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約束を破った彼と、約束を破った私-後編

前記事と前々記事の続きです…。

連絡が、来ない…。

逃げられると追いたくなる人間の心理…。←ちょろい私。笑
まあ彼は、逃げてるわけでもないんだろうけどさ。

それで。
あちこちの連絡先に言葉を送ってみる。
「スノボは行かないの?」
「一応準備して待ってるよー」
「しんちゃん、来ないのかなぁ…。」

すると。
サブのラインアカウントに既読がついた。
お!
既読!!

私「スノボ行くー?一応準備して待っててみてるけど?」
約束の時間を20分過ぎていた。
彼「ごめん!行く!!何時まで待てる??」
お!
返信来た!!
私「別にスノボは行かなくてもいーよー?」
彼「いや、行こう!!迎えに行くから!待ってて!!」
じゃあ、まあ、待ってみるか。
昨晩、彼の中で何が起きたか、知りたいし、話を聞きたい。

でもな。
別れるのは決まり、か。
さみしいけど。
約束だし。

彼も、そう思ってるんだろうな。

…。
ん?
まてよ??

その約束。
守る必要、ある??

だってさ。
彼が約束を破った。
それなら。

私も約束、破ってもいいんじゃない??
「これが最後」って、約束。


なーんか。
これだけイザコザしても。
彼に対して怒りとか憎しみとかは、やっぱりなくて。

「彼を知りたい」という気持ちが先行する。
彼が何を思ってキレ散らかしているのか。
彼にとって何がそんなに我慢できないのか。

それに。
彼が私のことを好きな気持ちだけは、いつでも信じられる。

それで何があっても「会おう」って思うのだ。
毎回、毎回、いざこざのたびに。


彼が迎えに来て。
ゲレンデに向かう中で、あれこれ話をした。

お互いの「常識」の範囲のズレを話し合いながら擦り合わせていく。

実は彼との、この作業が私は大好きだ。
もともとは素直で優しい気持ちの持ち主なので、柔軟に私の意見を受け入れてくれる。

まあ。
議題によっては正直、彼の束縛レベルが規格外で「やっぱり無理かも…。」と黙り込むこともある。
しかし車で遠出をしているというシチュエーションが、別れを選ばせない。笑
「ここで別れても歩いては帰れないし…。仕方ない、おとなしく車に乗って、とりあえず話を聞いとくか…。」とか思う場面も、少なからず、あった。
(こういう経験のある女性は多いのでは?笑)

最終的には、話し合いによって、ふたりのルールが決まり、いつものセリフでエンディング。

彼「僕はさくらと一緒にいたい。これからもずっと一緒にいてください。」

コメントでいただいて心に残ったことがあったので、彼に伝えた。

私「しんちゃんのソレは、定期的な行事だと思っとくよ。笑」
彼「いや、もう、しないようにする!」
私「大丈夫。約束したって、どうせ守れないんだから。お互いにね?笑」
彼「ごめんね~、いつも、酷いことばっかり。」
私「まあ、なんかもう、慣れてきたから、大丈夫。笑」

彼との日々が、確実に私を成長させている。

ラインをブロックされたり。
通話の最中にガチャ切りされたり。
そんなことに耐性ができる日が来るとは!笑

いや笑い事でもないけどね。
キリッ。

やっぱりこれは。
意味のある出逢い。
(これもコメントでいただきました!ありがたし!)

たまに、こうやってnoteでガス抜きさせていただきつつ。

「顔を見るのが嫌になるまで一緒にいてみよう。」とか思った「これが最後」の約束を守れなかった私の、心の記録。

だらだらと書き綴りましたが、お読みいただき、ありがとうございました!