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2019.9.14【魚座満月】天啓が降りる時~浄化と再生~

こんばんは、i です。

台風15号の爪痕が未だ各地に残っていますね。
交通機関のマヒや、停電、断水。
この猛暑で、停電、断水は本当に大変なことと思います。知人が被災地におり、現地は本当に大変な状況のようでした。
被災地の方々が一日も早く、安心できる環境に戻られることをお祈りしております。


それでは次の土曜日に起こる魚座満月について、書いていきたいと思います。
9/14 13:33に魚座で満月が起こります。
今回の満月はめーっちゃくっちゃスピリチュアルです!!!
スピリチュアルです!!!
大事なので二度言いました!

台風は強烈な浄化作用であるとTwitterで呟きました。

人間の視点では本当に辛い出来事である天災というものは、しかし地球という惑星からすると浄化の作用であるのかなと思います。

そして、やはり浄化と天啓はセットだと思うのです。

パイプに水を通そうと思っても、汚れが詰まっていては流れません。しっかりと掃除してキレイにすれば、清らかな水がさらさらと流れて行きます。自分という存在のパイプをすっきりキレイにすると、高次の存在からのメッセージがきちんと届くようになるはずです。


今回の満月は、ずばり「天啓が降りる時」。それに付随して「浄化の時」でもあります。

末尾に選択式でカードリーディングも置いてありますので、ご興味のある方はどうぞご覧になってください。

では、まず占星術で詳しく見て行きたいと思います。

【サビアンシンボルで見る魚座満月】天啓を執行する者


今回は特徴的なアスペクト(天体同士の角度)が3つあるのですが、それと絡めてかなり重要なサビアンシンボルに焦点が当たっているので、一緒に解説していきたいと思います。


まず、月の度数は魚座22度。サビアンでは「新しい法則を持った男がシナイ山を降りてくる」です。
シナイ山とは、モーセが神から十戒を授けられた場所と言われています。
つまり、高次の存在から天啓を受けた人が、私たちの世界に何かしら新しいことをもたらすという事です。


そして、対向にある太陽は乙女座の22度。「王家の紋章」というシンボルです。
王家の紋章を背負う者とは、確かな信頼を受けて上層部からの任務を執行する人ですね。


このふたつのシンボルを見てみると、高次の存在から天啓を受けた者が、現実世界で影響力を持った人に向けてメッセ―ジを送る・・・そして、その人はその天啓をもとに現実世界で任務を執行する。
そんなイメージが浮かびます。


そして、満月と太陽は、木星を頂点としたTスクエアを描いています。
これが特徴的なアスペクト①ですね。


Tスクエアー今回でいうと月と木星が90度、かつ太陽と木星も90度なのでちょうどTの字を描いているように見えるのですが、一般的に凶角と言われます。
何故かというと、90度ですから、中心点においてぶつかる事が不可避なわけですね。


アスペクトってややこしいですよね。こんがらがりますね。
まあ何というか、前を向いて歩いていたら横道から全速力で走る人がぶつかってくる、みたいな感じです。


それがTスクエアになると右からも左からもぶつかってくるわけです。
月が頂点とかだったら、ダメージがすごそうです・・・。
が、今回は木星さんなので、私は個人的に木星頂点のTスクエアは発展のカギとすら思ってしまいます。
何しろ、善意と拡大の星。大神ゼウスの星ですからね。

もちろんダメージがないわけではないでしょう。しかし、それは強い浄化と回復力を秘めた、成長のためのカギだと思います。


ちなみに今回の木星は射手座17度にいて、「復活祭の日の出の礼拝」というシンボルです。
つまり、神が復活する神聖な日の出とともに、礼拝をする人々の姿です。


今回の配置で当てはめるならば、預言者の天啓をもとに任務を執行する人の、周りにいる人々も同様にその天啓の影響を受ける・・・そんなビジョンが浮かびました。また、復活祭ですから、再生の意味が強く出ています。やはり浄化して新しい自分へ向かって行く力が強いですね。


高次の存在の光、天啓、浄化と再生力が人から人へと伝播していく・・・そんな満月なのです!


さらに言うと、今回の満月は神秘的な星「海王星」とほぼ重なっています。
ますますスピリチュアルです。


特徴的なアスペクト②は、乙女座太陽と山羊座土星・冥王星のトラインです。
トラインとは、120度のこと。
協調的な角度ですが、どちらかというと自動的に働くので意識しないと流してしまいそうな角度ともいわれます。


土星というのは課題を与えてくれる星であり、逆に言えばその課題をクリアすることで理想に一歩近づく、現実化に向かって行く、そんなエネルギーです。

そう考えると、天啓をもとに働く人の行為が、しっかりと深く現実世界に根を下ろしていく。そんなイメージが浮かびます。
意志を持って行動すると、ちゃんと根付くという感じですね。
冥王星もいるので、深く深くえぐるような感触もあります。


特徴的なアスペクト③は、その山羊座土星・冥王星に月と海王星がセクスタイル(60度)です。
60度もまた、協調的な角度ですが、トラインに比べてより意識しやすい角度です。


インスピレーションを現実化していくために、土星が手を貸してくれる。
そんなイメージです。


ここまでを見てみると、やはり高次の存在から受けるインスピレーションを現実化していくための最適なエネルギーと言えると思います。
そして今後、それを行動に移していくことで周りの人にも影響が広がっていくのではないでしょうか。

この満月前後に見た夢をしっかりと分析してみるのはとても良いと思います。
また、ふと思いついたことや、何気ない瞬間に気になったこと・・・そんなものを分析してみると発見があるかもしれません。


ですが個人的な体験として、心身の浄化ができていない状態だと直観が鈍るのはどうしても否めません。

今回の満月のキーワードのふたつめ、浄化について次の項目で書いていきたいと思います。

【自分探しの最終章】浄化の旅

現在太陽は乙女座にいます。乙女座は個人としての在り方を探す旅の最終章です。

次の新月では太陽は天秤座へ・・・自分というものが社会においてどのような働きをしていくのか、そのような社会性の世界へと突入していきます。ですから、社会という海原へ旅立つ前に「自分とは何者であるのか」「自分は何をしに地球へ生れたのか、そして世界をどう味わっていきたいのか」を再確認する満月だと思うのです。

今年12月には木星が山羊座へと入り、世界の雰囲気ががらりと変わってゆくと思います。山羊座は社会と深く結びついた星座です。社会の中で成し遂げたいことを着実に地に下ろしていく。そんな風向きに変化していきます。ですからその前にぜひ、ご自身の内的な問題に向き合い、解決に向けて心を開いていくことを、頭の片隅に置いてあげてください。

魚座は深い浄化の星座です。

魚座は12星座の最後のサインです。生死の境を越えて、すべての境界線を越えて行くようなスピリチュアルなサインともいえます。

来たる山羊座の年へ向けて、今回の強い浄化作用を用い、自己の中に眠るトラウマであったり、インナーチャイルドであったり、向き合うことが辛いような出来事であったり、そんな「傷」たちと対話するにはとても良いエネルギーです。

私は台風も浄化作用と考えていますが、個人的なレベルでもこの期間はしっかりと心も体も浄化していくと、より鋭角なインスピレーションを受けられるのではないかと思います。

満月前後はゆっくりとお風呂につかったり、体を動かして汗をかいたり、自炊して体に良いものを食べたり、自身の気持ちがいい方法で身体を癒してあげると良いと思います。

そして、心のヒーリングについては、実体験を交えながら次の項目で書いていきたいと思います。


【セルフヒーリングは浄化と統合】


ここからは個人的な体験談になるのですが、ご興味があればお読みください。
つい最近のことです。
心の中の何かを癒すときだと、何度もカードに出ていました。
そして、自分の意識にも思い当たることが浮上していました。


過去に受けたトラウマを癒すべきときが来たのだと、ひしひしと感じていました。
そんなときに、思いがけないところから遠出のチャンスが訪れ、「ああ、これは非現実的状況に身を置いて、過去の自分と向き合うための機会なのだな」と思いました。


詳しくは書けませんが、確かにその出来事は10数年という長い年月、私の心のある一室に頑丈に閉じ込めていたものでした。


そして、このとき向き合うまで気づいていなかったのですが、私は若かった当時の自分まで、一緒にその部屋に閉じ込めていたのです。


私は彼女(当時の自分)のことを、この瞬間までずっと否定し続けていたのだと思います。
彼女さえいなければ今の自分はこんなに苦しんでいないのに。
そんなふうにさえ、思っていたのだと思います。


インナーチャイルドと同じように、傷を受けたまま、そして癒す術を知らないままに心の中に閉じ込めた想いは、ずっと片隅に残り続けます。
そう、自分自身でその傷を癒すのだと気づくときまで。


ホテルの一室で、私は目を閉じたまま、彼女と向き合い続けました。
「私」という人格すら崩壊しかけていたあの頃に、自分が何を思い何を感じていたのか。
「今の私」なら、彼女の想いを受け止められる、そう感じました。


一時間ほど、過去の自分を内省した頃。
ふと気がつきました。


私たちは、「今この瞬間」しか生きる事ができない。
それはつまり、「過去の自分」は今の自分とは切り離された、断片化した自分なのだということ。


これは、「魂」と、現実世界の肉を持つ「自分」の関係と同じではないだろうか。
そう思いました。


すべての魂が同じ源から生じたものであるならば、私たちは源が幾多にも分かれて断片化したものだということになります。


そこからさらに細かく分化していくと、私という存在の中にも「今の自分」と「過去の自分」、そしてまだ未分化の「未来の自分」がいる。


「過去の自分」の中に、ひどく傷を受けてそのまま放置された自分がいたのならば。
トラウマを抱えた「過去の自分」を癒して、「今の自分」と統合していくこと。
それが深い魂の癒しにもつながるという、確信が得られたのです。


なんだかややこしくなってしまいました。
何せつい最近のことなので、言語化するにはちょっと早かったのかもしれないです。
いつかもっとわかりやすく記事にできたらいいのですが・・・。
でも、この魚座満月にぴったりのテーマだと思ったので、取り急ぎ心のままに書いています。


シンプルに言うならば、トラウマを癒すことは自分自身の統合の第一歩、そんな感じです。


そして、自分自身の統合が進むと、高次の存在からの啓示がよりスムーズに、的確に受けられるようになる気がします。
それはつまり、高次の自分「ハイヤーセルフ」との統合に繋がっていくという事です。


うん、すんごくスピスピしたお話になりました。


しかし、心理学においても自分の中にはいくつものペルソナがあると言われています。
家の中の自分と、公共の場の自分は、当たり前ですが少し違います。
プライベートの自分と、社会の中での役割を持つ自分は、異なる仮面を被っています。


そんなたくさんのペルソナをひとつに統合していくことは、要するに自分を統合していくことなのだと思うのです。


自分って何?という疑問の答えを思い出していく作業というか。


もしいまだ癒えないトラウマを抱えていて、そしてそれを癒す準備ができているのならば、傷を手当てして、尊いものとして昇華していくと、深い魂の癒しが訪れる。


この満月は、そんなタイミングなのかもしれない。
そんなふうに思いました。


もちろん、傷を癒すにはタイミングがあると思います。
ついて間もない傷に手を加えるのは、悪化する危険を伴います。
触りたくないのなら、無理して触る必要はありません。放置する時間も必要です。


魚座満月まとめ

今回の満月をまとめてみると、

①とてもスピリチュアルなエネルギーなので、天啓が降りてきやすいとき

②天啓をスムーズに受け取るには、心身の浄化が必要

③来たる山羊座の年(社会に自分を根付かせていく年)に向けても、自己の内面を深く掘り下げて、向き合い、癒してあげるとき

という感じでした!

魚座満月を意識して旅に出たわけではなかったのですが、奇しくも今回の記事にぴったりの実体験もあり。宇宙のエネルギーの壮大さを感じた瞬間でした(笑)


【魚座満月】浄化についてのカードリーディング

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今回は、浄化をテーマにリーディングしていきたいと思います。

いつもの通り、5枚のカードを出しています。

ピンときたものがあれば、ぜひ読んでみてください。

左から順番に、1,2,3,4,5と読んでいきます。

ちなみに、左から①オニキス、②ローズクオーツ、③アメジスト、④ガーデンクオーツ、⑤ジャスパーの石を置いてあります。石を参考に選んでも、カードを参考に選んでいただいても大丈夫です。

決まりましたらずいずいっと下の方へスクロールをお願いします!







1番のカードを選んだ方へ

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火のエネルギーを示すワンドの10、そして6が出ています。

火は12星座の始まりである牡羊座のエレメントです。生命の始まりを表し、とてもエネルギッシュで創造的なエネルギーです。

今回は浄化をテーマに見ているので、火の性質をうまく使えていないことへの焦りやストレス、困難な状況を手放していく時だと感じました。

火はとても創造的な力を秘めていますが、生命力にあふれた子供のような心を持つエレメントでもあります。その無邪気さで、浮かんだアイデアを次々に形にしていくようなところがあるのかもしれません。

しかし、この物質的な世界である地球では、思い浮かべたことがすぐに実現するとは限りません。まわりの人や物、状況がアイデアの実現を阻むことがあるでしょう。

しかし行動力があるゆえに、アイデアをすぐさま形にすることで、時に周囲の人の反感を買ってしまったり、社会的な責任が発生してしまったり、タイミングが悪いと義務や責任が後から後から追いかけてくるような事態に発展してしまうこともあります。

または、霊的に鋭い感性をお持ちだと思うので、人間関係においても人の状況にすぐに気づけるような繊細さがあるというケースも考えられます。

信念を通したいがために、負わなくてもいい誰かの荷物まで負ってはいないでしょうか。

優しさゆえに、他者の感情までも背負ってしまってはいないでしょうか。

しかしその高潔でありたいという姿勢のために、その苦しさを誰にも打ち明けられなかったり。

若々しく真摯で、情熱にあふれる気持ちを常にお持ちの方なのかもしれません。

だからこそ、長期的な視点で計画を立ててほしいとカードが伝えています。その情熱を向ける先を、もう少しだけ遠くに見てほしいようです。

このアイデアは誰のためになるのだろうか。傷つく人はいないだろうか。自分が一人で抱え込むことは、本当に誰かのためになっているのだろうか。

そんなふうに他者に向けて心を開いていくことで、ワンドの6へと繋がっていきます。

ワンドの6は、勝利の凱旋です。仲間とともに勝利の喜びを分かち合っています。

オラクルカードでも、贈り物を交換すること、と出ています。

何でもひとりでやろうとする自分がいないだろうか。もしそんな自分がいたのなら、なぜそういう自分ができあがっていったのか。そこを深く掘り下げていくと、癒しにつながるような気がします。

周りを見渡してみたり、周囲の人と心を通わせて旅の荷物を分けあうことで、自然と道が開けていくような印象をもちました。





2番のカードを選んだ方へ

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知性を表す風のエレメント、ソードのクイーンが出ています。

彼女は凛と前を見て、右手に剣をまっすぐに持ち、左手を誰かに向けて差し出しています。

凛とした厳しい顔は、彼女が困難や悲しみを自分の力で乗り越えたことの証です。そうして彼女は深い知性と、強さを手に入れたのです。その確かな経験をもち、守るべきものに向けてしっかりと手を差し伸べています。

しかし、彼女の後ろには鳥が1羽飛んでいます。

広い空にたった1羽だけの鳥。

ソードのクイーンは、過去の親密な関係において、深い傷をおってそれを乗り越えた人を表すことがあります。恋愛や、家族関係など、深く親密な関係であるほど、それが壊れたときの傷もまた深いものとなります。

そして、彼女はそれをすでに乗り越えています。

もう1枚のカードには、ふたつの存在が手を取り合っているような絵が描かれています。

このカードに象徴されるのは、絶える事のない永遠の愛を送信し続けるというアークトゥルスのエネルギーです。

もしかしたら、深い深い愛情に、これから巡りあうのかもしれません。

しかし、ひとりで立ち続けることに慣れているあなたは、その愛の世界へ一歩踏み出すことを恐れているのではないでしょうか。

でも、あなたは一人で自己完結できる高い知性と愛情を手に入れています。だからこそ、今なら他者とも自立した愛情関係を築いて行けるのだと、カードは伝えています。

オラクルカードでは、一歩踏み出す時だと出ています。

あなたには美しい羽根が生えていて、今ならもう、高く見上げていたその扉に向かって飛んでいくことだってできそうです。

愛について向き合うことで、深い癒しが訪れる、そんなイメージが浮かびました。





3番のカードを選んだ方へ

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タロットでは、ペンタクルの8が出ています。熱心に金貨を打ち、それを積み上げている様子が描かれています。

修行や向上を意味するカードですが、今回は浄化をテーマに見ているので、これを手放す対象として見て行きます。

彼が打っているのは星の金貨です。

星は光り輝くもの。彼は光を熱心に見つめ、それを極めようと修行に打ち込んでいます。しかし、彼は手元の光輝く金貨を見つめているので他のことが見えていません。

あなたはもしかしたら、今目標に向けて大変な努力を重ねていらっしゃるのかもしれません。高みを目指して、光に向けて手を伸ばしている姿が思い浮かびます。

光があれば影ができます。影はどんな人の心の中にも存在します。そして、この地球上のどんな事象にも光と影が存在します。

私たちには、心の中の影を見たくないがために、光を追い求める性質があります。しかし火の中に飛び込む虫のように、光ばかりを追いかけるとバランスをくずして、影が静かに襲い掛かってきます。

もうひとつのカードでも、プラス極のアンバランスというカードが出ています。ポジティブな面ばかりを追いかけていると、自己の中のネガティブな部分が置き去りにされてしまうのです。置き去りにされた影は、澱みとなって静かに体に不調をもたらしたり、心の中にカビのように目立たずはびこっていきます。

努力の影で、ひそかに疲れやストレスがたまっていってはいないでしょうか。

大切なのは、ネガティブな感情も自分の中の要素であると、受け入れることです。ネガティブになれ、ということではありません。光から影が生まれることはあっても、影から光が生まれることはないのです。

影を認めて、それを癒し成長の助けとすることで、負の感情を受け入れていくこと。

それが、今のあなたにとって一番の助けになる、そんな感じさえあります。





4番のカードを選んだ方へ

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タロットでは0番のカード、愚者が出ています。

これはとても強力なカードであり、もしくは0、すなわち無のカードとも言えます。

崖のふちに歩みだそうとしている男は、ぼろぼろの服を着て手には棒と小さな鞄、そして白いバラのみを持っています。そして彼の後ろには燦々と輝く太陽があり、足元では小犬が楽しそうにじゃれています。

悟りを開いた人間の姿は、こんな様子なのかもしれません。

物に執着せず、心の純粋さだけを携え、崖のふちにいようとも楽観的で至福の表情をしています。

今回は浄化がテーマなのですが、愚者のカードはある意味あなたが目指すべき姿、なのかもしれません。

他のカードに目を移すと、未解決の問題、という言葉が出てきます。オラクルカードでも、unfinished symphony・・・未完成の交響曲、というカードが出ています。

おそらくこれが浄化の対象となるテーマでしょう。

もしかすると、遠い遠い昔から転生を繰り返してきた、成熟した魂をお持ちの方なのかもしれません。その転生の中で、幾度となく繰り返してきた課題がある。そんな印象です。

かなり抽象的でふわふわとした感じになってしまうのですが、いつも何かやらなくてはいけない事がある、と焦っていたり、この人生でやりとげなければいけない何かがあるような気がする、という方はおそらく過去生から繰り返してきた課題に向き合うべきときが来ているのかもしれません。

きっとそれは、今生でもあなたのすぐ側にある問題だと思うのです。

なぜなら過去の因果を解消するために、私たちは身近に乗り越えるべき課題を与えられているからです。

その解決の糸口になるのが、文化的理念を分かち合う、というカードのようです。

人類は遠い昔から、相手の文化を征服することで領地を広げてきました。しかし、近代の破壊的で巨大な2度に渡る戦争で、世界中のほとんどの人々は争いが悲劇しか生まないことを認識しています。

純粋な文化の交換とは、純粋なアイデアの交換です。

高度に純化されたディスカッションでは、決して相手のことを感情的に批判したり、無理やりに自分の意見を押し通そうとしたりはしません。

相手のアイデアを受け入れ、そして自分のアイデアを素直に伝える。受け入れる事、そして受け入れられる事で純粋な文化の交換が成り立ちます。

さらに互いの良い部分を見つけあい、それを自分に取り入れて活かすことで、どちらも成長することができます。

そうして互いの思想や文化、アイデアや経験を交換しあうことができたなら、魂の再生が訪れ、悟りが開かれていくとカードが伝えています。

かなり高度に成長された魂をお持ちの方々なのでしょうか。心を深く深く見つめていくと、もしかしたら過去生の課題にまで辿りつくこともあるかもしれません。私は実体験から、あまり軽々しく瞑想を勧めることはしないようにしているのですが、もしかしたら適切に瞑想できるような状況まで自己を高めていらっしゃる方もいるのかもしれないと思いました。

さらっとだけ私の体験のお話をすると、内省や内観をして心の浄化が進み、瞑想により変性意識に入るようになった頃(というか睡眠中に勝手に入らされるようになったのですが)、私の人生最大の課題が突如降りかかってきた経験があります。

逆に言うと、心の浄化が進んでいないのに瞑想して変性意識に入ってしまうと、課題に向き合う準備ができていないのにカルマが発動してしまうようなことがあるようです。それもまた人生の修行なのかもしれませんが、このカードを選ばれた方々はすでに準備万端、といった感じを受けました。

私自身の瞑想体験についても、もう準備できてるからさっさと課題に取り組みなさいね、と背中を押された感じもありました。

あまり具体的なことは読み取れませんでしたが、少しでも参考になりましたら幸いです。





5番のカードを選んだ方へ

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タロットでは、カップの2が出ています。

二人の男女が互いのカップを交換しあう姿が描かれています。そして、その上にはヘルメスの杖と呼ばれる、2匹の蛇が絡まり合っている杖とライオンのシンボルがあります。

ヘルメスは水星と繋がりが深く、様々な象意を持ちますが、ここでは2つのものの統合を象徴しているようです。

つまり、男女の統合、もしくはパートナーシップや友情、家族愛など親密な関係のスタートを意味しているような気がします。

さらに、ソウルメイトのカードが出ています。恋愛にしろ、友情にしろ、そのほか様々な関係、いずれにしても深く愛情を交わし合う関係のことをさしています。もしかしたらすでに周りに、思い当たる方がいるのではないでしょうか。でも、その関係に踏み出す勇気が出ない、という姿が思い浮かびます。

浄化の対象として「勇気」のカードが出ています。また、カップの2のカードにも勇気の象徴であるライオンが登場しましたね。

誰かと深く関係を作っていくときに、同時に責任や義務が発生したり、または関係が壊れたときに受ける苦痛や悲しみを考えると、足がすくんでしまうのかもしれません。

でも、そんな「愛」を通して作られる関係性に、心の奥深くでは希望や夢を感じている。そんなふうにカードは伝えています。

オラクルカードでは、私たちの心を表す月に、手を伸ばしている人の姿が描かれています。

Imagine、想像。それは、創造につながる強い力です。

人間関係において深く傷ついたこともあったかもしれません。しかし、勇気を出してそのトラウマと向き合ってみて、とカードに出ています。

そしてトラウマが癒されたとき、あなたは愛や希望につながる夢の手綱を握れるようになる。そんな、あたたかい愛情のイメージが印象的でした。



リーディングを終えて

今回のリーディングでは、浄化が大きなテーマとなりました。浄化とは、汚れてしまったものをもとのキレイな状態に戻すことです。

つまり、私たちの心も体も、もともとは一点の曇りもない清浄なものであったはずです。でも、魂をもっともっと磨き上げて美しく強く成長するために、わざわざこの地球を選んで生まれ、思い通りにいかない現実に打ちのめされ、心が傷つき、くすみ、それでも前を向いて歩くために生きているのだと、強く感じました。

そして、もうすぐ来る9月23日は秋分の日です。

占星術では春分点を一年のスタートとして、秋分点をその折り返し地点ととらえます。

この半年間で自分が何を学び、何を省みて、これからどうしていきたいのか。ゆっくりと振り返るのに最適な時期です。

私は小旅行に出かけましたが、いつもとは違う環境において、自分と向き合うにも良い機会かもしれません。

ここまで読んでくださりありがとうございました。

それではまた!












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