紙片の詩。
薄く透ける光の降る夜
影だけを残して姿を消した月
ぼくの血と同じ色をした
星が沈澱していた
骨貝になったきみの
手を離してみてもいい?
(いいよ)
大きな魚の肋骨を揺籃に
羽化するぼくにはもう何もいらない
あの時のあの瞬間だから美しかった
日々はこの世界への遺言
霧散する魂は光を綯う
もしよければ、サポートをお願いします。 頂いた支援は製作費など、今後の活動に使わせて頂きます。
薄く透ける光の降る夜
影だけを残して姿を消した月
ぼくの血と同じ色をした
星が沈澱していた
骨貝になったきみの
手を離してみてもいい?
(いいよ)
大きな魚の肋骨を揺籃に
羽化するぼくにはもう何もいらない
あの時のあの瞬間だから美しかった
日々はこの世界への遺言
霧散する魂は光を綯う
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