ミスiDやアイドルオーデションを受けた君へ

やっと公開した。下書きに入れてそのままばかりにして肥やしにしていたnoteをはじめて人の目に晒す。改めて定期的に更新するぞ。

アイドルになって早いね。もう1か月が余裕で過ぎた。アイドルになってから何回泣いた？アイドルになれた！嬉し涙を流した1回目のライブ。悔し涙を流した、2回目のライブ。プロデューサーの木下さんにお披露目前の最後のレッスンで言われた「はじめてのライブは駄目でいいのです。誰しも大体涙を飲んで帰るから。」その言葉を聞いて1回目のライブを終えた後（こんなに楽しかったんだから次なんかもっと楽しいに決まってるね。私には関係ない言葉だ。）なんて思いながら帰路について眠り、ウキウキ秋葉原に向かい、2回目のライブで私は痛いほど痛過ぎてすがり場所を探すくらいに感じる事になった。木下さん、本当その通りでした！！

あの時、私はその次の日のイベントの実話超タブーでななみちゃんが歌っていた歌がいい曲だなあと思っていて知りたかったけど、本人に聞く勇気がなく一生懸命YouTubeで調べて見つけるくらいにはメンバーに対して緊張していて・未だかしこまっていたので、ライブの相談なんて出来なくて「誕生日なのに誰も祝ってくれない」なんて言うビリーさんの弱みに漬け込みながらビリーさんに帰り道話を聞いてもらった日だった。

毎日素敵な日になるよ。そんな事アイドルになる前、私はある意味1番口にしていてアイドルになってからこそ一度も言ってなかった。その前は自分が毎日素敵に過ごす事なんて体現するより考えるよりも第一に人に説くような立場にいたから。毎日がエブリデイって何？嫌でも明日が来ちゃうんだとか考えてる日ばかりだった。数少なく「幸せだ…」と思うのがアイドルと触れ合う時間だった。ちゃんとオタクとレッテル付けされたのは高校生、ミスiDに出会ってから。ライブに行ったのだってそのくらいの時期から。はじめて好きになったのはももクロで、その時はアイドルに会いたいという気持ちはなかった。アイドルってテレビやネットで観るものって認識だった。

高校生の時学校に行けなくなってしまった。なんでかなんて考えたくもない。ずっとディズニーランドで過ごしてた。年パスを3年間持っていて高校が美術校だったから単位に融通が効いて、あと1単位落としたら留年するって電話が学校から掛かってくるまで親は学校に行ってないのを知らなかった。泣かれた。でもライブが好きだった。ディズニーランドでひとつのパレードを観るために5時間、地蔵のようにアイドルの曲を聴きながらブルーシートをひいて座って過ごしてた。親の事なんかその時は考えた事もなかった。親が作ってくれたお弁当はディズニーランド前の椅子で食べてた。学校に行くフリだけ上手かった。

小・中学生は山内菌があったから人が怖かった。コロナに対して怒りたい気持ちは毎日あるけど時々コロナもそんな事思われたくないかもとか考えてみる。やっぱり終息しては欲しいんだけど。こういう綺麗事ばかり言ってしまう癖はやめたい。人に好かれたいとかじゃなくて嫌われる事が怖い。そう言う自分が嫌だ。私はアイドルと一緒にいる時だけそう言う事を忘れられた。だから私みたいな人にこんな子がここまで変わったよ！なんて見せたくてアイドルのオーデションに応募した。Gollipop Recordのオーデションが最初で最後の勇気を振り絞った瞬間だと思う。1回目のめろん畑のオーデションはコロナで無くなってしまって私はここしか受ける気がなかったのでかなり絶望した。照れ屋であがり症な私を変える為の最初で最後の決断だったから本当ーーにかなり超超ヤバヤバチョベリバ絶望してしまった。これでダメだったら夢は夢のまま終わらせようと思っていたからそんな中2回目の募集は私の為かと思った。2年前、今は最高のアイドルをやってる私の友達がアイドルのオーデションを受ける時に「キャンも一緒に受けようよー」って言ってくれた。その時私は「アイドルはオタクやってる方が楽しいからなあ。」とか言ってた。そんな事全く思ってはいなかったけど勇気がなかったからそんな事言ってた。ごめんね、本当はその時もずーーーっとアイドルになりたいと思ってたよ。

今の私はぶっちゃけるとアイドルではありません。アイドルだってみんな見ていてくれるけど。飲兵衛の子が「私面白いってよく店子に言われてて働いた方が良いって言われるんですよ」って言いながらいざ飲み屋で働いてみて「あ、今日のネクタイの色かわいー。あ、新しく買ったんだー。あ、今日は何食べたの？あーカレーかー美味しいよねー。あ、あぁ、あーへえー。」しか言えない肩書きをもらった人です。でもそんなの嫌だ。ミスiDを受ける子もコンカフェを受ける子もアイドルのオーデションを受ける子も自分を変えたいと思って受けたんじゃないかな。少なくとも私はそうだよ。なのにそんな自分とても嫌です。

毎日そんな事考えながら結局1か月経っても変えられてない自分がいる。私は何の為にここにいるんだ。顎がなくたって、でくのぼうだって、何にも出来なくったって、ここまでやれる事を証明したくてここに来たんだろ！なんならアイドルで私が好きなジャンルが好きな子ってそうそういなかったしそういう子がいて欲しいと思ったから私がなってやると思ってアイドルになったんじゃん。そういう気持ちで行動を起こした私みたいな人全力で応援したい。その先駆者になりたい。

私が誰かの勇気になりたい。なるよ。私を見てそう思ってくれる人が出来る事が私の永遠のテーマ。そういう存在になりたい。何者かになりたい人、なる為に行動したけど何かが邪魔して出来ない人、私を見てよ。一足先に君の前で体現してみせるから。アイドルになってからの毎日は素敵な日々だ。私がアイドルになる瞬間感じさせたい。新しい事を始める人への私信です。あなたへのメッセージだと思って下さい。