ありがとう、さようなら。

あれは2020年4月頃、自粛期間真っ只中。
休職を余儀なくされ、ふと友達に勧められて見たのが、Aぇコスプレ名言塾。犬の回。
友達が心惹かれていた佐野くんの隣に居たのが、彼。福本大晴くんでした。目がくりくりで、顔が小さくて、茶色く染められた髪がよく似合っていました。
そこから感情が深まっていくのはもう、すぐで、in大阪等々過去動画を漁り、新規に供給される島動画を見続け、気付けば凄く、貴方に惹かれていて、ファンになっていました。
バンジージャンプ(複数回連続)も、緊縛水泳も、即興ギャグも、やってのけてしまうその精神力。勉強然り、ベース然り、どんどん足を突っ込んで切り開いて、活躍の場を広げていくところ。子供みたいに泣いて、子供みたいに笑う所ところ。弱った時に、欲しい言葉をくれるところ。そして何よりも、該当担以外にも褒められるほどのビジュアルと、表情管理。パフォーマンス力。その全てが、たまらなく大好きでした。
がむしゃらに頑張って、名前の通り晴れた日の大きな太陽みたいな君は、紛れも無く私の光でした。希望でした。
デビューして、5大ドームに立つ。自己紹介ページに書かれた彼の夢は、いつか叶うものだろう。彼ならきっと叶えてくれるであろう。と、勝手に信じていました。
2023年12月30日。理由も明かされず、私の希望の光が、消えました。暫くは実感も湧かないし涙も出ないし、もうとにかく何も考えられなくて、5人で公開されたYouTubeを視界に入れることも嫌だった。
でも、その重く暗い現実を受け止めながら、前を向いている5人を見て、まだまだ彼の事は忘れられないけれど、前を向く覚悟を少しは出来たのかなあ、と。
2024年2月18日。彼らの結成5年記念日。あの配信で、彼のベースを背負ってパフォーマンスをするリチャを見て、ワイパーをして公演を終える5人を見て、もう彼は本当に居なくなってしまったのだと、実感が湧いて、同時にその重い現実を突き付けられました。
2024年3月16日。同年5月15日、universalmusicからのCDデビューを報告してくれた彼ら、Aぇ! group。3月17日、デビュー曲、《A》BEGINNING初披露を生で聴いて、ここが彼らの出発点なのだと、同じ空を見上げていた事を忘れずに、前を向いて歩いていく。その、出発点を共に過ごして、完全に記憶から消す事は出来ないし、したくもないけれど、過去を受け入れて、進んでいくその決心を重く受け止めました。
だから私はこれからも、Aぇ! groupを応援します。5人で走り続けるAぇ! groupを。日の芽を浴びる機会の少なかった彼らが、地上波の情報番組やドラマに出たり、バラエティで活躍したり、果敢に様々な事にチャレンジする姿を、応援し続けたいと思います。
福本大晴くん。貴方の事が大好きでした。貴方も居たからここまで築かれたAぇ! group。貴方が、Aぇ! groupの一員であった事は、私の絶望から救い上げてくれたことは、紛れもない事実だよ。ありがとう。ありがとう。そして、さようなら。この気持ちにケリをつける為にこのnoteを公開させて頂きます。そして、頑張れ。頑張らせてくれ。新生Aぇ! group。

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