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IQへの評価が変わる日は来るのだろうか

お風呂に入ってる時に何となくひらめいたことなので、特に深い考察などはないです。

自分がよく見ているYouTubeチャンネルに、QuizKnockとカプリティオチャンネルがある。前者には、クイズ番組『東大王』にも出演されている鶴崎さん。後者には、「GAIA」というIQテストで世界記録保持者となったATさんがいる。鶴崎さんはIQ160越え、ATさんはIQ173とのこと。ネットの簡易診断で「112が出たwww」みたいなことを言ってる自分とは、まさに月とすっぽん。

二人とも、方向性は違えど、本当に世間一般の人と違って賢いんだなぁと思うシーンがよくあって。なかでも鶴崎さんはこちらの動画がすごい。

類似しているものや順番などを問う「~ですが」問題を途中まで読み、その先を推測して、ひたすら問われるであろう知識を記憶していかないといけないという企画の動画。この「~ですが」問題の、先読みの精度がえげつないんですよね。他のメンバーは談合したり丸暗記してきたのに、それよりも正解率が高い。ガンダムのニュータイプかな?みたいな。

ATさんはクイズ制作が面白い。どの観点で考えたら、これにたどり着くんだろう?みたいな問題をよく出しています。

個人的に好きなものがこちら。いや、こうはならんやろと言いたくなりますが、分かったら「まぁ、たしかにそうだ」となる。面白いし分かったときの気持ちよさもしっかりある。すごいセンスしてるなぁ、と何度も思っております。

こうしてエンタメでご活躍されてる人もいる中、むしろそのIQの高さ故に振り回される人もいます。

あー、絵に描いたような天才だ……と思った、大西拓磨さん。東京藝大を首席入学してしまうほどのセンスと知性の持ち主ですが、現在はニート。

挙げられるもの全てが「すげえ……」となるのですが、逆に言えば、集団生活に極端に馴染めていない。組織に対する欺瞞などを感じ取ってしまうのでしょうが、さすがにやってることすべて褒められることかと言うと……。

また、太田三砂貴さんもすごい。現在は琉球大学で物理学を学ぶ傍ら、アート活動もしていらして、『逃避』という作品には「数百万で譲ってほしい」とまで言われたそうな。しかも、そのIQは188。歴史上の偉人並みの数値だそう。漫画やん……。

しかし、本人独特の苦しみ(文字で気持ち悪くなる等)があったり、学歴の壁にぶつかって無職になった経緯があるなど、社会に適応できない難点を抱えていたそうです。

元メンサ会員で、ブログでIQやその他もろもろについて発信されているカワウソさん。

こちらのブログでは、「なぜ高いIQを持つ人が生きづらい思いをするのか」を解説されていらっしゃいます。要点だけ説明すると、IQが高い人は他の能力が欠けている可能性がある、とのこと。

IQが20離れていたら会話が成立しないとよく言われていますが、抽象的な概念をすぐに捉えられる力が高い人は、逆に言えば具体的にしてもらわないと理解しづらい多くの人のことが分かりません。一般的な人の感覚が分からないから、社会に順応することが難しい。トレードオフの関係というか、どうにも上手くいかない関係性があるのかもしれません。


IQというものが、ゲームのスコアのような、「おー、すごーい」くらいに落ち着くのが、多少の解決策につながるのかなというのが、自分のひらめきです。IQへの考え方が少しでも変化すれば、「高IQのすごい人」から「賢いけどちょっと変わった人」になるかもしれないし、そうやって認識が変わっていけば、人間関係に変化が生まれるんじゃないか。そして、高IQであることに誇りを持ってる人も、「そんなにすごいことでもないのか」と思えば、丸くなったりして。

自分はどちらかと言えば大概のことが下手だったので、高IQの人に漠然としたあこがれがありました。でも、持つ人には持つ人の苦しみがある。みんな違って、みんなつらいのです。

難儀だなぁ、世の中。

とまぁ、こんな感じで書き散らして、終わりにしたいと思います。