急性期マウント

ネットでこんな言葉を見つけた「急性期マウント」。救急とかICUなど超急性期に勤務しているナースが一般病棟などの看護師に対してマウントをとることを指しているみたい。

あるあるだよね、これ。急変対応とかできるやつがすごいみたいなのは確かにある。ICU内でも…病棟の看護師って〇〇もできないんだよねー、ACLSも知らないってさあーとか。

でも、一般病棟で急変が起きる確率ってそんなに多くない。自分も前に病棟にいた時に急変に当たるのって一年にあるかないか。CPAなんて数年に一度でそうそうない。それを毎日のようにやっているERナース達と比べられても困る。経験値が違うのにマウントとっても意味ない。

そんなバリバリ急性期ナースが緩和病棟とか慢性期病棟などでもすぐできるのかというと、そうではないだろう。そこにはやはり専門性があるわけだ。自分などはケモなんて全くわからない。

そもそも看護師ってなぜか救急とかに人気がある。ドラマの影響とかもあるけど。医師なんて救急は人気ないようだ。うちの病院も救急の医師が足りなくて困っている。研修医でも救急やりたいのなんて稀。そんなドМなやつは少ない。この差はなんだろう?医師の場合は各科の専門性が非常に高いのがあるかもしれない。看護にも当然あるのだけれど看護師として特別にやれることがあったりするかというと、そうでもなかったりする。そこにいくと救急とかは手技とか介助という明確なスキルが勘違いさせやすいのもしれない。よく新人看護師が技術の学べる外科系がいいとかいうけど、そーいう技術系を求めるものが根底にはある。だから特定看護師とかNPに食いつきがいい。そして特定やNPも一般看護師と合わずに問題になっている・・・なんて話も聞く。特定行為研修に行ってた時、ゴリゴリにマウントとってたやつがいて引きまくったのを思いだす。

でも、そろそろ急性期マウントなんてなくならないかな。急性期の対応だけが看護じゃないっしょ。


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