Greet Hofstede氏がいつの間にかご逝去なされていた

国の文化に関する研究で世界的に最も権威のあるHofstede氏が2月に逝去なされていた。

ヘールト・ホフステード先生のご逝去を悼む

彼は国の文化を6つの次元によって説明し、文化の研究に大きく貢献したことで知られている。

彼が日本に書籍のプロモーションに来た際には早稲田大学で講演を聞いた。その内容は今でも覚えている。あれは7-8年前のことだろうか。80歳半ばで精力的に講演や執筆をしていたのだから本当に素晴らしい研究者だったと思う。

もちろん自分の講義においても彼の概念は説明しており、「日本と最も文化的に遠い国はどこか」を彼のデータを用いて学生に計算させたりしたものだ。

個人的には彼の文化の定義が好きだ。文化とは、"the collective programming of the mind that distinguishes the members of one group or category of people from others" であるとしていて、文化はある種のプログラムだという定義には「なるほど」と感激したものだ。

コメントにある宮森氏らの著書は、Hofstede氏の概念を非常に分かりやすく説明しているので非常にオススメである。

経営戦略としての異文化適応力 ホフステードの6次元モデル実践的活用法

心からご冥福をお祈りします。