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人と人のつながり

所属する研究室主催で開催予定のワークショップの参加者を募っているところなのだが、募集開始のタイミングが遅かったので、なかなか参加申し込みが増えていないのが目下の悩みだ。運営チームの一員である私も、参加者を増やすために貢献したい気持ちはあるのだが、私の人間関係はこういう時にあまり役に立たない。

運営メンバーの中には、SNS上のつながりの数が私の何倍も多い人もいて、そのつながりをフルに活かして広報活動をしている人もいる。それに比べ、私の人間関係は、人数もあまり多くなく、業界的にも元の職場の人間関係に偏っている。今回のワークショップは、残念ながら元の職場の人たちが関心を持ちそうな内容ではないので、宣伝しても参加に結びつくとは思えず、頭を抱える事となった。

悩んだ末に私がとったのは、二次的に広いネットワークを持っていそうな人を選んで個人的にお願いのメールやメッセージを送り、その人の友人・知人にワークショップ情報を流してもらうという方法だ。最終的に参加者増に結びつくかどうかはまだ分からないが、久しぶりに連絡をとった人もいたにもかかわらず、快く協力してもらえたのがありがたかった。

私の人的ネットワークはそんなに広くないけれど、私の頼み事に対してちゃんと向き合ってくれそうな人が多いというのは嬉しい気づきだった。今回も、ワークショップの内容に関して質問してくれて、それに関心を持ってくれそうな人たちを選んで情報を流してくれたようで、その手間を考えると感謝しかない。今度私が何かを頼まれたら、同じように応えたいと思ったし、人と人のつながりの強さとか確かさは、そういう事の積み重ねが作り上げていくものなのだろうと思った。

その一方で、もう少し人付き合いの輪を広げる努力もした方がいいかな、とも感じた。今回の件で、私の人間関係はやっぱりちょっと狭すぎるかもしれないと思ったのだ。自分が器用に人のネットワークを広げられるタイプじゃないという事は分かっているけれど、もう少し心をオープンにして、新しい人との出会いも大切にしていきたいと思った。
…さて、肝心のワークショップの参加者だが、これからちゃんと増えていくのだろうか。もう少し宣伝活動を頑張らないといけないかもしれない。


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