2023バス帰省<10日目:棚倉→水戸>
10日目はついに関東へ。
朝の時間で宿泊した棚倉町を散策。棚倉城跡を訪れた。
国史跡に指定されているが、戊辰戦争で落城し建物は残っていない。
町役場は少し離れているため訪れず、中心街からバスに乗る。
福島交通とJRバスのバス停が入り乱れており少し迷った。
棚倉駅前 0708→矢祭町役場 0745 福島交通 矢祭小学校行
塙町を経由し、福島県最南の町・矢祭へ。
この先へ進むバスがすぐやってくるらしい。
バス停が町役場の目の前だったので、3分の間に訪問。
矢祭町役場 0748→高地原入口 0804 福島交通 上茗荷行
3日間お世話になって福島交通ともここでお別れ。乗ってきたバスは久慈川から離れてしまうため、途中で下車した。
周りには民家も少なく、久慈川の美しい自然を満喫できた。
6kmの県境徒歩開始。国道118号で交通量もそこそこあるが、歩道があるのがありがたい。
ついに茨城県に突入。関東地方に帰ってきた。
ギリギリだと思い急いで歩いたので時間があり、下野宮には早めに着いた。
駅に立ち寄ると、ちょうど水戸行きの列車が出るところだった。
駅から少し離れたバス停へ移動。こちらも久慈川から山に入ったところから来るバスに乗車する。
下野宮 0910→大子駅前 0923 茨城交通 大子駅前行
常陸大子駅の観光案内所で情報収集。袋田の滝へ寄る時間はやはり無さそうだ。
街中を散策。昔ながらの建物も見られた。
道幅が狭いのがどこか関東らしい気もする。
十二所神社に参拝。境内には蒟蒻神社もある。
高台にあるため大子の市街を一望できた。
道の駅へと向かう途中、2022年まで使われていた旧庁舎を発見。
役場らしいと思って近づいてみたら、大子町役場の文字が残っていた。
久慈川を渡り、道の駅奥久慈だいごへ。りんごやシャモが有名であり、りんごソフトを食べた。
夏休みの最終盤、東京からも日帰り圏内に入ったためか、かなり混雑していた。
さらに先へ歩き、新しい大子町役場へ。
木をふんだんに使った美しい庁舎だった。バスまでの時間は町議会のロビーで待てた。
大子町役場 1054→馬次入口 1128 茨城交通 馬次入口行
水郡線に沿って南下しようとすると、常陸大宮との間で路線が途切れてしまう。一回海沿いに出るルートでも途切れるところはあるが、徒歩距離は短いのでこちらを選択した。
常陸太田市に入り、里美町への道が分岐する馬次入口までバスが出ている。
この山奥で常陸太田へ向かう路線に接続よく乗り換えできるのは感動だ。茨城交通をしばらく使うのでICカード・いばっピを購入。
乗ってきたバスが折り返し、車通りも少ない山奥に取り残された。
常陸太田からのバスが来るまで不安が尽きなかった。
他に乗客がいるはずもなく、馬次入口を発車。
馬次入口 1154→常陸太田駅 1302 茨城交通 総合福祉会館行
途中でかつて日本一長い歩行者用吊り橋であった竜神大吊橋へ立ち寄ってくれた。お客さんは乗ってこなかったので、ただ車窓から観光させてもらったようなものだ。
水府地区を過ぎたあたりから市街地に入り、ついに関東平野に入った。
常陸太田には水郡線の支線が乗り入れている。水郡線は乗ったことがなかったが、今回沿線を訪れたのでしばらく来ることはないだろう。大湊線も同様なのが、この旅で少し悔やまれるところだ。
常陸太田駅 1309→大みか駅西口 1340 茨城交通 大みか駅西口行
常陸太田からは2005年に廃止された日立電鉄に沿って海沿いへ。同じ茨城交通だが、2019年に吸収合併した日立電鉄交通サービスの路線だった区間であり、いばっピが使えない。整理券は全国初のIC整理券だという。
なんと10月からいばっピと統合され、11月末で日立電鉄区間のICカード・でんてつハイカードは廃止されるらしい、と車内放送で知った。残高を全額使えはしないが、せっかくなのででんてつハイカードを購入。あと1ヶ月で販売中止され数ヶ月で使えなくなるカードを買ってしまった。
大甕駅に到着。このあたりの旧日立電鉄線の区間は線路の跡を舗装し、ひたちBRTとなっている。2019年から本格運行が始まり、JRとの結節点である大甕駅にもその設備が見られた。
駅の東側に出ると、セイコーマートがあった。常陸太田へ向かうバスの中でも見えて感動したが、ここで島牧以来の入店。普段使っているため、茨城といえど安心感が半端ない。
泉神社に参拝。延喜式内社であり、常陸国風土記にも記載がある古社だ。
森に囲まれ、周りの暑さを忘れられる空間だった。
続いては水木歩道橋へ。日立製作所で作られた大型の工業製品が通過することもあり、歩道橋が昇降できるようになっている。
日立電鉄水木駅の跡地からBRTに乗車する。白棚線を入れて本旅行3回目のBRTだ。大船渡線BRTより本数も多く、都市近郊型のBRTらしい。
水木 1455→おさかなセンター 1510 茨城交通 おさかなセンター行
途中で日立電鉄の廃線跡と別れ、終着である日立おさかなセンターへ。
遅めの昼食として海鮮丼をいただいた。
実は日立市と東海村の間はバス路線が途切れる。ここから東海駅まで6kmを歩く。
遠くに東海原発と思しき建物も見えた。
埠頭には出荷待ちと思われる車が並んでおり、工業地帯を感じる。
久慈川を渡って東海村に入る。原子力関係の施設や研究所が多く、むつに並ぶ一大拠点であることを感じられる。
東海駅まで行くと間に合わないと判断し、国道沿いから乗ることにした。
ちょうど退勤時間にあたったようで車や自転車で混雑していた。
原研前 1709→海浜公園西口 1727 茨城交通 海浜公園西口行
東京へ向かう高速バスもあるが、路線バスで隣町へ。
国営ひたち海浜公園に来た。最終入園時刻は過ぎているが、ここがバスの乗り継ぎ拠点になる。
勝田行きのバスを待つ。海浜公園帰りでJRで東京へ帰るような人が多いが、自分は東京までまだまだかかる。
バス停の掲示で那珂湊へ行くコミュニティバスがあることを知り、その先の接続も確認。勝田経由では勝田で待ち時間が生じてしまうので、那珂湊経由に変更した。
海浜公園西口 1759→那珂湊駅前 1826 ひたちなか市スマイルあおぞらバス 那珂湊駅前行
海浜公園近くのジョイフル本田の敷地に入り、駐車場を他の車と同様に進んでいったのが衝撃的だった。
せっかくなので駅構内が見える場所に来てみた。夕暮れの地方の拠点駅、しかも非電化となると雰囲気が良すぎる。
那珂湊駅前 1838→水戸駅 1923 茨城交通 茨大前営業所行
暗闇の中を水戸へ。水戸駅のターミナルが大きすぎた。
水戸駅前のホテルに宿泊した。コインランドリーを探しに少し街を彷徨ったが、水戸の都会ぶりを体感することができた。
翌日の行程が確定していなかったので宿も取った。東京まで1日で行けないこともないが、夜遅くになる上に実家までは辿り着けないので、途中で1泊することにした。
2022/08/30
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