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medha_35
メガネをかけて生きている。
突然ですが。
いつも思ってるのですが。
人はメガネをかけて生きている。
そのメガネは、自分で、かけたり外したりできるものなのだけれども。
でも。
メガネをかけている自覚が少ないひとが、多い気がする。
いろんなメガネがある。
恋人と別れたいから「嫌な部分だけを見るようにする」メガネをかけたとする。
そうすると。
相手の嫌な部分だけがくっきりと見えて。
別れるべき理由ばかりが思考を占拠し。
「一緒にいたい」という感情をなぎ倒しても「別れる」方向に進めてしまう。
でも。
この人と添い遂げたい。と思って「良い部分にフォーカスする」メガネをかけると。
相手の良い部分ばかりを拾って。
一緒にいたい気持ちを強く濃くしてくれる。
本当にいろんな種類のメガネがあって。
「相手が浮気をしている」と思うメガネをかけていると。
浮気をしている（っぽい）証拠がたくさん見えてくる。
「この人は私に隠し事をしている」と思うメガネをかけていると。
相手が嘘をついている（っぽい）証拠がたくさん見えてくる。
どんなひとでも。
メガネをかけて生きている。
「メガネなんてかけてない！」
と言い張るひとのほうが逆に、強烈なメガネをかけていたりする。
メガネをしていることに気が付いて。
外したつもりでも。
何らかのメガネをかけている。
それならばいっそ。
「自分は何らかのメガネをかけている」
と、自覚し。
「そのメガネ越しの世間を見ている」と思える視点が必要なのではないかと思う。
私も。
たくさんメガネをかけている。
でも。
自分の大切なひとを。
大切にできないようなメガネは。
さっさと外したい。
そうして。
大切な人を大切にし続けられる。
そんな自分でありたい。