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自分ひとりで頑張れない

離職して転職活動をするのは生まれて初めてなので
無職を楽しみたいと思う。

何をして良いものかわからない。

これまで学校や仕事など何かしら日々のルーティンがある中で生きていた私は、際限ない自由を手に入れると持て余してしまった。

もしかして自由を謳歌するにも才能が必要なのか?

ひとまず夜遅くまで起きていたり、朝アラームをかけずに寝るようになった。時間に縛られずに生きるのは楽しい。。そしてこれまで出来なかった二度寝の魅力もよく分かった。

だがそんな生活も2週間で十分だと感じた。採用面接や外出の用事が発生すると、起床就寝の時間は限定されるが、朝は遅くとも7時に起き夜は12時に寝るくらいでちょうど良かった。やはり私にとって早寝早起きはある程度必要だ。

こんなにたくさん自由な時間があるので南の島へ旅行にでも行こうか、と奄美大島行きのチケットを取ったり、普段しないようなことも思いつく限りやってみた。自炊派の私が深夜のコンビニまでブリトーを買いに行った時には恋人も驚いていたが、私は自分自身に対して無意識に行動制限をかけていたことに気づいた。

そして落ち着いてきた頃、こんな事を考えるようになった。

どこかに行けば何かが手に入るとか、誰に会えば私を楽しませてくれると思っていたが、欲しいものは家にいても手に入る時代だし、楽しめるものを探そうと思えばYouTubeやNetflixで好きなだけコンテンツを探せる。


どこにも行かなくても私はこの部屋で幸せになれるのでは?

しかし今日面接で都内に久しぶりに足を運び、ジャケットを羽織ってキメた自分はいつもより盛れているし、何でも出来そうだ。誰かに見られるからと家に居るより少し頑張る自分もなんかイイ。


フルリモートでの在宅勤務がどこか腑に落ちないと感じていたのは、私が他人からの視点で喜んだり悲しんだりするときに生じるエネルギーが、自宅にいるとゼロだからなのかもしれない。


私にはランウェイやステージが必要だし、その為のオーディエンスが必要なのかもしれない。

周りの視線に苦しむこともあったけど、誰かが見ていてくれるからこそ生きてるなぁ〜って感じるのかもしれない。


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