました。
 トルコのトイレ事情としてはお尻が洗えるようになっているシステムもあったりなかったりですが、平均してとてもきれいなトイレです。お尻を洗えるトイレにはホースが付いていてそのホースで洗う式です。
 トルコの若い女性はとても美しく、モデルさんじゃないかというぐらいきれいな方が多い感じでした。

 日本ではほぼ全国の家庭に温水洗浄便座が入っているのではないかと思いますが、世界的に見ればトイレ抒情が良くない国があり、家の中にトイレそのものがないなんてことも多くあるようです。
 また難民キャンプなど、避難先が見つからず、いつの間にか難民キャンプが生活の場になっているところではトイレ事情はとてもよろしくないし、日本でも震災が起きた場合は途端にトイレ事情が悪くなります。

 水に恵まれた日本でも震災が起きれば下水が河川に流れ込んでしまうので、河川の水が汚染されて飲めない状態になりますので、非常用として2リットルの水ボトルを家庭で最低でも10本はストックしておくことをおすすめします。保存期間が過ぎても捨てることはありません。
 保存期間が過ぎたら、トイレの水洗代わりに流すことにも使えます。それに最悪の場合は、汚染された水よりも保存期間が過ぎてもその水の方がきれいだと思います。

 冒頭に記したようにビルゲイツさんがトイレ事情の良くない国や地域に対して何とか快適なトイレをと活躍していると書きました。そのビルゲイツさんの記事がこちらになります。

 日本という国は水に流すの文化です。
 喧嘩をしてもあとに残さず水に流すを潔しとする文化です。
 それは日本の風土気候に関係があると思います。
 台風がやってくると、日本全土(台風の通り道で)で豪雨となって地表の汚れをきれいさっぱり河川に流してくれます。年一回台風で地表をきれいに洗ってくれるから、塩基の体積も無くて農業にも最適な土壌を保つことが出来ます。
 これが水に流すの由来なのではと思います。
 ほかにも居住可能な場所が狭小なうえに島国だから、そんなところでいつまでもケンカの根を燻らせていては、それこそ住む場所がなくなってしまいます。

 温水洗浄便座ですが、これは西洋の真似をして日本が開発した感じですが、西洋でも日本ほど温水洗浄便座が普及している国はないと思います。
 トイレに行きたい時に家の中のトイレで用が足せるというのは、世界的に見ても約半数以下の人しか利用できなそうです。

 世界的なトイレ事情はちょっと考えさせられるものがありますね。
 それでは次回でトイレのことは本当に最終回にしたいと思っています。
 次回を期待してください。

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