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雲母(きら)の紙

雲母(うんも)という鉱物の微粉で装飾をした紙が、金箔や銀箔とはまた違った、パールのような輝きがあり好きだ。雲母は、白雲母の粉末で、「きら」といい、顔料と混合したものは色雲母とよばれる。

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雲母摺(きらずり)や雲母揉(きらもみ)など、技法はいろいろあるようだが、私は雲母の輝きが好きなので、見かけたら金封を作ったり、カードや便箋で日常に取り入れる。

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左のカード:地色は純銀箔 右の便箋:丸模様は雲母の輝き( かみ添 )

雲母を使った紙を扱う店舗として、京都には、雲母唐長さんという1624年から創業されている唐紙(からかみ)の老舗のお店もあるが、かみ添さんという2009年に始められた新しいお店もある。どちらも伝統的な木版手摺りによる美しい紙が並び、雲母の紙も手軽に日常に取り入れられる。