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人生初めての3000m級

木曽で前泊し、この日に臨む
8月12日天気は良好
日が昇る前にホテルを後にする

町も寝静まっている、静寂が気持ちいい
田の原登山口から登る
ホテルから車で1時間ほどの早朝ドライブ
車の調子を伺いながら山道を進む

御嶽山が見えてきた、以前バイクでも来た事があるがその時は
気にもしてなかったが、いざ登るとなるとこんな遠くからでも気になるw

田の原観光センターへ着いた。
驚愕した、人多いなー
ほぼ満車と言っても過言ではない、山登りする人多いんだなと
ここではじめて知った。もっとニッチな世界だと思っていた。

6時32分いよいよ始まる
どこまでの登ったのだろうか
背中から日光の熱を感じる暑い
今度は背後から気配を感じる、ハイペースの登山者だった
道を譲る、止まって気づいたが、ものすごい息が上がっている
2000mを超えているから空気が薄いのだろうか
自分のペースで行こう


地が岩々しくなってくるとともに木々の背丈が低くなってくると
視界が開けてくる、振り返ると駐車場が遥か彼方だった
それだけ集中していたのか、それともほかの登山者に気を取られて
いたのか、わからないが想像以上に進んでいた。

雲一つない晴天で山頂に行くまでに気持ちよくて
何度振り返ったかわからない
雲は僕たちの下にある
こんな経験は、飛行機以来かもしれない。
見渡す限り山、まだまだ登れる山はたくさんあるなぁ
自然の雄大さを肌で体感した。

さて、もう少しで山頂だ。
御嶽神社を抜けてい赤色の岩だらけの道を行く
山頂前の階段を登る、息が切れるが
待っていたのは『御嶽山頂上三〇六七米』の表示
これが3000mかぁ
今思うと、達成感はあるが
3000mという実感はさほどないと思った。
それはこの後、目にする光景がこの日一番感動したから
かもしれない

二の池を目指すため歩き出した
次第に雲に飲み込まれた、雲の中ってこんなに涼しいんだ。
知らない世界を知る喜びってこんなに感動するんだ!
僕にとって山登りは知らなすぎる世界ですべてに感動する。
まだまだ知らなことだらけで、もっともっと感動したいなって思った。

楽しくて、なんだか足が軽やかだ
飛騨山頂へ行ってみよう、行きたいときに行けるって
すごく嬉しい
五の池小屋を目指すことにした。
二の池を越えると壮大な景色が待っていた、賽の河原だ
今回の山登りで一番感動した場所、ずっと見ていられると思った。
なぜだろう?考えたが答えが出てこない。感覚的なものだろうか?

下山後、思い返すとすぐにでもまた体感したいと思っている。
疲れて『もういいや』ってなると思っていたので正直びっくりしている。

時折流れてくる雲が、緑のコントラストを変化させる
すべてが美しい、こんな気持ちのいい世界が体験できる山、素晴らしい!
今、思い返してもあの時の感動が蘇ってくる
また行きたいなぁ

積まれた石をみたり、足元にいる植物をみたり
なかなか進まない、こんなのんびり歩けるのは一人の利点かな
五の池小屋を目指し進む
道を間違えて三の池方面に進んでしまう、かなり下ったあとに気づいた
これも山登りの醍醐味だよね、と言い聞かせ来た道を戻る途中
後ろから、叫び声が聞こえた驚いて振り返ると
巨大な池が現れた三の池だ
今まで雲で隠れていてまったく気づかなかった。
不意を突かれたので思わず『スゲー』と声が出でしまったのを覚えている。
五の池で休憩をした後、下山を開始する
次は摩利支天からの風景も見てみたいなとか
もう次の山登りのことを考えている、正直こんなに夢中になると
思っていなかった。
帰り山頂迂回ルートを選んだ
風向きによっては硫黄の匂いが立ち込めここは活火山なんだと
思い知らされる。御嶽山に上る前に長谷アルプスフォトギャラリーに
寄って噴火の瞬間の写真を見てきたのだが、登山前に見るのか登山後に見るのかで見て感じる事は変わるなと思った。


今回の山登りは感動しっぱなしの山登りだった。
これら山登りにはどっぷりハマりそうな予感がしている。
実際、この日から3週間経っているが休みは毎回山へ足を運んでいる。

まだまだ楽しみが待っていると思うとワクワクが止まらない。
こんなに毎日が楽しいのは久しぶりだ
これを書こうと思ったのもこの楽しさや感動を伝えたいと思ったからだ
拙い文章で申し訳ございません
最後までお読みいただきありがとうございました。

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