2021夏旅行<1日目:東京→秋田>
帰省からの帰りは陸路で北海道を目指す。とはいえ新幹線でまっすぐ帰っても面白くない。
朝の上野駅。北への玄関口であるこの駅から北海道に帰るというのは感慨深い。本当は北斗星やカシオペアで帰りたかったが。
選ばれたのは特急ひたち。
上野 0800→仙台 1229 JR常磐線・東北本線 特急ひたち3号 仙台行
2020年に全線復旧した常磐線を走破し仙台へ。大野や双葉も一部では帰還困難区域が解除されたので来たい。
4時間半の旅はやはり長かったが、都内から在来線一本で仙台まで来れるというのは凄いことだ。
駅弁を購入し新幹線に乗り換え。これなら東京から新幹線でも良かった気もするが、仙台まで常磐線の方が安く済む。
仙台 1253→田沢湖 1407 JR秋田新幹線 こまち21号 秋田行
盛岡からはミニ新幹線となり、田沢湖へ。降りた人はあまりいなかった。
計画を立てたのが前日なので下調べを碌にしていない。とりあえず田沢湖へ向かう。
田沢湖駅前 1420→田沢湖畔 1431 羽後交通 玉川温泉行
玉川温泉や乳頭温泉も行きたいが田沢湖で下車。
日本一深い湖である田沢湖はどこか神秘的だった。
遊泳場のある東側に来たが、見所は正直あまり無いので次のバスを待つ。
ここで仙台で買った駅弁を食べた。暖かい状態で食べられるのは嬉しい。
周辺を散策。遊泳場は湖畔まで降りられる。天気が素晴らしいがやはり暑い。
レストハウスで味噌たんぽを食べた。きりたんぽが好きなのでこう手軽に食べられるのは嬉しい。
田沢湖を一周するバスに乗車。観光バスではないが、途中で観光のため停車してくれるらしい。
田沢湖畔 1537→御座の石神社前 1625 羽後交通 田沢湖一周線
結構なアップダウンを抜け、西岸の潟尻へ一気に移動。
田沢湖のシンボルとも言えるたつこ像がある。
すぐ近くに漢槎宮という神社があったので参拝した。湖にせり出したロケーションのため、写真を撮っている人が多かった。
バスに戻り北岸へ。潟尻で1人が降りてから、乗客は自分だけだった。コロナ禍だと外国人が少ないのも影響しているのだろう。
御座石でバスを下車。ここも10分間の観光停車があるが、普通に下車した。
湖を背景にした鳥居が有名な御座石神社に参拝。佐竹義隆公が腰を掛けて休んだことに由来するという。
湖はすぐに深くなっているようで、田沢湖ブルー(?)が美しかった。
次のバスで田沢湖駅に戻ることもできるが、御座石でわざわざ下車したのには勿論理由がある。
湖畔の道を少し戻り、T字路から山へと分け入る。
振り返ると田沢湖が綺麗に見えた。
6kmほど歩くと、松葉の集落にたどり着いた。18時となり辺りはもう薄暗い。
旧西木村を少し歩くと、駅に着いた。
秋田内陸縦貫鉄道の松葉駅。国鉄時代は角館線の終着駅だった。
松葉駅から田沢湖にアクセスできることは知っていたので一度やってみたかった。
だんだんと暗くなっていく田園風景を小さな駅でのんびりと眺めた。贅沢すぎる時間だ。
1年ぶりの秋田内陸線で角館へ。昨年の帰省の時も乗ったが、まさか1年後に再び来るとは思っていなかった。
松葉 1832→角館 1900 秋田内陸縦貫鉄道秋田内陸線 普通 角館行
角館に着いた時にはすっかり暗くなっていた。
次の列車は約1時間後なので、武家屋敷の夜景を見に行く。
角館の武家屋敷は1年半前に来た。秋田のこの地域に1年半で3回も来るとは。
夜の武家屋敷街は静かだった。観光客も当然おらず、静寂を一人で堪能することができた。
駅に戻ったが、列車が来ない。信号点検の影響で列車が大幅に遅れているらしい。
地元の高校生であふれた待合室で列車を待つ。先に新幹線がやって来たが、課金する決心がつかず見送ってしまった。
30分ほど待ってようやく列車がやって来た。大曲での接続も1時間以上開いてしまうらしい。高校生たちはかわいそうだ。
角館 2025→大曲 2043 JR田沢湖線 普通 大曲行
大曲から新幹線に課金。角館からでも値段は変わらなかったので角館から乗っておけばよかった。
大曲 2058→秋田 2128 JR秋田新幹線 こまち39号 秋田行
大曲秋田間は進行方向が変わるため座席を回転した。ガラガラの車内だったので周りの座席は反対を向いていた。
秋田に到着。秋田市をじっくり観光したいところだが、郊外のネカフェに泊まるために一駅だけ移動する。
秋田 2132→泉外旭川 2136 JR奥羽本線 普通 東能代行
この年の3月に開業したばかりの泉外旭川駅で下車。新興住宅街の中を20分ほど歩き、国道沿いにあるネカフェに宿泊した。
2021/09/02
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