減点だけでがんばるのはハードだから
加点法と減点法があった時。
減点法は良くないものに見られがちなイメージがあります。
完全に悪い考えとも言い切れませんけどね。
減点が悔しくて次はがんばるぞ、のきっかけにもなりますから。
とは言え負荷はかかって、ハードなものではあって。
減点を受け止めつつ長くがんばるには、それなりにタフさがいると思うのです。
ちょっと抽象的に考えてみると、
減点法は差を見る見方。
加点法は今を見る見方。
で。
「これには届いていない」と見るか、「ここまでは来た」と見るか。
注目ポイントが丸っと違うんですね。
ところで私はその昔「のびしろがある」と言われて、生意気にも「あんまり嬉しくないなぁ」なんて思ったことがありまして。
のびしろは結局差のことを言っていますからね。日頃から減点法で考えがちだったもので、目先が変わらなかったのかもしれません。
届かなくてヘコむ人の目先を変えるなら、「ここまでできてるじゃん」と言うのが有効なのですよ。
ある時見たアニメが正にそんな感じでしたね。
できなくて落ち込む後輩の話を聞いた上で、先輩は今できていることに気づかせて。
先輩の懐が大きいなぁ、なんて思ったのでした。
プラスがあるからマイナスにも耐えられる。
人間そういう面はあります。
書きながらプラスがマイナスのクッションになる、なんてイメージも浮かんできました。
減点法は悪ではないにせよ、それだけだと負荷がかかりまくるのもまた確かで。
なので減点法がクセの人こそ加点法も取り入れてほしいな、とお節介に思う訳ですが。
簡単ではない(一瞬でできるものでもない)のも分かります。
入り口としては、日々チェックリストを使うのはオススメです。
やったらチェックして消していくと、「ここまでできた」を実感しやすいです。
あと楽しい。
人の今できることをちゃんと見られると、懐は大きくなりますよ。
読んでくださりありがとうございました。