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2023年6月 リノベーション

6月某日 掃除

ずーとしたかったアトリエの掃除をする。
今まで収納が全然なかったので物が散らかり放題だった。

とりあえず単管パイプを組んでその上にアルミの足場板を敷いてロフトを作った。
11平米くらいのスペースになるのでその上に物を置いた。

ロフト下は単管パイプにブラケットを組んで足場板を置き棚板を作った。塗料とかいろいろ置けてスッキリ。

これがずーとずーとしたかった。ようやく物が片付いた。

6月某日 大家さん

先月私の愛車に大きな傷をつけてもらったので大家さんに修理代金を貰った(分割払いだが)。
思わぬ臨時収入が入った。ここ最近は支出が多かったので助かった。

それにしてもここの大家さんは掴めない人である。
先月取り壊した例のバーゴラも残骸がまだ残っており、一向に片付けようとしない。
錆びた釘が飛び出た廃材があり、危ない。
「破傷風になったらどうするのよ」と隣の住人も怪訝な顔して言っている。

そう。破傷風ってあんまり認知度低い気がするけど発症すると致死率が高くて大変なものだ。
そのあまりの苦しさに背中を反らして背骨を折ってしまうとかしないとか。錆びた釘には気を付けないと。

ところでいつもは作業服姿の大家さんだが、今日はなぜか全身黒のアディダスだった。やはりこの人は掴めない。

6月某日 大家さん

少しずつお金を返しに週一で顔を出す大家さん。
今日は普通のオジサンが着そうな服で来た。
一万円を差し出し「これであと2万円だね」と言う大家さん。
厳密には端数があるので数百円くらいお釣りを返さないとならないのだが、そういう細かいことは気にしない性格らしい。

例のバーゴラの残骸を片付けるように言ってみる私。

「よーし、片付けるか」と言いつつも、ほんの少しの廃材を手にし大家さんは帰って行った。

残骸はまだ山のように残っている。

6月某日  大家さんの親

ここのアトリエは元々は大家さんの親のもので、元々1F建の工場だった建物に2F部分を増築し、2F部分を賃貸にしようとしていたみたいだった。ただその工事をしている間に不運なことにお亡くなりになったらしい。
なので未使用のバスタブとかが残置してあった(今は私が勝手にゴミ入れに使用している)。

その息子である今の大家さんが遺産として受け継いだのだが、あまり関心がないらしく適当に放置していたらしい(だから格安で借りれた)。

大家さんの親はかなりの行動派だったらしく、敷地内に自分で小屋や柵とかを建てていた。ただかなりいい加減な人間だったみたいで、適当なあり物で壁を作ったり、適当な方法で工事をしたりと、建築士が見たらびっくりするような杜撰な工事がたくさん残っている。

その杜撰な建築物を全て解体して綺麗にしたいと思っているのだが、時間がかかるため中々手が出せないでいる。

今の大家さんがそれをやってくれたら、すごいすごーい助かるのになぁと思っているが、全くもって期待できない。

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