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十時の詩。


陽に透ける指先の

輪郭は赤い

血が通っているからだで

心へと手を伸ばしてみる

言葉にならないでいい

その淵に触れる時

眼差すだけで変わる

一人きりでも

温められるように

手渡された祈りを懐く

星だけの夜に

月は真珠になって

海の底にみえる

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