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幽霊屋敷「ローズ・レッド」が私を呼んでいる

「ローズ・レッド」とはスティーブン・キング原作の幽霊屋敷を舞台としたドラマである。私と「ローズ・レッド」との出会いは10年以上前になる。当時住んでいたアパートの近くにTSUTAYAがあり、そこで「ローズ・レッド」のDVDをレンタルをした。

私はホーンテッドマンションが好きだ。理由はうまく説明ができない。ディズニーも好きだし、ホラーも好きなのでそういう類の片付け方がされそうだが、断固否定する。

そびえ立つ尖塔。なぜか必ずある温室。どこまでも伸びる廊下と通るたびに変化する構造。屋根裏部屋に置かれたかつての主人の肖像画。そんなものたちになぜか心惹かれる。どうしてか自分でも分からないが、そういう設定が好きなのだ。今現在ではよりはっきりと自分の好きなのものを理解しているが、当時は曖昧な感覚で「ローズ・レッド」を手に取ったのだと思う。(2003年の映画「ホーンテッドマンション」も今年公開された「ホーンテッドマンション」も劇場で視聴したがどちらも私の欲求を満たしてくれるものではなかった。)

たまに駿河屋で古いエロDVDを買うのだが、その時に「ローズ・レッド」のDVDを見つけて何かに誘われるように買ってしまった。今年の話である。そしてついに、先日視聴してみた。全部は見ていない。DVDは2枚組で前編が171分、後編が83分である。この作品についての情報はまだネットで調べていないが、劇中に場面の切れ目があることから、映画ではなくドラマではないかと思う。前半の途中まで視聴したのだが、観ながら「コレよ!コレよ!」と懐かしさを遥かに上回る欲求不満の解消と出会うべきものに出会った感覚を味わった。スルメイカをしがむように、この作品を楽しみたいと思っている。

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