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MARUZEN cafe 早矢仕オムライス 

どちらかというと、(数名の推ししか読まないという)偏食傾向が強い読書をしてきた。

それが2021年の1月に最低でも(小説・エッセイに限って)年に50冊は読む!
そんな決意を立てた。

当然そうなると、数名の推しではクリアできない。しかし手あたり次第なんでも読むというほどの、時間もお金も、有り余ってはいない。
そこで、実店舗の本屋さんに行って、なんか面白そうな本やピンとくる本を探しに行く習慣ができた。
だからこの2年、余程のことがない限りAmazonで小説を買わなくなった。
そしてこの2年、年50冊の目標は達成できている。

ところが、今年に入って少しペースが鈍化してしまった。
もう4月が終わろうとしているのに、読了はまだ10冊。
ちなみに過去2年は、’21年が15冊、’22年が22冊(同時期自分調べ)だったから最低のペースだ。
原因はわかっている。
ひとつは1月~4月初旬にかけて仕事が多忙を極めたこと。
そしてもう一つが、『駅メモ!』だ。笑
出張や休日の移動の列車・電車の中で読書ではなくてにスマホを弄る時間が増えてしまったからだ。
新規の駅を押さえたい、頻繁にあるイベントでアイテムを増やしたい、そんな欲が読書を上回っている…
恐るべき、『駅メモ!』

話しを元に戻そう
積読していた本を読み終えた先週の金曜日に改めて数えなおしたら、まだ10冊しか読んでいないことに軽い衝撃を受けた。
本屋さんに行かねばならぬ。


休みが一日しかない週は予定を組むのに悩む。
幸いに、子供が大きくなって父親をあまり必要とされなくなったことや妻が放置してくれるから自分の好きなことに時間を費やすことができる。
だからこの土曜日の晩も、早朝からの鉄オタ活動~本屋さんという黄金ルートを妄想して眠りについた。

さて日曜日の朝、普段と変わらぬ6時過ぎに目覚めたが、起き抜けのテンションは低いままだった。
なんとなく出かける気にならないまま、部屋の片付けや冬物の片付けなどしていたら、時間はあっという間に10時を過ぎていた。
鉄オタ活動はともかく、本屋さんへは行かねば。
悲しいことに近所にあった少し大きめの2軒の本屋さんはこの1年の間に姿を消した。
「紀伊國屋書店なあ、最近の梅田は人が多くてしんどい」
「あ、そういやしばらく京都に行ってない」
「おそらく桜が終わって、GW前のこの時期はさほど人が多くない気がする」
「たしかネットで、丸善京都店のハヤシライスが美味しいとか書いてあった」
ここまでおそらく10秒ほど。
さらに30分後、僕は阪急電車に乗っていた。

ここからようやく丸善の話しだ。

歳を重ねてからすっかり京都BALに足を向けなくなった。
かなり前に何となく無印に立ち寄ったのが最後と記憶している。
京都BALに丸善が入っていることすら知らなかったのだから。
しかも、地下1階と地下2階すべてという巨大店舗とは!。
それだけで興奮してしまう。
しかし巨大すぎて、文庫本探すのに迷子になってしまった。

2冊の小説と1冊のエッセイを買い終えて、ようやく地下2階のMARUZEN cafe。

丸善とハヤシライスの関係はあえてここでは書かない。
知らなかったし。


阪急電車の中で、イベント開催中の『駅メモ!』に勤しんでいる時間も、京都BALに向かっている道中も、本を選んでいる時間も、早矢仕ライスを食べるつもりでいた。

でもメニューを見て選んだのは、早矢仕オムライス。


だってビジュアルが美しいから


数多くの幅広い品揃え、そして静かな店舗、なにより人がわさわさしていない丸善京都。
たまたまなのかcafeも空いていて、ここは通いたくなる。


早矢仕オムライスの味?
それは是非食べて感じてもらえたら。



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