ENFJ(仮)

夢で会った時は泣いていた君が、現実で泣いている僕を抱きしめてくれた。

乾き切る前に手を差し伸べなくちゃって思ったのに、どうやら僕には差し伸べる手がなかったらしい。

今すぐに手を引っ張り抱き寄せたくて、どんなに探しても見つからなかったのに、まさか君が繕い方を教えてくれるとは。

助けたいのに、また助けられてしまうんだね。

現実の僕の前でも涙を流してよ。

今度こそは僕が照らすから。

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