息子の結婚式 第25夜
2018年6月15日 先月息子の結婚式がついに行われた。
半年前に予約したのでバタバタだっただろう…
その割にはシンプルだがとてもいい式だった。
式場も結構奮発していいホテルであげたのだが、会場も広く一番広い部屋に100人弱招待客で和やかな雰囲気だった。
付き物の長いスピーチも無く、演出も派手ではないけれど各所に細かな仕掛けがあって3時間があっという間だった
新郎の母として
まずは黒留袖を着なくてはならない。これは京都から結構いいものがレンタルで借りれた。
挙式では一番前のいい場所席で観られるので、結構感動した…チャペルでの挙式は初めてだったので素敵だった。
その前に息子が産まれて、節目節目に記念撮影をしてきた私に娘(新婦)が記念にお二人で取ったらいいですよと提案してくれたので、親族一同撮影会の前に特別撮影してもらった。本当は息子と2人で取る予定だったが、私が娘と一緒に3人で写りたいと申しでた。
家族写真である。娘も入れて3人で家族なのである。
披露宴の前の受付の前の別室での待機もまた気を遣う。会場に入ってからも、スピーチの時は立たなければならないとか、ホテル側の秘書が後ろについていてくれて、全部指図してくれるので、恥をかくことも無かった。
乾杯の後、息子の元上司で何度か飲みに行って仲良くなった方がいて、その方にお酌の順番や紹介などしてもらったので、ずいぶん助かったものである。ビールを会社関係と友人席についで挨拶にまわったが、常に後ろにはコンパニオンのお姉さんが新しいビールをもって待っていてくれるので、これも滞りなく無事済ませた。
席に戻ると、もう食事が3つくらい溜まっていた…
家の親族との久しぶりの再会
弟は大阪で店をやっていて、合うことも無かったが、1年前に息子が産まれていた。今回一緒に参加してくれたのでお祝いと近況話に花が咲いた。
うちの父と絶縁してから、ほとんどあっていない皆と控室で挨拶をして回った。ただ一人私の父だけは欠席していた
理由は、去年痛めた腰が痛いからという表向きの理由で、実は数年前に息子にお金の無心のメールを無視されたのが原因らしい。息子に聞くと、確かにそういうメールは見たが、いろんな迷惑メールに交じって、宛名も無いメールだから無視していた。これが祖父からとはおもっていなかったそうである。孫に無心する最低の祖父だ。
次に結婚式の連絡を何故私がしてこないのか?ということらしい。私は父が出るなら自分が出ないと言っていたのを息子が来てほしい人を呼ぶのに、そこは我慢しなくてはと思っていたのに…本人が来てほしくて連絡したのに何で親がいちいち連絡する必要があるのだろう…?私が電話したら多分「あんたなんか来なくていいわ!」と言ったと思うが(苦笑)
どちらにしろ、唯一の父の姉である叔母の連絡先を聞いたら「縁を切ったから知らない」というのを聞いて、息子の中の祖父は死んだらしい。多分そこにもお金の無心をしすぎて縁を切られたのだろう。たった2人の姉弟なのに…
当日まで本当は行きたくてたまらなかったくせに、いけないものだから、ずっと愚痴っていたらしい。皆も癖癖していて、帰ったらわざと式の話で盛り上がってやろうと言っていた。
所詮娘と思ってない子の子供は孫ではないのである。ただ祖父も呼びたかった息子の気持ちが不憫であった。
式が終わって…
着物の片づけをしながら、妹とも10年ぶりくらいに話した。昔同じ店にいたことがあって、今でもHPを見ていて「もしかしてまだ働いている?」と聞かれた。
妹は風俗に何年かいたが、全然稼げず出会い系に走ってしまった。それからの彼女を知らないが、今は子供も大きくなり真面目にパートで働いているらしい。
私も今勉強始めたのが行き詰ってしまって、手が止まっているが、8月には風俗を辞めようと少しずつではあるが頑張っている。
二次会に行く息子たちに帰りに出口のところで会えた。これから暫く会うことも無いだろう。バタバタした別れだったがこれでいいのかもしれない。いやこれでいいのだ。
彼らには彼らの二人の生活が待っている。私にも今からなすべき生活が待っている。
二人に幸多かれんと祈るばかりである。
ルームシェアを始めて2年経ちました。結構愚痴を言いながら続くものですねwこれからも暖かい目で見守っていただけたら幸いです。