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最近、父がホットプレートにはまっている。

我が家にはIHのホットプレートがある。
鍋もできるし、焼きそばも作れるし、ホットケーキも焼けちゃうし、専用の鉄板をつければ焼肉もできる。
冬になると登場頻度が高くなる、優れもの。

最近何を思ったか、父(51)が毎日のようにホットプレートを引っ張り出しては、料理している。
よそのご家庭では、まあよく見る風景かもしれない。
しかし、うちの父はまったく料理をしないのだ。すべて母にまかせっきり。
だからこそ、今とても驚いている。
どうしたんだ、うちの親父…!

よく母が「うちだけだよ、こんなに男親が料理しないの」とこぼしている。
母の友達の旦那さんの中には、休日朝寝坊する奥さんのために、朝ごはんを作って待っている人もいるようだ。
「休みの日は僕が作るよ」的な?勝手なイメージだけど。
母は口癖のように、「将来は料理できる男の人と結婚しなさい」と言う。
よし、まずは料理できる彼氏を作るところからだな。

なぜ料理をしないのか聞いたことがある。父は食べること自体は好きなので、自分で食べたいなら自然と料理するのでは?と思ったから。
そうしたら、「お父さんも独身時代は自炊やってたんだよ」と微妙にズレた回答が返ってきた。なぜか少しドヤ顔だった。
作れるなら今もやればいいのに…と思ったのを覚えている。

ただ、そんな父も、母が体調が悪かったりすると、なんとなく台所に立つことがある。買ってくることも多いのだけど。あとは、母が不在のとき。
母が見ている前でやるのは恥ずかしいのだろうか。
おじさんの心理は少し謎だ。

結構脱線したが、ここまで読めば、父が普段料理しない人間であることがおわかりいただけただろう。

それが!だ。最近急にホットプレートを駆使し始めた。
どうした親父…!(2回目)
ここのところ、父が在宅勤務、母はパート、私はオンライン授業、弟は学校(今初めて登場したが、私には4つ下の弟が1人いる)という状態が続いているので、日中は父といることが多い。
で、私が自分の部屋からリビングに行くと、ダイニングテーブルで何かを焼いている父を目撃する。

1番最初は「フレンチトースト食べよう」だった。
クックパッドで調べたら意外と作り方が簡単だったそうだ。クックパッド見とんのかい。
で、パンをひったひたに卵液にひたして、2人で焼いた。
結構お砂糖入れたけど、ほの甘い感じで美味しかった。ただ、なぜか焼肉用の鉄板で焼いたので、縦に網目がついたフレンチトーストになった。
(サムネの写真が例のそれ)

その次は野菜炒めだった。
この日は弟も休みの日で、2人して自分の部屋から出てきたら、父がまたホットプレート職人になっていた。
具なしのラーメンがあるので、そこに野菜炒めをのっけてタンメンを作ったらしい。これもまた、塩コショウの加減が絶妙で美味しかった。
新聞は敷いていたけど、油がダイニングテーブルにもはねていて、パートから帰ってきた母にちょっと怒られていた。かわいそう。
でも、母も「美味しいじゃん」と残りの野菜炒めを食べていた。

その次は、もちキムチーズだった。(これはフライパンだった)
こちらはなんと写真つきで、LINEで送られてきた。
私が授業中だということでの配慮だろう。決して文字上でしか会話しないというわけではない。
お正月の余りのおもちで作ったらしい。これもおもちが柔らかく焼けていて、美味しかった。

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飯テロどーーーん!!!

なんだ、やればちゃんとできるんじゃないか。
1品物ばかりではあるものの、作って美味しいものができるのが素晴らしい。
ホットプレート、洗うのめんどくさくないのかな、とも思うが、大きくて使いやすいのかもしれない。
せっせと料理している父が少し微笑ましい。

ここまで散々えらそうに書いてきてなんだが、私も料理がまったくできない。お嫁に行けない。
オムライスとか、チャーハンとか具材が少なくできるものは、たまに作るけど。
それでも、連日オムライスかチャーハンが出てきたら、将来の旦那に泣かれる。
たまには父を見習って、気合を入れて作ってみるかな…。

(無限列車の感想、続き書こうと思っているうちに、時間が経ってしまいました。ちゃんとそっちも書きます!)

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