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2023バス帰省<6日目:大船渡→大和>
岩手を丸一日で縦断し、次は宮城県へ。豪華な朝食を食べたかったので遅めの出発であり、朝食前に宿の周辺を散策した。
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残念ながら曇り、だが暑い。朝食前に一風呂浴びた。
朝食も、三陸の海の幸や岩手の美味しい野菜を味わえた。
こんな豪華な朝食はいつ以来だろう。
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朝食後に再びホテルの屋上へ。朝とは変わって晴れてきた。
夜は気づかなかったが、養殖いかだが湾を埋め尽くしており、三陸らしい風景を形作っていた。
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再びBRTに乗り、バス旅を再開。
大船渡丸森 0753→鹿折唐桑 0858 JR大船渡線BRT 気仙沼行
ついに宮城県に突入。鉄道の頃は気仙沼の隣駅だった鹿折唐桑で下車。
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鹿折唐桑は廃線跡を利用した専用道との境にある停留所であるため、一般車が入らないようにするゲートを見れた。鉄道用に似た信号機に従って走る様は鉄道のようだった。
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高台へと歩く。途中で大船渡線の専用道を越えたが、鉄道の跡だとはっきりわかった。
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陣山にある気仙沼市復興祈念公園を訪れた。北側には区画整理された鹿折地区が、南側には気仙沼湾と大島を望む。美しい景色だが、慰霊碑からはこの地で12年前に起こった悲劇に思いを馳せずにはいられなかった。
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気仙沼の街中へ。内湾地区は浮力で設置される防潮堤を整備し、今も街と海の距離が近い。海を横に散歩できるのは、港町を感じるにはもってこいの場だろう。
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駅へと向かうため、海から離れる。
市役所は街並みに溶け込み商業施設のようだった。
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気仙沼駅へ。もちろんJRに乗るわけではないが、次のバスは駅前から出発する。気仙沼駅は比較的内陸にあるため、津波の被害が少なかった。
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気仙沼は中学の修学旅行で来たが、今回もまた時間が足りなかった。必ずまた来ると誓い、岩手県交通の特急バスに乗車した。
気仙沼駅 1000→一関駅前 1113 岩手県交通 特急 一関駅前行
特急バス。前日に乗った急行バスとの違いはよくわからないが、下道だけを走るバスには変わりないので乗車した。
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岩手県に戻ってきた。土曜日なのでこの先の乗り継ぎは最後の接続となる。
とはいえ2時間以上あるので市内を散策。
一関は北上川の支流・磐井川が市内を流れる。大洪水が過去に起こった歴史を持つため、市内にはそれを記す標柱があった。
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中心街の南の端には、一関城の城跡である釣山公園がある。田村氏が居城とした平山城であり、本丸からの展望が良かった。
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城から下り、旧沼田家武家住宅へ。一関藩の家老である沼田家の住宅跡で、農家と武家屋敷の特徴を併せ持っていた。
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一関は日本酒も有名であり、ちょうど道沿いに酒蔵とレストランがあったので入ってみた。
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バスまでの時間は約30分。ギリギリになるのは分かっていたが、郷土料理の餅を頼んだ。
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様々な味の餅を楽しむことができた。食後は小走りで一ノ関駅へ。
最終の乗り継ぎになるバスにギリギリ間に合った。これを逃したら新幹線でワープになっていたので恐ろしい。
一関駅前 1330→築館 1438 栗原市民バス 伊豆三丁目行
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再び宮城県へ。栗原はゆかりのある街なのでまた今度ゆっくり来るとして20分乗り換え。これは接続が良すぎる。
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築館 1500→古川駅前 1558 栗原市民バス 古川駅前行
栗原市民バスだけで新幹線の2駅分も進んでしまった。
古川の乗り継ぎは1時間あるので散策する。
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古川の街中は用水路が流れ、水辺の景観が質素で美しい。
緒絶橋という歌枕の地や古くからの酒屋、立派な山門を持つ瑞川寺もあり、歴史を感じられた。
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市役所を訪問。古川市が周辺町村と合併して誕生したため、看板は大崎の下に古川がうっすら見えた。
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庁舎は5月にできたばかりで真新しい。平日なら中に入って様子を見てみたかった。
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道の駅でスイーツを食べてからこの日最後のバスに乗車。
道の駅おおさき 1706→三本木音無 1734 大崎市民バス 三本木音無行
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三本木の市街地を少し過ぎた国道沿いが終点。ここから大衡村で乗り継ぎ、大和町へ行くことが平日ならできる。しかし今日は土曜日であり、一泊しても繋がらない。
歩けばいいじゃないか。
夕方の涼しい時間に10km歩くだけなので、そこまで苦ではない。
宮城の美しい田園風景の中、ウォーキングが始まった。
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国道4号なので歩道が整備されている。歩く人に配慮されており素晴らしい。
日没も最高だったが、ここからが長かった。
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大衡村に入った。気持ちを無にして歩き続ける。翌日以降の行程の確認やらやっていた気がする。
少し入ったところに村役場があるため寄り道。これで訪問したことにしたくはないが、寄り道しないとやってられないくらい単調だった。
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出発から2時間、ようやく大和町に入った。大和町に入ってから国道沿いのホテルまではすぐだが、疲れと暑さで随分長く感じた。
結局2時間半ほど歩き、乗り継げるバスもないためここで終了。今回の旅で発動される最長の徒歩連絡を無事に乗り越えたところで、旅もちょうど半分となった。
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2023/08/26
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