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もりくぼPが強火で語る「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」(37,591文字)

本noteの対象
・異次元フェス参加予定のラブライブ!をあまり知らないPさんたち

本noteから得られるもの
異次元フェスで虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会パートを楽しむのに十分な知識、関連楽曲プレイリストや公式MV・ライブ動画などのリンク情報
・2ヶ月かけて醸成された約37,000文字の狂気

より短時間で大まかに知りたい方は↓をご覧ください!

はじめに

アイマスシリーズとラブライブ!シリーズのコラボライブ「異次元フェス アイドルマスター × ラブライブ!歌合戦」が発表されましたね!(記事を書いてるうちに二次先行まで始まってしまいましたが……)

せっかくこの歴史的なコラボライブに参加するなら、両方のコンテンツを全力で楽しまないと損だと思います! ただ、アイマスPの中にはこれまでラブライブ!シリーズは一切履修してこなかったという方もそれなりにいるのではないでしょうか。

このnoteでは、そんなラブライブ!をどこから履修して良いのか分からないというラブライブ!未履修Pさんが異次元フェスをより楽しめるように、森久保乃々担当Pでありながらラブライバーでもある自分が(※自分のP・ラブライバー歴は末尾に軽くまとめています。気になる方はご覧ください)、ラブライブ!シリーズで一番好きかつPに一番オススメしたいシリーズ「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会(以下:ニジガク)」について強火で語ります!!!!!!

注意事項

  • 本稿の解釈は執筆者個人の意見です。ラブライブ!やラブライバーを代表するものではありません。1人のニジガクオタクの戯れ言です。

  • 本稿はニジガクネタバレを大量に含みます

  • ニジガクは大きくアプリのニジガク(以下、スクスタ)とアニメのニジガク(以下、アニガサキ)の二つのシナリオ軸があります。スクスタはすでにサ終していることや、現行のニジガク展開がアニガサキ準拠であることから、本稿ではアニガサキ時空のニジガクストーリーを扱います

  • 執筆者は2022年4月にニジガク沼にはまったニワカです。それ以前の出来事については可能な限り調べて記載しておりますが、実際に体験した訳ではないため、細かなニュアンスなどに誤りがある可能性があります。

  • 「ここが間違ってる!」、「ニジガクにはもっとこういう魅力がある!」などご意見あるラブライバーさんは沢山いらっしゃると思います。是非、ご自身の熱い思いをSNSや動画などでPさんに伝えてあげて下さい!! 特にスクスタ関連の話はほぼ扱っていないため、有識者の布教をお待ちしています!

  • 当初は蓮ノ空とLiella!についても書くつもり満々でしたが、ニジガク執筆に二ヶ月もかかってしまったので、余力がなさそうです……たぶんできて蓮ノ空くらいまでです。また、Aqoursは未履修のためそもそも語れません。有識者ラブライバーさん、お助けください。

  • 執筆は2023年7-9月に行っています。最新情報については公式サイトなどをご確認ください。

  • ※10/4追記:10/4に新アルバム「Fly with you!!」が発売されたので、楽曲など一部内容を更新しました。

  • ※10/31追記:10/17にオートエモーションコンバート璃奈ちゃんボードの予約が開始されたので内容を更新しました。


ラブライブ!の基礎

ニジガクについて語る前にラブライブ!シリーズのコンセプトについて簡単に説明します。ここをおさえておかないと、ニジガクをうまく紹介できないからです。アイマスPのみなさんにも分かりやすいように、アイマスとの違いという視点を持ちつつ解説していきます。

物語のコンセプト

そもそもアイマスとラブライブ!の一番の違いはなんでしょうか。「Pの有無」、「男キャラ(P)が絡むか否か」など、人それぞれ意見はあるかと思います。確かにそれらも大きな違いではありますが、個人的に一番は「プロ」の物語と「アマチュア」の物語の違いからくるメインコンセプトの違いだと思っています。

アイマスシリーズの根底にあるコンセプトは、Pがプロデュースを通じて各々のアイドルたちとそれぞれのプロのアイドルとしてのあり方・立ち位置を見つけていくことだと思っています。一応ゲーム上は○○で優勝、ファン○○人獲得みたいな明確な目標が設定されることはあるものの、本質は何かで勝利することではなく、一人のプロのアイドルとして輝くというのがアイマスのメインコンセプトではないでしょうか。

一方でラブライブ!は部活動としてアイドル活動を行う高校生がチーム戦で全国優勝を目指していく物語です。ラブライブ!シリーズはすべてスクールアイドルの物語です。スクールアイドルとは読んで字のごとく学校を舞台に活動するアイドルのことで、簡単にいってしまえばアマチュアの部活動アイドルです(厳密に言えば部活動でなくても良いですが)。そして現実世界の高校球児にとっての甲子園のような存在が、スクールアイドルにとっての「ラブライブ!」になります。ラブライブ!では全国大会で優勝するという明確なゴールが一番にあって、日々活動に励んでいるわけです。その中で困難に立ち向かい成長する姿や団結を描く、スポ根青春モノ的な物語となります。

全体ユニットの価値

大会としてのラブライブ!にはたぶん各校1ユニットしか参加できないので(※大会としてのラブライブ!の正式ルールは不明な部分も多いため確定ではないです)、アニメにおいては1シリーズごとに1つの全体ユニットが形成されるというのもお約束です。無印ならμ's、サンシャイン!!ならAqoursなどが、この全体ユニットに相当します。もちろんライブコンテンツでもある以上、さまざまな理由づけでユニット内ユニットやソロ活動も登場しますが、ラブライブ!を勝ち抜いていくメインユニットはあくまでも全体ユニットなのです。つまりラブライブ!における全体ユニット活動とはそれぞれのシリーズの核であり、何よりも重要なアイコンです。一方でソロ活動やユニット内ユニット活動はあくまでもオプションとして行われるという建て付けとなっています。
アイドルごとのソロ活動やプロダクション内ユニット活動が基本で、何らかのイベント・記念としてプロダクション全体活動が設定されるアイマスとは真逆の構造になっているのもアイマスとラブライブ!の大きな違いです。

基本的なストーリーライン

ラブライブ!に参加するためにスクールアイドル部として学校の公認を得て、そして予選を勝ち抜いて全国優勝を目指すというのがどのシリーズにおいても基本的な流れになります。
ラブライブ!で活躍することはラブライブ!時空では大きな社会的なアピールになるため、高校の存続をかけて活動することもセットになっていることが多いです。

ニジガクとは

アニガサキを見て!!!!!!!!!

さて、ここからはニジガクの紹介になりますが、正直なところ自分が長々と語るより、まずアニガサキ1期のダイジェストを見ていただくのが一番だと思います。51分46秒が一瞬で溶けます
自分はたまたまYouTubeからオススメされたこの動画でニジガク沼に落ちました。開始49秒からの優木せつ菜ちゃんのパフォーマンスに心を打ち抜かれて、気づいたら1時間が過ぎていました。

「もう完全にときめいちゃった!!」

以下は完全にネタバレを含みますので、できればこちらを見てから戻ってきていただけると嬉しいですが、50分は長い……と思ったPさんでも大丈夫なように以下でしっかりニジガクを紹介していきますので、そのまま進んでください。

ダイジェストでときめいちゃった人は、是非サブスクなどでフルで見ていただければと思いますが、1期1話フルや2期1話フルも公式YouTubeで見れるので、良かったらそちらだけでも見てください。









では、ネタバレ語りを始めます。

ラブライブ!を目指さないラブライブ!

ダイジェストをご覧になった方は「さっき聞いた話と全然違う」と感じたはずです。そうなんです。ニジガクはラブライブ!で唯一「ラブライブ!を目指さない」シリーズなのです。
見ていない人にはさっぱりだと思うので、アニガサキ1期序盤(3話くらいまでの内容)を簡単にまとめると以下のような流れになっています。

  1. ラブライブ!を目指そうとしたことでメンバー内に不和が生まれ、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会は廃部に

  2. 優木せつ菜の最後のソロステージをたまたま見かけた上原歩夢(+高咲侑)が心を打ち抜かれて、スクールアイドルを始める

  3. ラブライブ!を目指さず、自分なりの理想のスクールアイドルをそれぞれがソロ活動で目指す、新しい形の虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会として再始動する

繰り返しになりますが、ラブライブ!シリーズは基本的にラブライブ!優勝に向かって努力する物語です。しかしながら、ニジガクは「ラブライブ!を目指す」という最大目標をあえて捨てることで、他のラブライブ!シリーズにはない形でスクールアイドルの成長を描いた作品なのです。
そう聞くとラブライブ!シリーズとしては異端作なのではと思われるかもしれませんが、他のシリーズに負けず劣らずちゃんとラブライブ!として良い作品になっているところがニジガクの何よりの魅力だと思います。

ソロ活動が中心

ラブライブ!を目指さないニジガクの一番の特徴は、ソロ活動がメインであることです。アニガサキ1期9話に「仲間だけどライバル、ライバルだけど仲間」というニジガクを象徴する台詞があります。ソロアイドル同士としての切磋琢磨、そして支え合い。このソロ活動が中心だからこそ生じるキャラクター同士の関係性はニジガクの大きな魅力だと思います。

一方で、いわゆるμ'sやAqours的な全体ユニットはニジガクには存在しません。虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会として全体曲のパフォーマンスはあるのですが、ソロアイドルたちが同好会の名の下に一緒にパフォーマンスを行うという形をとっています。アニガサキ1期3話に「(ラブライブ!での)勝利に必要なのはメンバーが一つの色にまとまること」という台詞がありますが、μ'sやAqoursは言葉通り一つの色にまとまった強い全体ユニットです。一方で虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会は、一人一人違う色をしたソロアイドルが、一つの色にはまとまれないけど、一緒にステージに立てば綺麗な虹色を咲かせられる集団です。ソロ活動が中心だからこそ生まれる全体/ユニット曲の不揃いな一体感も、ニジガクの魅力です。

また同好会自体も、他のラブライブ!シリーズにおける部のようなラブライブ!優勝という一つの目標に向かう集団ではなく、スクールアイドルという同じ夢をもった子たちが集まる集団であり、アイマスのプロダクション的な場としての意味合いが強いように感じます。

あなた/高咲侑という特殊存在

ニジガクのストーリーはそもそもがアプリゲームであるスクスタから始まっています(※2023/6/30にサ終)。スクスタにはプレイヤーキャラ(通称:あなたちゃん)が存在しており、スクールアイドルではないメインキャラとしてアイドルたちと関わっていました。ゲームベースでスタートしているアイマスではプレイヤーキャラでありアイドルと関わるアイドルでない存在=Pがいることは当たり前ですが、スクールアイドルの部活動を視聴者として見守るラブライブ!シリーズにおいては、スクールアイドルたちと関わるスクールアイドルではないあなたちゃんは非常に特殊な存在となっています。当然ですが、あなたちゃんポジションのキャラは他のラブライブ!シリーズには存在せず(※正確にはスクスタにはμ's・Aqoursが参加していたので、スクスタ上では関与あり)、この点でもニジガクはラブライブ!の中で特殊なシリーズと言えるでしょう。
また、スクスタ/ニジガクのキャッチコピーは「あなたと叶える物語」であり、「みんなで叶える物語」をキャッチコピーとしていた無印・サンシャインとは異なり、「あなた」の存在がニジガクにおいて重要視されていることも分かります。

後述しますが、アニガサキではスクスタのあなたちゃんの代わる存在として「高咲侑」が設定されています。アイマスでいうところの赤羽根Pや武内Pポジションのキャラと思っていただくとわかりやすいです。プレイヤーキャラの総体であったあなたちゃんに比べて、侑ちゃんはより確立した一人のキャラクターであり、さらにその特殊性を増しています。

聖地お台場

ラブライブ!を目指さないという点では他のシリーズと大きな違いがあるニジガクですが、ラブライブ!シリーズのもう一つの大きな特徴である現実の街とのリンクについては他シリーズ同様にがっつりラブライブ!しています。
ニジガクの舞台になっているのはお台場で、虹ヶ咲学園は東京ビッグサイトがモデルになっています。部室がある部室棟は西館ですし、生徒会室はあの有名な逆三角形の中にあります。コミケなどでビッグサイトに行くたびに図らずも聖地巡礼になるというのがニジガクの良さでもあります。また、アニメ内のライブ会場の聖地は東京ガーデンシアターであり、聖地でリアルライブが開催されるのも最高です。

『ファンが現地に行った時に「今はたまたまあの子たちがいないけど、きっとこの道を通ったんだだろうな」という感覚を持ってほしいんです。』
――河村智之(アニガサキ監督)

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会TVアニメオフィシャルBOOK

聖地巡礼されている方のまとめなどをみると、アニガサキでは「本当にここにニジガクの子たちがいた」と思えるくらい丁寧にお台場の景色が描かれていることが分かります。

アニガサキ

現行のニジガクとほぼ同義であるアニガサキ。ラブライブ!シリーズのアニメは基本無印関連スタッフが中心となって制作されている中、アニガサキはメインスタッフが他のシリーズとは異なっており、キャラデザも明確に異なるなど、アニメ制作体制の面でも異質なシリーズとなっています。

アニガサキの良さは正直数えきれないくらいありますが、ここではMVのクオリティ、シナリオの良さ、スタッフのニジガク愛の3つに絞って語ります。

まずMV。アニガサキではキャラが歌い始めると、何の説明もなく突然MVが始まります。

『TVアニメ虹ヶ咲のMVでは、聞いた人が受けた衝撃や抱いたイメージを映像で表現しています』
――河村智之(アニガサキ監督)

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会TVアニメオフィシャルBOOK

アニガサキの河村監督によると見ている人のイメージ映像の表現とのことですが、基本アニメ1話につき1つ披露されるMVはどれもこれも本当にクオリティが高いです。3Dと2Dが見事に融合しており、それぞれのキャラクターの良さがこれでもかというくらい詰まっています。YouTube公式動画の再生数もかなり多く、アニガサキ1期・2期のMV(※MVではないED曲除く)は全曲100万再生を突破しています。あとでこれでもかというくらいに公式YouTubeのリンクを貼りますので、是非アニガサキのMVを堪能してください!!

次にシナリオ。メタ的に話すと、ラブライブ!を目指さないことでラブライブ!の基礎で述べたようなストーリーライン(メンバー集め→部活動結成→大会勝ち抜き)から開放され、自由な構成になっているのが強いです。スクールアイドル活動そのものや、アイドル一人一人にフォーカスがしっかり当たる、丁寧な作りになっています。また、廃校などがかかっていないので重すぎず、かつ問題が生じても比較的あっさりとコミュニケーションによって解決される(他シリーズだと1期かけて解決するような誤解が1−2話でちゃんと解決する)点も個人的には好きです。

最後にスタッフの熱いニジガク愛。非公式ですが、アニガサキちりばめられた小ネタの多さを解説している方の動画を貼ります(1期:24分38秒、2期:1時間24分31秒)。

動画の長さ、元ネタの幅広さを見ていただければすぐに分かると思いますが、一瞬で終わるシーンや画面の隅にすらニジガクネタがこれでもかと詰め込まれています(※元ネタを知らない初心者でも問題無くアニガサキを楽しめるような形で引用がされていますが、元ネタを知ってるとついニヤニヤしてしまう作りになっています)。文脈を理解した上で本気でニジガクを愛している人たちの狂気的な愛を、アニガサキからは感じます。
この最強のスタッフたちから作られるアニガサキがニジガクのアニメとして傑作にならない訳がないのです。

アイマスPが入りやすいラブライブ!

ここまで見てきたように、ニジガクはラブライブ!シリーズとしては特殊な作品です。誤解を恐れずに言えば最もアイマスシリーズ的な構造をしたラブライブ!だと言えるかもしれません。ソロ活動が中心、プロダクション的な同好会、P的な存在のあなた/高咲侑。建て付けは非常にアイマス的だと思いませんか?
構造的に、ニジガクはアイマスPには馴染みやすいコンテンツだと思います。

またニジガクはラブライブ!優勝を目指さないのでお約束を知っておく必要がなく、他のシリーズ未履修でも問題無く楽しめます。さらに、スクスタがサ終したことにより、最低限アニガサキさえおさえれば十分コンテンツについていけるという点で履修難度が低くなっています。加えて、アニメも最新OVAが絶賛販売中で、劇場三部作の公開が控えているなど、供給が現在進行形でしっかりある今からでも推せるコンテンツです。
まとめると、ニジガクはラブライブ!初心者が気軽に入りやすいコンテンツです。

これらの理由から、ニジガクはアイマスPが最初に履修するラブライブ!
として最もオススメできるシリーズ
だと思います。

キャラ紹介

ここでは、それぞれのキャラの簡単な紹介と個人的な好きポイントを書いていきます。各キャラごとに公式PVとソロ曲プレイリスト(Amazon music)、オススメ楽曲MV(2つ)のリンクも貼っています。

上原歩夢(うえはらあゆむ)

  • CV:大西亜玖璃(おおにしあぐり)

  • キャラカラー:ライトピンク

  • 学年:2年生

  • 身長:159cm

  • ライブの自己紹介コーレス

公式Twtterより
  • 公式PV&キャラ紹介

まごころ系スクールアイドル
ニジガクはソロアイドルの集合体であるため厳密にいうとセンターはいませんが、一応センター的なポジション(765の春香、デレの卯月的な)にいるのが歩夢です(異次元フェス合同楽曲のニジガク代表でもあります)。界隈ではぽむと呼ばれる(特にカップリング関連で)こともあります。

歩夢は高咲侑の幼馴染であり、侑ちゃんとの幼馴染み関係は歩夢の大きな個性だと思います。特にアニガサキ1期では侑ちゃんへの愛が重めに描写されています。そんな侑ちゃん依存だった歩夢が、アニガサキを通じて一歩一歩成長し、侑ちゃんだけのスクールアイドルからみんなのスクールアイドルに成長していく姿も歩夢の魅力だと思います。

侑ちゃんへの重い感情が取り上げられがちな歩夢ですが、ピンクとか可愛いものが似合う王道アイドルで、少し控えめだけど努力家で、めちゃくちゃ良い子なところも個人的には大好きです。

  • ソロ曲紹介

全体としてあなたに向けた歌詞が特徴的で、曲調は王道アイドルソングが多いイメージです。スクスタ内エピソードで作られた「Break The System」だけは異色なロックですが、これはこの曲が収録されているアルバム「L!L!L!(Love the Life We Live)」自体がそれぞれのキャラクター性をあえて外した楽曲で構成されているためです(※ミア・ランジュのぞく)。

MV紹介1曲目はアニガサキ1期1話で披露された『Dream with You』。たった1人の観客(侑ちゃん)に向けた、侑ちゃんだけのスクールアイドルによる侑ちゃんのためだけのパフォーマンスです。
何より、前日にせつ菜のパフォーマンスを見ただけで、このパフォーマンスができてしまう歩夢には、スクールアイドルの才能がありすぎます……

もう1曲はアニガサキ1期12話で披露された『Awakening Promise』。Dream with Youと対になる楽曲で、披露されている場所も同じです。ちなみにこの階段は歩夢と侑ちゃんの自宅マンション前で、子供の頃二人でよく遊んでいた思い出の場所になります。

『この大きな階段。子どもの頃から、侑ちゃんとよく遊んでた場所なんだ。(中略)スクールアイドルを始めるって決めた時も、この階段で一緒に過ごしたっけ』

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 素顔のフォトエッセイシリーズ03 Rainbow Days~歩夢・しずく・果林~

歌詞もMVも、侑ちゃんだけでなく「あなた(歩夢のファンたち)」に向けた曲になっているように感じます。侑ちゃんだけのスクールアイドルだった歩夢が、同好会での活動を通してみんなのスクールアイドルに成長したことを表現した楽曲だと思います。

どちらのMVにも歩夢の良さがギュッと詰め込まれているので、是非見てください!

※10/4追記:10/4に発売された新アルバムに収録されている新ソロ曲の「Walking Dream」がタイトル(Walking Dream=歩夢)通り解像度の高すぎる歩夢曲になっているので、良かったらMVを見てください……!!

中須かすみ(なかすかすみ)

  • CV:相良茉優(さがらまゆ)

  • キャラカラー:パステルイエロー

  • 学年:1年生

  • 身長:155cm

  • ライブの自己紹介コーレス

公式Twitterより
  • 公式PV&キャラ紹介

小悪魔系(腹黒系)スクールアイドル
新生虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の部長で、あだ名はかすみん。かすかすと呼ばれると「かすみんです!」とプンプンしちゃう子です。パン作り(特にコッペパン)が趣味。同学年(+年下)のことは○○子というあだ名で呼ぶ(例:しず子、りな子)癖があります。

いたずら好きのお調子者で、おだてに弱くチョロさがあり、小悪魔系よりは子犬ちゃん系というのがしっくりきます。好きとか悔しいとかの感情をちゃんと言葉にし、表情もコロコロ変わる、感情表現がとても豊かな同好会の愛され部長です。
そんなかすみんですが、ファンにかすみんの可愛さを届けることをスクールアイドルとしての目標としており、スクールアイドル活動に対しては誰よりも真剣で努力家です。
また後述するせつ菜のように完全に分離してるわけではないですが、スクールアイドルとして振る舞っている時のかすみん(一人称:かすみん)と素の高校一年生としての中須かすみ(一人称:私)の二つの面を使い分けており、二面性を楽しめるのもかすみん/中須かすみの魅力だと思います。

ソロ曲紹介

かすみん曲は明るくて楽しい、かすみんの可愛さが全力で伝わってくるような曲が多い印象です。

最初に紹介するMVは『無敵級*ビリーバー』。この曲はアニメMV付きソロ曲が1人だけ作成されるという活動初期のえげつない人気投票を勝ち抜いて作られた楽曲です。DECO*27さんによるハイクオリティな作曲力とアニガサキスタッフのMV力が遺憾無く発揮されています。

個人的にはかすみんと中須かすみの両方の魅力が詰まっているように感じるのが、この曲の一番好きなところです。「この世界中の全員がNoだって言ったって 私は私を信じていたい」という歌詞はくるものがあります……

もう一曲はアニガサキ1期2話から『Poppin’ Up!』。こちらはシンプルにスクールアイドルかすみんのかわいいがこれでもかと詰まった楽曲です。どこを切り取ってもほんとに可愛い……

どちらも本当にオススメのMVなので、是非見てください!

桜坂しずく(おうさかしずく)

  • CV:前田佳織里(まえだかおり)

  • キャラカラー:ライトブルー

  • 学年:1年生

  • 身長:157cm

  • ライブの自己紹介コーレス

公式Twitterより
  • 公式PV&キャラ紹介

演技派系スクールアイドル
スクールアイドル同好会と演劇部を兼部している女優志望の1年生。大きなリボンをつけたハーフアップの髪型がトレードマークで、ぱっと見いいところのお嬢様という感じですが、実際に豪邸に住みオフィーリアという大型犬を飼っているという本物のお嬢様です。

しずくを語る上で欠かせないのが演じること。小さな頃から古い映画や小説が好きで、その世界の登場人物になる空想をしていましたが、友達から変だと言われたことがトラウマになり、以降は本当のしずくを心の底にしまい普通のしずくを演じています(かすみんやせつ菜(後述)ほどはっきりと人格を切り分けてるという訳ではないようですが)。そんなしずくが本当の自分でいられる、向き合える場所が同好会であり、自分と向き合う活動がスクールアイドルなのかもしれません。

ニジガクメンバーでは特に同学年のかすみとは特別な関係を築いており、しずくが折れそうになったときにかすみがしずくの背中をおしたり、逆にしずくがかすみにヘアピンをプレゼントしたりしています。

  • ソロ曲紹介

演技や本当の自分というしずくのテーマに向き合った歌詞の楽曲が多く、それぞれの曲が物語のように繋がっている印象があります。

MV紹介1曲目はアニガサキ1期8話より『Solitude Rain』。舞台上でセリフから始まるの良すぎませんかね……どの表情も最高ですが、特にサムネにもなっているかっこよさが全面に出ているところが大好きです。普段可愛い子がかっこよさを出す瞬間はたまりません……

もう1曲はスクスタから『あなたの理想のヒロイン』。しずくの初ソロ楽曲で、ゆったりとしたメロディーでしっかりと歌詞が耳に残ります。白を基調とした衣装と先輩(あなた)に向けた王道の歌詞が、清楚さのフルコースという感じの曲です。

公式MVがなかったのでとりあげていませんが、個人的にはオードリーも大好きな曲ですので、良かったら聞いてください!

朝香果林(あさかかりん)

  • CV:久保田未夢(くぼたみゆ)

  • キャラカラー:ロイヤルブルー

  • 学年:3年生

  • 身長:167cm

  • ライブの自己紹介コーレス

公式Twitterより、き・め・た!でその時々ランダムでキャストにハグしにいく
  • 公式PV&キャラ紹介

セクシー系スクールアイドル
読者モデルをやっている3年生。アニガサキ1期においては、唯一スクールアイドルをやりたい気持ちを隠していたキャラで、同好会に最後に加入したメンバーでもあります。

ニジガクでは一番身長が高く、美人でプロポーションも良く、ストイックでプロ意識も高い大人のお姉さんという雰囲気の果林さんですが、ポンコツ要素も多く(勉強が苦手、方向音痴、部屋が片付けられない、エマに起こしてもらわないと起きられない等)、そのギャップも大きな魅力です。パンダ好きという可愛い一面や、島出身で実は昔は色黒わんぱく少年系だったという過去もあります。

ニジガクメンバーでは特にエマと親しく、親友以上の関係でありなんとなく夫婦感があります。個人的はエマがニジガクのママだとすると、果林さんはニジガクのパパというイメージです。

  • ソロ曲紹介

果林さん曲は全体的に大人っぽいかっこいい曲が多いように思います。

MV紹介1曲目はアニガサキ1期9話から『VIVID WORLD』。ニジガクを代表して果林がアウェイステージに立つというシチュエーションで披露された楽曲です。Just like a Rainbow Colorsで始まり終わる歌詞、最初は誰も果林を知らなくて観客席ペンラの色がバラバラだったのがパフォーマンスで魅了した終盤は青でまとまる演出。「ステージには1人で立っているけどみんなの支えがあって立っている」というニジガクのソロアイドル活動を象徴するようなMVだと思います。

2曲目はスクスタMVより『Fire Bird』。サムネが強すぎます……青をイメージカラーとする果林が赤い衣装で情熱的に踊るタンゴ風楽曲です。果林さんのまた違った一面が見られる曲だと思います。

宮下愛(みやしたあい)

  • CV:村上奈津実(むらかみなつみ)

  • キャラカラー:超オレンジ

  • 学年:2年生

  • 身長:163cm

  • ライブの自己紹介コーレス

公式Twitterより
  • 公式PV&キャラ紹介

スマイル系スクールアイドル
愛さんを端的にまとめると、文武両道・性格最高・完璧ギャルです。個人的には、ニジガク内で全能力平均値が一番高いのは愛さんだと思います。
かすみんと同じく、愛さんだけのあだ名をニジガクメンバーにつける癖があります(例:ゆうゆ、りなりーなど)。

運動神経抜群で、いろいろな部活に助っ人として呼ばれては大活躍しており、部活棟のヒーローという通り名を持っています。成績も優秀です。コミュ力お化けで、明るくて誰に対しても優しい性格です。おばあちゃん大好きっ子だったり、実家のもんじゃ焼き屋でお手伝いをしていたりと家族を大切にするエピソードもあります。ぬか漬け好き、だじゃれ好きなど、少し女子高生として変わった嗜好もありますが、そんなちょっと変わったところまで含めて、完璧といっても言い過ぎではないのが愛さんです。
なんでもでできるだけでなく、なんでも楽しめて、周りまで楽しくする才能も愛さんの強みです。楽しいの天才

ニジガクメンバーとは特に璃奈ちゃんと姉妹のような関係で強く結びついてています。アニガサキ2期では近所のお姉さん(美里さん)とのエピソードなどがあり、愛さんの妹的な一面も見ることができます。

  • ソロ曲紹介

愛さん曲はライブで盛り上がるような楽しい曲が多い印象です。

MV紹介1曲目はアニガサキ1期4話から『サイコーハート』。途中で子どもたちが思わず振りを真似してしまうような、とにかくみんな楽しめる/楽しくなる愛さんらしい楽曲だと思います。個人的には24-7を指で作る振り付けが大好きです。
イメージカラーであるオレンジ色を基調としたチアリーディングモチーフの衣装が最高に似合っていますし、ニジガクメンバーカラーをあしらった腰と髪飾りのボンボンもめちゃくちゃエモいです。

もう1曲はスクスタから『楽しいの天才』です。サイコーハートと同じくらい、愛さんらしさにあふれた、楽しさにフォーカスした曲です。曲名通り、愛さんは本当に楽しいの天才だと思います。

個人的には愛さんは若干方向性は違うものの、大槻唯ちゃんと結構似ている部分が多い気がします。欲を言えば異次元フェスでコラボがみたいです。宮下愛&大槻唯でRadio Happyとか楽しいの天才とか歌うことがあったら、間違いなくドームで昇天します……

近江彼方(このえかなた)

  • CV:鬼頭明里(きとうあかり)

  • キャラカラー:すみれ色

  • 学年:3年生

  • 身長:158cm

  • ライブの自己紹介コーレス

公式Twitterより、ここはどこ?の回答にはそのときのライブ会場名をコール
  • 公式PV&キャラ紹介

マイペース系スクールアイドル
気づいたらすやぴ(※寝ること)している3年生。一緒にすやぴしたくなるような、ゆるふわな雰囲気をまとっています。彼方ちゃんはもふもふで優しい大型犬というイメージでしょうか。

そんなおっとりしていてマイペースな彼方ちゃんですが、実はその裏ですごく頑張り屋な一面も持っています。仕事で家を空けることの多い母親に変わって家事全般をこなしており、妹であり他校でスクールアイドルをしている遥ちゃんより毎朝早起きしてみんなの分のお弁当を作っています。家があまり裕福でないため、週5でスーパーでアルバイトをしており、夜は遅くまで特待生を維持するために勉強しています。比較的重めの設定ではありますが、それらを大好きな家族(特に溺愛している遥ちゃん)のために、彼方ちゃん自身のやりたいこととしてこなしています。そんな芯の強さも彼方ちゃんの魅力だと思います。

ニジガクメンバー内では、アニガサキ1期で歩夢や侑が悩んだ時に相談する相手に選ばれるなど、最上級生としてお姉さん的なポジションにいます。

  • ソロ曲紹介

彼方ちゃん曲は初期は安定してゆったりしたすやぴしたくなるような楽曲が多かった印象ですが、最近はテンポのはやい曲が増えてきています。

MV紹介1曲目はアニガサキ1期7話より『Butterfly』。彼方ちゃんのことを心配する妹の遥ちゃんのために、スクールアイドルとしての彼方ちゃんを見せてあげるステージです。彼方ちゃん曲でもあり、近江姉妹曲でもあると思っています。特に「ハルカカナタ」と妹・姉の名前が続く歌詞や二人の後ろ姿と手つなぎがフラッシュしていくところが好きすぎます……

もう1曲はスクスタより『Märchen Star』。ゆったりとした聞いてるだけでα波がでそうな楽曲です。公式生放送で行われたスクスタベストショット選手権で、最後の雲をぽんぽんして息で飛ばすところがキス顔に見えると話題になりました。狐ポーズを含めた振り付け全般もめちゃくちゃ可愛い楽曲です。

優木せつ菜(ゆうきせつな)

  • CV:楠木ともり(くすのきともり)→林鼓子(はやしここ)

  • キャラカラー:スカーレット

  • 学年:2年生

  • 身長:154cm

  • ライブの自己紹介コーレス

公式Twitterより
  • 公式PV&キャラ紹介

本気系スクールアイドル
優木せつ菜はせつ菜が大好きなラノベの主人公「ユウキくん」とヒロイン「セツナちゃん」からとったスクールアイドルとしての芸名で、本名は中川菜々(なかがわなな)です。菜々はアニガサキ開始時点では生徒会長を務めていました(現在は栞子に会長職を譲っています)。
アニガサキ開始当初は、せつ菜と菜々を完全に別人格のように使い分けており、せつ菜の正体は校内の誰も(元スクールアイドル同好会のメンバーでさえ)知りませんでした。見た目も菜々は眼鏡×おさげで、せつ菜はコンタクト×サイドテールと明確に区別されています。

せつ菜は、大好きに正直で、大好きを叫び、大好きを貫く、アツくまっすぐなスクールアイドルです。一方の菜々は、厳格な母親や周囲の期待にこたえる他人から見え方を気にする優等生です。一見すると真逆な二人ですが、どちらも彼女にとってやりたいこと/なりたい自分の一つの側面を現した姿だと思います。その垣根がアニガサキを通じてなくなっていき、最終的には同好会以外の人たちにも菜々=せつ菜であると胸を張って伝えられるように成長する姿も、せつ菜の魅力ではないでしょうか。

余談ですが、2023年8月にせつ菜を主人公にした公式ラノベが電撃文庫から発売されました。

  • ソロ曲紹介

せつな曲はかっこよくて、明るくて、元気と勇気がもらえる曲が多い印象です。可愛さがつまった『ヤダ!』も他のせつ菜曲とは違う魅力があるので是非聞いてみてください。

ソロ曲MVとしては何より『CHASE!』を推したいです。アニガサキ1期1話でも部分的にアニメMV化された、せつ菜の初ソロ曲であり、代表曲です。せつ菜の大好きにあふれた曲で、進もうとするすべての人への応援歌だと思っています。勇気をくれる曲です。
自分をニジガク沼に落とした曲であり、一音目・一言目からとにかく心にグサグサと刺さります……聞くと必ず泣いてしまう、ニジガクソロ曲の中で一番大好きな曲です。

もう一曲紹介するのは、アニガサキ1期3話より『DIVE!』です。DIVE!はCHASE!と比べるとより明るく、まっすぐなロックで、全力全開のせつ菜を感じます。この曲を披露する前の菜々からせつ菜に切り替わるシーンまで含めて、是非アニガサキを見ていただきたいです。

エマ・ヴェルデ

  • CV:指手毬亜(さしでまりあ)

  • キャラカラー:ライトグリーン

  • 学年:3年生

  • 身長:166cm

  • ライブの自己紹介コーレス

公式Twitterより
  • 公式PV&キャラ紹介

癒やし系スクールアイドル
エマちゃんはスクールアイドルをするためにスイスから留学してきた3年生です。大家族の長女で、赤毛とそばかすがチャームポイント。パンが大好きです。

エマちゃんは長女&最上級生らしく優しくて包容力があり、友達思いな、陽だまりのようなあたたかさを持った子です。スクールアイドルとしての目標は「心をポカポカさせること」であり、彼女のキャラクターとマッチしたスクールアイドル像だと思います。
また、ただ穏やかなだけでなく、小さな頃に見たスクールアイドルに憧れて、スクールアイドルになるためにはるばるスイスから日本に留学してくる行動力も持ち合わせています。この芯の強さもエマちゃんの魅力だと思います。

その包容力と優しさから同好会ではママ的な存在であり、界隈ではエママと呼ばれたりしています。果林ちゃんの紹介でも触れましたが、果林ちゃんととは特に親密で、朝起こしてあげたり、部屋を片付けてあげたりと何かと果林ちゃんのお世話を焼いています。

  • ソロ曲紹介

エマ曲は全体的にのびのびゆったりした、誰かに寄り添うようなエマちゃんらしい優しさのある曲が多い印象です。

MV紹介1曲目はアニガサキ1期5話から『La Bella Patria』。曲名はイタリア語であり、「美しい故郷」と言う意味です。個人的にはスクールアイドルになることをためらう果林へ向けた、果林の手を引っ張ってあげるような曲だと思っています。衣装では首のリボンとつながった麦わら帽子がエマちゃんらしくて最高に好きです。

もう一曲はスクスタから完全に和にふった『哀温ノ詩』。ライブでエマ役の指出さんの歌唱力を最大限に感じられる楽曲です。和なエマちゃんはお好きですか? 私は大好きです。

あとソロ曲ではないものの、エマちゃんの優しい澄んだ歌声が楽しめる、エマちゃんが彼方ちゃんに歌ってあげる公式子守歌動画なる神動画があるので、すやぴしたくなった時にオススメです。

天王寺璃奈(てんのうじりな)

  • CV:田中ちえ美(たなかちえみ)

  • キャラカラー:ペーパーホワイト

  • 学年:1年生

  • 身長:149cm

  • ライブの自己紹介コーレス

公式Twitterより、東京ドームに「天使天才天王寺」を響かせよう!
  • 公式PV&キャラ紹介

キュート系スクールアイドル
「璃奈ちゃんボード○○(○○には感情表現が入る(例:にっこりんなど))」というセリフとともに、璃奈ちゃんボードという様々な表情を描いたスケッチブックを顔の前に掲げて表情表現する、ピンク髪の1年生。ライブではオートエモーションコンバート璃奈ちゃんボードという、感情を自動的に電光ボードに表示する機械をつけてパフォーマンスをします。
ラブライブ!シリーズを知らないPさんでも、璃奈ちゃんボードのことを知っている人は結構いるのではないかと思います。自分自身、ニジガクに興味がまったくなかったP時代に「ラブライブ!に変なボードをつけたアイドルがいる」という話を聞いたことがあり、当時から少しだけ璃奈ちゃんのことを知っていました。
ニジガクでは一番身長が低く、はんぺんという猫をかわいがっています。

璃奈ちゃんは感情を伝えたり、表情に出すのが苦手な子ですが、感情自体が乏しい訳ではありません。むしろ感情はめちゃくちゃ豊かな方です。アニガサキでは、感情を上手く表現できない璃奈ちゃんが、それをコンプレックスではなくアイデンティティだととらえて、自分にできること(=璃奈ちゃんボード)で自分の気持ちを自分なりに表現していくという成長を遂げます。

『璃奈のような子は、ボードを取ることで成長するといのがよくあるお話の作りですが、璃奈ちゃんボードは彼女の個性なので、それを取り除いて個性を潰すことはしたくありませんでした』
――河村智之(アニガサキ監督)

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会TVアニメオフィシャルBOOK

初見だと璃奈ちゃんボードという特殊なビジュアルに目を向けがちですが、このコンプレックスに向き合っていく姿勢やニジガクメンバーやクラスメイトたちとの関係性の進行など、自分に向き合いながら成長していく姿が、とても共感できるスクールアイドルだと思います。

ニジガクメンバーでは特に1期で璃奈ちゃんを引っ張ってくれた愛さんを姉のように慕っています。最近スクフェス2(※ラブライブ!シリーズの現行アプリ)で公開された私のラブソング編では「愛さんへのラブソングを作る」という宣言を愛さんにしました(尊い……)。

ちなみにオートエモーションコンバート璃奈ちゃんボードは商品化が決まっており、今夏受注予定となってます(※発表以降いまだ続報はありませんが、夏はまだ終わっていない……)。

(追記)2023年10月17日に予約が開始されました(12月18日23日締め切り)! 36,300円とかなり高額ですが、機能盛りだくさんで企画開発担当者さんのブログの熱量も半端ないので期待大です!(※筆者予約済)

YouTube等を見るとオートエモーションコンバート璃奈ちゃんボード自作者も結構いる模様です。ラブライバーの技術力はすごい……

  • ソロ曲紹介

璃奈ちゃん曲はどの曲でも声に感情がすごくのってるように思います。

MV紹介1曲目はアニガサキ1期6話より『ツナガルコネクト』。執筆時点ではニジガク関連全MVの中で最高再生数をたたき出しており、2023/9/20にニジガクYouTube動画で初めて500万再生を突破しました。
ここに至るまでの璃奈ちゃんのすべてが詰まった楽曲で、次々と感情表現が変わるオートエモーションコンバート璃奈ちゃんボードが最高です。あと気のせいかもしれませんが、1:19あたりで一瞬ボードの下にのぞく璃奈ちゃんの口元が笑っているように見えるところが、個人的には最推しポイントです。

2曲目はスクスタから『ドキピポ☆エモーション』。電波系の曲調でありながら、「思いを伝えることって難しい」・「いつか素顔を見せる日がきたらそのときは笑顔で居たい」など歌詞がかなり聞かせる内容になっているハイブリッド曲です。
ライブではコールが結構多い曲であり、特に「R・I・N・A・C・H・A・N・B・O・ARD 璃奈ちゃんボード」のところのコールが楽しい楽曲です。

三船栞子(みふねしおりこ)

  • CV:小泉萌香(こいずみもえか)

  • キャラカラー:翡翠

  • 学年:1年生

  • 身長:160cm

  • ライブの自己紹介コーレス

公式Twitterより、○○ライブはそのときのライブ名になる
  • 公式PV&キャラ紹介

まっすぐ系スクールアイドル
ここからは追加アイドル3人の紹介となります。
栞子は最初に追加されたアイドルであり、ラブライブ!シリーズでは初の追加アイドルになります。アニガサキでは2期から登場し、紆余曲折を経て同好会に所属し、現在は菜々の跡をついで生徒会長をしながらスクールアイドル活動もしています。
八重歯がチャームポイントで、少し堅物すぎるくらい真面目な性格をしています。お嬢様が多いニジガクメンバーですが、栞子もそのうちの一人で日舞の経験などもあります。元スクールアイドルの年の離れた姉がいます(※姉の設定はアニガサキとスクスタではかなり異なります)。

栞子を語る上で外せないのが適正という言葉です。当初の栞子は、大好きな姉がスクールアイドルとして目の前で失敗した姿をみた幼少期のトラウマから、「できること(≒失敗しないこと)を選ぶ」というどちらかというとネガティブなニュアンスで適正を使っていました。その栞子がニジガクメンバーとの出会いや生徒会活動を通じて、結果の成否ではなく「やりたいという気持ちがあるか」というポジティブなニュアンスで適正を語るようになり、スクールアイドルとしての一歩を踏み出す姿がアニガサキ2期では描かれています。

スクールアイドル活動を始めてからもその生真面目さは変わりませんが、普段はすんとしている栞子が、ふとした瞬間に見せる笑顔とその口元に覗く八重歯が個人的に大好きです。

ニジガクメンバーではランジュと幼馴染みの関係です。ただ歩夢・侑のようにずっと一緒にいた関係ではなく幼少期に別れていることや、お互い友達作りがあまり得意な方ではないこともあり、まだ二人の間には多少のぎこちなさがあります。

また、絶賛発売中のOVAは栞子が主人公といっても過言ではないくらい栞子の物語になっています。栞子の良さが全編通して詰まっているので、栞子にはまった方は是非OVA買ってください!! ポニーテール栞子……

  • ソロ曲紹介

追加メンバーのため栞子曲はまだ少ないですが、決意の光や翠いカナリアのような、ややアップテンポでかっこいい曲が栞子曲のベースのように思います。

MV紹介1曲目はアニガサキ2期7話より『EMOTION』。彼方ちゃんのButterflyほど直接的な姉妹曲ではありませんが、この曲も三船姉妹の思いがつまった姉妹曲です。ニジガクソロ曲は歌詞の良い曲が多いですが、この曲は特に歌詞がエモーショナルな曲だと思います。
個人的に顔の前で手を上下に開いていく振り付けが大好きで、MVでも開いた手の間からのぞく表情と八重歯が最高です。

2曲目はスクスタから『決意の光』です。栞子らしい和ロック曲で、白い和風な衣装が曲調に絶妙に合っていると思います。
あと、栞子のスクスタMVでは口を開くと必ず八重歯が見えるので、栞子の八重歯好きにはたまらない仕様になっています。

ミア・テイラー

  • CV:内田秀(うちだしゅう)

  • キャラカラー:プラチナシルバー

  • 学年:3年生(飛び級、年齢は14歳)

  • 身長:156cm

  • ライブの自己紹介コーレス

公式Twitterより
  • 公式PV&キャラ紹介

SING系スクールアイドル
二人目の追加アイドル。ミアは栞子よりさらに後の時期に追加されました。アニガサキでは2期1話でランジュのトラックメーカーとしてステイツ(アメリカ)から虹ヶ咲に留学してきます。
ラブライブ!シリーズ最年少の14歳ですが、飛び級で高校3年生になっています(ステイツでは大学生)。ベースボールやハンバーガーを含めたジャンクフード好きなアメリカンな部分を持っている、金髪片目隠れボクっ子です。

テイラー家という音楽の名門の生まれであり、歌うことが大好きだったにも関わらず「テイラー家のミア」としてはその才能がないと幼少期に悟ったことから、歌を諦めて才能があったトラックメイカーになったという経緯があります。そんなミアが自分の中の本当にやりたい気持ちに向き合って、スクールアイドルとして再び歌い出す姿がアニガサキ2期では描かれています。

ミアは全体的に子どもっぽい発言や行動が多いにもかかわらず、普段は3年生として大人&クールっぽく見せようと背伸びしてい姿がめちゃくちゃ可愛いです。

R3BIRTH以外では年齢的に近い1年生組と絡むことが多く、特に璃奈ちゃんの言うことには素直に従うなど、璃奈ちゃんにはとても懐いています。

  • ソロ曲紹介

最終追加メンバーのためソロ曲はまだ少ないですが、英語歌詞&歌唱がミア曲の何よりの特徴だと思います。

MV紹介1曲目はアニガサキ2期9話から『stars we chase』。アニガサキでは夢を諦めて日本を去ろうとしたランジュへ向けた曲です。ランジュのEutopia衣装に通じる黒金があしらわれていたり、ランジュのQueendomの肩掛けジャケットをオマージュしていたりと、ランジュとのリンクが衣装にも表れています。
この曲は完全英語曲であり、正直初見でこれをラブライブ!曲と見抜ける人はいないのではないかと思います。YouTubeでは外国からのコメントも多く、2010年代のバイブスを感じるらしいです。

もう1曲はスクスタから『Toy Doll』。こちらも完全英語曲であり、ラブライブ!メインキャラクターが歌う楽曲としては、シリーズ初の完全英語曲でもあります(※完全英語曲自体は無印劇場版挿入歌などあり)。こちらはAvril Lavigneなどの2000年代のバイブスを感じさせる曲で、ライブではクラップなどが楽しいめちゃくちゃ上がる曲です。

鐘嵐珠(しょうらんじゅ)

  • CV:法元明菜(ほうもとあきな)

  • キャラカラー:ピンクゴールド

  • 学年:2年生

  • 身長:165cm

  • ライブの自己紹介コーレス

公式Twitterより、この子と~のところでランダムでキャストをピックアップ
  • 公式PV&キャラ紹介

熱烈系スクールアイドル
3人目の追加アイドル。アニガサキでは2期1話から登場します。1期の同好会ライブを見て、ここなら自分もスクールアイドルになれると思って中国(香港)からやってきた留学生です。アニガサキ2期1話では圧倒的なパフォーマンスを披露して、一気に視聴者を引き込みました。アニガサキ上は最後に同好会に加入したメンバーとなります。

パフォーマーとしてのランジュは超絶ハイスペックであり、ニジガクNo.1の能力を持っている言っても良いかもしれません。一方でその圧倒的な才能や他人の気持ちを上手く理解できない性格のために周りの人たちが離れていってしまう経験をしてきたことから、ランジュ自身は自分には友達を作れないと思い込んでいます。
そんなランジュが、孤高でありつつも仲間と一緒に過ごせるという、奇跡みたいな場所として最終的にたどり着いたのが同好会です。
同好会入りする前の孤独で圧倒的なランジュも個人的には好きですが、加入後は誤解されやすい殻に閉じこもってた本心が開放され同好会メンバーにデレッデレとなったランジュも大好きです。無邪気で天真爛漫な部分が表に出たランジュは、大きい赤ちゃんとか大型犬に例えられることもあるくらいの可愛さを遺憾なく発揮します。

  • ソロ曲紹介

ランジュもミア同様最終追加メンバーなので楽曲数はまだ少ないです。中国出身を生かした中国語(北京語・広東語)が混じった強い曲が多くなっています。

MV紹介1曲目はアニガサキ2期1話『Eutopia』。This is 鐘嵐珠。ランジュの自信・かっこよさ・魅力が詰まったシンプルなつよつよ曲です。MV公開後すぐにミリオン再生を突破し、現在は400万再生に迫っています。歴史でも少し触れていますが、スクスタエピソードの影響でもたれていたランジュのネガティブイメージをすべてひっくり返したと言っても良いくらいの強い楽曲です。

2曲目はスクスタから『Queendom』。アニガサキ2期8話でも披露された曲です。ダンスミュージックを基調としたアイドルソングの系譜を組んだ、割とゆったりめの楽曲ですが、このテンポですら強さを感じるのはさすがランジュ曲だと思います。

高咲侑(たかさきゆう)

  • CV:矢野妃菜喜(やのひなき)

  • キャラカラー:黒

  • 学年:2年生

  • 身長:156cm

  • コーレス:
    ひなきちゃん「ヒトリダケナンテ」→みんなで手をあげる
    ひなきちゃん「せーの」
    全員「「「「エラベナイヨー!!!」」」

  • 公式PV&キャラ紹介

侑ちゃんは「ニジガクとは」でも少し説明したように、ラブライブ!シリーズで唯一のスクールアイドルではないメインキャラです。アニメ化にあたって、スクスタにおけるP的な立ち位置のプレイヤーキャラ「あなたちゃん」の代わりとなるキャラとして新たに作られたアニオリキャラが侑ちゃんになります。赤羽根Pや武内P的な存在だと思ってもらえれば大丈夫です。異次元フェスで応援出演となっているのは、そういうわけです。見方によってはアニガサキの主人公といえるかもしれません。

侑ちゃんはその成り立ち上、「ニジガクを応援するラブライバーの総体の化身」的な立ち位置だと解釈しています。とはいえ影のようなキャラクターではなく、侑ちゃん自体かなり魅力的なキャラクター(天性の人たらしでイケメン)をしており、キャラ人気も高いです。
アニガサキでは1期はあなたちゃん的なスクールアイドルが好きで応援する立ち位置が主でしたが、2期では自分の目標を見つけて夢に向かって進んでいき、1人の「高咲侑」というキャラとして個性を確立していきます。

ちなみに名前は投票企画で決まりました。ラブライブ!シリーズでは恒例の読者参加型企画ですが、人名募集は初の試みでした。

名前の由来
『μ'sの高坂穂乃果、Aqoursの高海千歌から「高」、虹ヶ咲学園から「咲」をとった名字、そして「あなた」=「You」ということで「侑」になりました。「侑」という漢字に含まれた「助ける」という意味もあり、メンバーのサポート役を務める彼女にぴったりです!』
――投稿者:桜田フジさん

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会TVアニメオフィシャルBOOK

歴代ラブライブ!主人公と虹ヶ咲とあなたを受け継いだ、最高の名前ですよね。考えた桜田さんは天才。

あと侑ちゃんで一つ覚えておいていただきたいのが、「ヒトリダケナンテエラベナイヨー!」という台詞です。これは声優の矢野妃菜喜さんが公式生放送で叫んだことでミーム化した台詞が侑ちゃんに逆輸入されたものですが、今では矢野妃菜喜さん・侑ちゃんともに代表する台詞となっています。

ユニット紹介

ソロが基本のニジガクですが、同好会内ユニット4つ存在します。アニガサキ2期ではユニット活動も一つの軸となっており、ソロアイドルとしてそれぞれが立ち位置を確立した上で、次の景色をみるためにユニット活動も始めたという感じです。
現実世界では2019年にユニットプロジェクトがスタートし、一連の大型参加企画「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 ユニットマッチング投票 2じが3いたら4ろしくね♪」によって、メンバーの組み合わせ、ユニット名ともに投票企画で決定されました。あとで追加されたR3BIRTHも、名前は募集&投票企画で決まっています。まさに「あなた」が決めたユニットたちです

ユニットについては、構成メンバーとどんな雰囲気のユニットかについて軽く触れ、楽曲プレイリスト(Amazon music、※アニガサキ2期BD特典曲は配信されていないので含まず)、オススメMVとユニットライブ&ファンミの公式ダイジェスト映像のリンクを貼る形式で紹介します。

とりあえずユニットのライブの雰囲気だけ知りたいという方は、↑の今年1月~3月にかけて行われたユニットライブの公式ダイジェストを見てください。

QU4RTZ(くおーつ)

  • メンバー:中須かすみ、天王寺璃奈、エマ・ヴェルデ、近江彼方

  • 名前の由来:Pronounced like "quartz" but use the number four to signify the amount of members who are glamorous like gemstones.(意訳:クオーツ(水晶)の発音だけど宝石のようにキラキラしたメンバーの人数(4)を使った)

1年生2人と3年生2人で構成されるカルテットで、同好会内ユニットで最大人数のユニットになります。通称「Q4」。個性派の面々がそろっているニジガクの中でも比較的個性派なキャラが集まったユニットですが、ユニットとしては重なり合い同じ方向を向いている印象で、ふわふわしていて可愛くて癒やされるユニットになっています。

  • 楽曲紹介

Q4楽曲の魅力は、なんと言っても合唱によるハーモニーです。どの楽曲も声の重なりがめちゃくちゃ良いので、是非聞いてください。楽曲は比較的ふわふわしたやさしくポップなものが多いです。

入門オススメ曲として、アニガサキ2期3話から『ENJOY IT!』のMVを貼ります。ライブではクラップがめちゃくちゃ楽しい曲です! あとチェック模様のワンピース衣装が可愛すぎます……デザインしためばち先生は天才。

  • ユニットライブ&ファンミダイジェスト

DiverDiva(だいばーでぃーば)

  • メンバー:宮下愛、朝香果林

  • 名前の由来:ハートの奥深くまで潜り込む「Diver」と歌姫を意味する「Diva」が名前の由来です。舞台がお台場というシャレっ気も含んでいます(笑)

パフォーマンス能力が高い2人による、ラブライブ!シリーズ初の2人組ユニット。通称「DD」。元気な愛さんとクールな果林先輩という対照的な2人が、ステージ上でお互いの魅力をぶつけあい、勝負するようなパフォーマンスを披露する、最高にかっこいいユニットです。

  • 楽曲紹介

DD楽曲はダンスミュージック系のサイバー感ある楽曲が多く、おしゃれかつかっこいい曲が多い印象ですが、「祭花-saika-」のようなJ-POP系の楽曲もあります。またDD楽曲と言えば、愛さんのラップも魅力の1つですので、是非意識して聞いてみてください。

オススメ曲として、アニガサキ2期4話から『Eternal Light』のMVを貼ります。サムネの時点で既に優勝してますよね……素敵……

  • ユニットライブ&ファンミダイジェスト

A・ZU・NA(あずな)

  • メンバー:上原歩夢、桜坂しずく、優木せつ菜

  • 名前の由来:A combination of each member's first name: Ayumu, shiZUku, and setsuNA from a cool group name. (意訳:歩夢・しずく・せつ菜の名前を組み合わせたかっこいいユニット名)

それぞれが一つの世界観で主人公となるような、強烈な個性を持った3人が集まったユニット。通称「AZN」。ソロアイドルとしての色が一番残っていおり、それぞれが違う方向性を持ちつつも一つのコンセプトの元でまとまった、ニジガクらしいユニットだと思います。楽曲紹介で詳しく触れますが、七変化というキーワードがあり、楽曲ごとにまったく異なるAZNを見られるのがAZNの魅力です。

  • 楽曲紹介

AZNのキーワードである七変化を体現するかのように、AZN楽曲はどの曲も全然違うコンセプトになっています。ニジガク内で一番楽曲に幅があるユニットです。かわいいからかっこいいまで、まるで遊園地のアトラクションのような、何が出てくるかわからないおもちゃ箱のような多様性が、AZN楽曲の一番の魅力だと思います。

オススメ曲としてアニガサキ2期6話から『Infinity!Our wings!!』のMVを貼りますが、ゴシックメタルのMaze Townなど他の楽曲たちもそれぞれ色が違う名曲なので、是非聞いてください。

  • ユニットライブ&ファンミダイジェスト

R3BIRTH(りばーす)

  • メンバー:鐘嵐珠、三船栞子、ミア・テイラー

  • 名前の由来:All three girls have rediscovered why they love music and what it means to be an idol, each becoming even stronger than who they were previously.(意訳:3人とも何で音楽が好きでアイドルとは何たるかを再発見して、過去の彼女たちより強く生まれ変わった)

中国人、日本人、アメリカ人で組まれた国際色豊かなユニットであり、追加メンバー3人による追加ユニットでもあります。通称「R3」。R3はシンプルに強いユニットだと思います。個人的最推しユニットです。

  • 楽曲紹介

楽曲やダンスにはKアイドル的なニュアンスが入っており、わかりやすくつよつよです。歌詞には日本語・中国語・英語が混在しており、国際色豊かになっています。

オススメ楽曲はなんといっても『MONSTER GIRLS(通称:モンガ)』。残念ながらアニメMVはありませんが、スクスタのMVを貼っておきます。ただただカッコいいですし、ライブでもひたすらかっこいいです。R3の強さがすべて詰まっています。5thライブで繚乱(後述)→モンガというセトリがあったんですが、特攻服で披露されたモンガは本当に最高でした……

  • ユニットライブ&ファンミダイジェスト

おすすめ全体曲

ラブライブ!を目指さず、スクールアイドルが好きな子たちが集まった同好会で、お互いが仲間そしてライバルというポジションでソロ活動をするというメインコンセプトにおいて、アイマスシリーズ同様に全体曲は非常に重い意味を持ちます。そのため、基本的にニジガクの全体曲は強い文脈の中にある曲だと思っています。
現状20曲以上ある全体曲にはどれもこれも思い入れが強いのですが、特におすすめの楽曲をここでは紹介します。全体曲だけまとめたAmazon musicのプレイリストもリンクを貼っておきますので、気になる人は是非聞いてみてください。

また、ニジガク全体曲はそれぞれのキャストが個別に頭から最後まで歌って録音し、完成版でソロパートを初めて知るという形式で作られているそうです。このエピソードを知ったとき、ソロの集合が全体曲というニジガクにぴったりな作り方だと思いました。

  • 全体曲プレイリスト(Amazon music:人数違いver.は配信されている中で最大人数のもののみ採用)

TOKIMEKI Runners

最初に紹介する『TOKIMEKI Runners(通称:トキラン)』は、全体曲の中でも最も重要なはじまりの曲になります。765の歌マス、デレのおねシン的な立ち位置の曲です。

上のアニガサキ2期8話のMVは、3rdライブの演出を逆輸入するなどエモさが爆発していますが、個人的にこのMVで一番好きなところはそれぞれがソロ衣装でパフォーマンスしているところです。ソロの集合体が虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会であり、別々の衣装を着ていても同じ方向を向ける、虹色を咲かせられる。そんなニジガクの良さを詰め込んだ最高のアニメMVだと思います。

また個人的には、歌詞の「どうなるかは僕ら次第」という言葉がニジガクの未来を暗示していたように思い、とても好きです。歴史のパートでも触れますが、アニメ化の予定すらなかったニジガクが、僕ら(アイドルたちとあなたを含む関わったすべての人たち)の力でアニメ2期・OVA・劇場三部作まで作られるようなコンテンツまで到達できた。そういう意味でも、ニジガクの始まりの歌として最高の楽曲だと思っています。

未来ハーモニー

次に紹介するのは『未来ハーモニー』です。無敵級*ビリーバーのカップリング曲になります。ニジガク全体曲で初めてアニメーションPVがついた記念すべき楽曲です。

ソロ活動をメインとするニジガクが、同じ衣装をまとい、同じ楽曲をみんなで歌い、みんなで一つの楽曲を作り上げる。当時自分がもしニジガクを追っていたとしたら、昇天してた自信があります。

アニガサキの河村監督によると、アニガサキの予告編的なPVとなればよいなと思って作られたそうです。実際に公開当時のYouTubeコメントなどを見ると無敵級*ビリーバーと同様にアニガサキへの期待値と信頼感を大きく上げた印象で、予告編としては最高の働きをしたのではないでしょうか。

あとこの曲の衣装が年月が経ってバズる事件もありました。

Future Parade

次に紹介する全体曲は『Future Parade』。アニガサキで追加された全体曲はOP・ED含めどれも甲乙つけがたい素晴らしい出来となっています、この曲はその集大成的な曲(アニガサキ2期13話披露)となります。ニジガクの聖地東京ガーデンシアターで、ソロ曲・OP・EDなどこれまでの楽曲の演出や詰め込んだ、12人の虹ヶ咲の始まりを告げるMV。細かいネタ詰め込みが大好きなアニガサキ超有能スタッフたちの本領発揮MVをご覧ください。

繚乱!ビクトリーロード

最後に紹介するのは、異次元フェスでもほぼほぼ間違いなく披露されるであろうゴリゴリのEDM自己紹介曲『繚乱!ビクトリーロード(通称:繚乱もしくはビクロ)』です。765でいうところの団結に相当する曲です。個人的にはこれでニジガクが登場する可能性も結構な確率であると予想しています(もしくはトキラン)。

これは文脈とか難しいことなく、ただひたすらにぶちあがる、舞台上もキャスト特攻服で長尺ブレードを振り回す治安曲なので、頭を空っぽにして楽しんでいただきたい曲です!! 東京ドームに「繚乱! 虹ヶ咲!」の声を響かせましょう!!!!

Go Our Way!

あとおまけですが、絶賛劇場公開中OVAの『Go Our Way!』のアニメーションMVがどちゃくそ良いので見てください……(今は15秒CMしかないのが残念……)

MVが良すぎたのでOVAを劇場購入してしまったレベルです。個人的にはすべてのラブライブ!の全体曲MVの中でも一二を争うくらい好きですね……

ニジガクのライブ

ニジガクのというよりラブライブ!シリーズのライブの完コピ具合がすごいことはPさんたちも聞いたことがあるかもしれませんし、バンナムフェスなどの参加経験があるPさんたちは実際に見たこともあると思います。
公式が山ほど挙げてるライブ動画を見ていただければ、どのシリーズにおいてもアニメMVやアプリ3D映像と寸分違わぬパフォーマンスを演者さんたちが披露しているのが分かると思います。衣装も完全一致衣装を着ることが多く、スクリーンにアニメMVやアプリ3D映像が流れ、その前で瓜二つのパフォーマンスが披露される様は本当に圧巻です。
その点においてはニジガクも、他のシリーズ同様にしっかりしています。そういう意味で、アニメを履修していたおいた方が「アニメで見たやつ!!」的な感動を味わえて、ライブをより楽しめるのではないかと思っています。
シンクロという意味で特に楽しめるライブの公式ダイジェスト映像を2つ貼るので、気になる方は見てみてください。

  • 3rdライブダイジェスト(アニガサキ1期後)

  • 5thライブダイジェスト(アニガサキ2期後)

ただ、シンプルにライブパフォーマンス単体だけで見ると異次元フェス参加ユニットでは、Liella!とAqoursの方が完成度は高いかもしれません。というかこの2ユニットがライブ経験値MAXの化け物だというだけで、ニジガクも十分パフォーマンスレベルは高いです。

個人的には、ニジガクのライブは単にクオリティが高いだけでなく、泣けるんですよね……あとで少し触れますが、ニジガクがたどってきた茨の道を知れば知るほど、ライブパフォーマンスやMCが本当に心に刺さります。ニジガクのライブは文脈で見てほしい……
今回の異次元フェスでは優木せつ菜役が林鼓子さんになって初の12(+1)人全員揃っての全体曲披露があるので(翌週開催のニジガク6thライブより先に!)、その点について知っておくとライブパフォーマンスがもっと楽しめると思います。

あとアイマスと比べるとキャラ/キャスト人数が少ないので、ナンバリングライブには出演者が必ず全員参加してくれるというのは、Pからするとちょっと驚きかもしれません(※他のラブライブ!シリーズでも原則そうですが)。今回の異次元フェスも両日ともラブライブ!シリーズは全キャスト参加です!!

ニジガクのキャスト

中の人語りになるとニジガクそのものの紹介からはどうしても脱線してしまうので、個別紹介はニジガクに関係することのみあっさりと紹介するにとどめます。キャストについてはめちゃくちゃ詳しく説明してる記事や動画が腐るほど転がっているので、気になる人はそこで予習してください!

全体的なニジガクキャストに対するイメージは「いつも一緒にいるな」です。他の仕事で多忙なキャストも多い中、SNSを見るとなぜかいつも一緒にパーティしたり、遊びに行ったりしています。全体の仲の良さの例を挙げると、最近では今年の1-3月に行われたユニットライブのキャスト打ち上げは鬼頭家で2 days開催され、かなりの人数が集まったことが各キャストから報告されています。

最近だと、内田秀さんがSNSで「ホームシック」とつぶやいた2日後に鬼頭明里さんと矢野妃菜喜さんがすみだ水族館へ遊びに連れ出し、そのあとに鬼頭家で他のキャストも呼んでボドゲで遊ぶなどという尊いイベントも開催されました。

また、それぞれの個人番組などで他のニジガクキャストがゲストとして登場したり、話題にあがったりすることも頻繁にあります。女性声優同士が仲良くやってる姿からしか得られない養分を摂取したい人には、ニジガクキャスト陣は特におすすめです。

なお最初は紹介文に〇〇と特に仲が良い的な書こうと思っていたのですが、書き始めてみるとだいたいみんな仲良すぎて〇〇もだけど△△とも××とも仲がいいよな……みたいな収集がつかない状態になってしまったので、やめました。とりあえず誰か一人にハマると、芋づる的に他のキャストにも関係性からハマっていくのがニジガクキャスト沼の恐ろしさです。

Liella!や蓮ノ空ほどではないですが、公式生放送など公式でキャストさん同士が絡むコンテンツの供給も結構あります。また、過去の公式動画も漁っても漁りきれないくらいかなり古いモノからたくさん残っているので、キャストにはまった人は是非漁ってみてください。

大西亜玖璃(おおにしあぐり)

  • 上原歩夢役

  • あだ名:あぐぽん

  • 生年月日:1997年5月2日

  • 身長:160.5cm

  • 出身地:愛知県

  • 事務所:リンク・プラン

  • オフィシャル音楽情報サイト

あぐぽんは、侑ちゃんへの歩夢の重い愛がごとく、侑ちゃん役のひなきちゃんへの好意を様々な局面で示し、ひなきちゃんと他メンバーとのやりとりに対して不穏な空気を醸し出す・圧をかける姿がニジガクでは恒例のネタになっています(※あくまでもネタ)。圧ぽん(※最近は公式も使用)と呼ばれることもあります。
あぐぽんは歩夢同様センター的ポジションを務めることが多く、歩夢の項でも触れましたが異次元フェステーマソングではニジガク代表として歌唱メンバーに選ばれています。リーダー役としてのあぐぽんの成長はめざましく、2023年2月のAZNユニットライブDay2の最後をまとめきった姿が個人的にとても心に残っています。

相良茉優(さがらまゆ)

  • 中須かすみ役

  • あだ名:まゆち

  • 生年月日:1995年4月17日

  • 身長:155cm

  • 出身地:京都府

  • 事務所:Digital Double

  • 活動関連URLまとめ(公式)

まゆちはまゆち状態とかすみん状態の切り替えがとにかく上手く、公式生放送やライブMCなどで瞬時にまゆちからかすみんになる瞬間は必見です。そしてかすみん状態のまゆちは、かすみんそのものといえるくらいかすみんが完全憑依しています。
個人的にはまゆちの無敵級*ビリーバーが大好きなのですが、まだ生で見たことがないので、いつか絶対生で見たいと思っています!!

前田佳織里(まえだかおり)

  • 桜坂しずく役

  • あだ名:かおりん(前田)

  • 生年月日:1996年4月25日

  • 身長:146cm

  • 出身地:福岡県

  • 事務所:アミューズ

  • 公式プロフィール

演じるしずくを演じるかおりん。かおりんは明るくて元気いっぱいで一見するとしずくちゃんとはタイプが違うように思いますが、ふとした瞬間のビジュアルや雰囲気がしずくちゃんそのものに見えることがあります。特にステージ上のかおりんはしずくちゃんにしか見えません。
かおりんのしずく曲パフォーマンスはどの曲も良いですが、特にオードリーでえんじ色のトレンチコートから舞台上で白ワンピースに衣装チェンジするパフォーマンスが最高なので、是非BDなどで見てください!

久保田未夢(くぼたみゆ)

  • 朝香果林役

  • あだ名:みゆたん

  • 生年月日:1995年1月31日

  • 身長:157cm

  • 出身地:埼玉県

  • 事務所:81プロデュース

  • i⭐︎Risプロフィール

声優アイドルグループ「i☆Ris」の一員として2012年以降長く活躍していることもあり、ライブパフォーマンスは超一級品かつ非常に安定しています。ステージ上での果林としての魅せ方が、みゆたんはめちゃくちゃ上手いです。大人な女性&パフォーマンス強者の果林さん役は、本当にみゆたんにぴったりな役だと思います。

村上奈津実(むらかみなつみ)

  • 宮下愛役

  • あだ名:なっちゃん

  • 生年月日:1995年9月7日

  • 身長:152cm

  • 出身地:東京都

  • 事務所:ゆーりんプロ

  • 公式YouTube個人チャンネル

なっちゃんは色々なニジガクメンバーたちから努力家と表されるくらいの努力の天才です。ライブを経る度に、どんどん宮下愛になっていくなっちゃんは本当に信頼できます。
あと、なっちゃんはとにかく笑顔が素敵でいつもニコニコしており、その点もとても愛さんっぽいと思います。

鬼頭明里(きとうあかり)

  • 近江彼方役

  • あだ名:あかりん

  • 生年月日:1994年10月16日

  • 身長:153cm

  • 出身地:愛知県

  • 事務所:ラクーンドッグ

  • オフィシャルサイト

あかりんの彼方ちゃんボイスは、声帯から癒やし波長が出ているのではないかと思うくらい、聞いていて心が安らかになります。あと個人的に彼方ちゃん制服の着こなしをしている時の萌え袖あかりんが最高に好きです。
キャスト内では面倒見の良いお姉さんという立ち位置の印象で、キャスト陣内でどこかいこうとか何かしようとかいう話を切り出すのはあかりんが多いようです。

楠木ともり(くすのきともり)

  • 優木せつ菜役(~2023年3月)

  • あだ名:ともりる

  • 生年月日:1999年12月22日

  • 身長:155cm

  • 出身地:東京都

  • 事務所:ソニー・ミュージックアーティスツ

  • オフィシャルサイト

ともりるは優木せつ菜を体現する存在でした。ともりるがせつ菜であり、せつ菜がともりるであると言えるくらいのはまり役だったと思います。
エーラス・ダンロス症候群という難病にかかったことで優木せつ菜として満足なパフォーマンスをすることが出来なくなり、2023年3月を持ってせつ菜役を降板しました。体調を崩してから降板するまでの間も、できる限りのパフォーマンスで舞台に立ち続けてくれたともりるにはただただ感謝しかありません。

林鼓子(はやしここ)

  • 優木せつ菜役(2023年4月~)

  • あだ名:ここちゃん/はやまる

  • 生年月日:2002年5月15日

  • 身長:157cm

  • 出身地:静岡県

  • 事務所:MITT MANAGEMENT

  • オフィシャルサイト

2023年4月からメンバーに加わったここちゃん。ニジガクキャストとしてはまだ半年も活動していませんが、4月から行われたファンミにじたびではキャストで唯一全12公演に出演するなど忙しい中でもかなり積極的にニジガクに関わってくれています。
好きなモノに対するオタク語りをはじめると熱量があふれて止まらなくなるタイプで、その点がめちゃちゃくせつ菜っぽいなと思います。

指出毬亜(さしでまりあ)

  • エマ・ヴェルデ役

  • あだ名:ちゅんるん

  • 生年月日:1998年9月20日

  • 身長:163cm

  • 出身地:埼玉県

  • 事務所:WHITE LINE

  • 公式プロフィール

音大卒業という経歴をもっており、とにかく歌唱力お化けです。エマソロ曲の歌のうまさは圧倒的で、いわゆる喉からCD音源系のパフォーマンスを披露してくれます。
ニジガクキャストカメラ撮影ガチ勢の1人であり、ライブ開催時はちゅんるんカメラマンによる貴重なキャストオフショットを見ることが出来ます。ありがとう、ちゅんるん。

田中ちえ美(たなかちえみ)

  • 天王寺璃奈役

  • あだ名:ちぇみー(田中ァ)

  • 生年月日:10月6日

  • 身長:154cm

  • 出身地:静岡県

  • 事務所:ステイラック

  • 公式プロフィール

まゆち同様にちぇみーも憑依型というか璃奈ちゃん役への入り込み方が深いタイプだと思います。ライブ歌唱も「璃奈ちゃんが歌っている」というくらい璃奈ちゃんボイスをぶらさずに歌います。あと璃奈ちゃんとしての表情管理も超一級です。

小泉萌香(こいずみもえか)

  • 三船栞子役

  • あだ名:もえぴ

  • 生年月日:1996年2月27日

  • 身長:163cm

  • 出身地:兵庫県

  • 事務所:アミューズ

  • 公式プロフィール

ソロ栞子としてのもえぴも好きですが、個人的にはR3としてパフォーマンスしているときに、英語秀ちゃんや中国語ほーみんに振り回されている栞子もえぴの姿が大好きです。
ニジガクメンバー内ではかなり涙腺が緩い方であり、MCなどで度々涙する姿を見せ、ニジガクオタクたちをつられて泣かせます。

内田秀(うちだしゅう)

  • ミア・テイラー役

  • あだ名:しゅうちゃん

  • 生年月日:1996年5月24日

  • 身長:157cm

  • 出身地:オーストラリア

  • 事務所:ジャストプロ

  • 公式サイト

2〜18歳までオーストラリアで過ごし、家族は今もオーストラリアで暮らしている、バイリンガル帰国子女。TOEIC 990点。秀ちゃんが話し歌うミアの英語は完全なネイティブ英語(アメリカとオーストラリアの違いはありますが)です。
普段は黒髪ですが、5thライブやR3ユニットライブではミアと同じ金髪にするなど、ステージ上でのミアとの同化度もライブを重ねるごとに上がっています。

法元明菜(ほうもとあきな)

  • 鐘嵐珠役

  • あだ名:ほーみん

  • 生年月日:1996年8月5日

  • 身長:153cm

  • 出身地:大阪府/中国

  • 事務所:ジャストプロ

  • 公式プロフィール

母親が中国人であり、中国語を話せるようになるため小学校~中学校まで中国で暮らした経験のある、バイリンガル帰国子女。ほーみんが演じるランジュの中国語も、もちろん完全なネイティブ中国語です。
ラブライブ!スーパスター!!では音響協力としてスタッフ側に名前を連ねていますが、これはスーパースター!!唐可可役のLiyuuさん(中国人)の収録時通訳サポートを行っているためです。この二人で中国語での公式生放送を行ったこともあります。

矢野妃菜喜(やのひなき)

  • 高咲侑役

  • あだ名:ひなきちゃん

  • 生年月日:1997年3月5日

  • 身長:150cm

  • 出身地:兵庫県

  • 事務所:ソニー・ミュージックアーティスツ

  • 公式プロフィール:

侑ちゃん同様にアニガサキからメンバーに加わったひなきちゃん。ライブでは舞台上でパフォーマンスを行うことはほとんどありませんが、ピアノを弾いたり、開演前のアナウンスを行ったりします。ライブBD特典のメイキング映像では、侑ちゃんがニジガクメンバーのライブを見守るかのように、舞台袖や舞台裏でキャストたちのパフォーマンスを見守り応援するひなきちゃんの姿を見ることができます。

異次元フェス前に履修しておくと良いもの

アニメ

現状、アニガサキ1期・2期・OVA、にじよんアニメーションがあります。
ニジガクを何か予習するとしたら、アニガサキの予習を強くオススメします。できればOVAも見ていただきたいですが、1期・2期だけでも十分です。アニガサキを予習しているかどうかで、ライブのエモさが全然違ってきますので、是非予習を……!
にじよんはシン劇的なミニアニメになるので履修してなくても大丈夫ですが、ニジガクが好きになったら是非あわせて見てください。特に10話はオススメです。

楽曲

ライブで楽曲だけ楽しみたいなら、これだけの予習でもちろん100点です。アイマスのような難しいコールはほとんどないので、流し聞きしておいて「知ってる曲来た!」的な下地を作るので十分だと思います。
上でプレイリストを挙げている通り、ソロ曲は初期メンバー9人が6-7曲ずつ、追加メンバー3人が4-5曲ずつあります。2023年10月4日に各キャラの新ソロ曲を収録したアルバムが発売されましたが、さすがにこの新曲は異次元フェスでは披露されないと思います(※10/4追記:余談ですがラブソングをコンセプトに作成されているこのアルバム、全曲エグいくらいの解像度なので、ニジガクにはまったら是非ヘビロテしていただきたいです……)。

ユニット曲は初期ユニット3つが11曲ずつ、追加ユニットのR3BIRTHが5曲あります。全体曲は27曲(ver.違い除く)現状リリースされています(こちらも上記アルバムで1曲増えました)。たぶん披露されませんので予習しなくて大丈夫ですが、1年生組曲(OVAのBD特典)も1曲あります。全部合わせて120曲くらいです(2023年7月時点)。

  • ニジガク全曲プレイリスト(2023年8月現在Amazon Music配信中分)

参考:ニジガクパートのセトリ予想

異次元フェスでセトリをどう組んでくるかは正直予想が難しいですが、ニジガクファンへというよりは、ニジガクを知らない人にニジガクを好きになってもらうセトリで来るのではと予想してます。翌週から6thライブがはじまるので、新曲などはそちらで披露され、異次元フェスでは王道&代表曲が披露されるように思います。
また、今回のライブは開演が17時なので、長くても4.5~5時間のライブになるのではないでしょうか。コラボや全体MC、コンテンツの入れ替えなども考慮すると、各コンテンツの持ち時間は30分前後が妥当なところではないでしょうか。ですので、30分を目安にセトリを組んでみます。

登場曲は上でも激推ししている『繚乱!ビクトリーロード』。これはブシロックのようにコラボ曲としてアイマスコンテンツとクロスオーバーでやる可能性もワンチャンある気がしますが、一応本セトリの1曲目として予想します。自己紹介曲ですし、知らない人でもぶち上がれる曲なので、1曲目に来てほしい(願望)。
あと羽織るタイプの特攻服衣装なので、脱ぐだけで別衣装に舞台上でシフトできるのも1曲目として強い気がします。5thライブでも特攻服を舞台上で脱いで別衣装にチェンジするパターンがありました(ブシロ15周年ライブでは逆にソロ衣装から特攻服を着て繚乱に移行するパターンもありました)。

次はソロかユニットかどちらかのメドレーが来ると思うのですが、衣装的にユニットメドレーが先にくる気がします(トキランをソロ衣装で見たいという願望からくる予想ですが、トキランがもし登場曲ならソロメドレーが先かもしれません)。
ユニット曲はR3BIRTHがアニメMVのあるユニット曲を持っていないので、アニメ曲以外で統一してくると予想します。ユニット曲も良い楽曲ばかりなのですが、選ばれるとしたら無難に各ユニットの1曲目ですかね……? ここが正直一番予想が難しいです。

ユニットメドレーのあとはソロ衣装でソロ曲がくると思います。やはりニジガクのメインはソロ曲なので、ソロ曲は全員分披露されるはず……ただメドレー形式と仮定しても、5thライブのBDを見返してみると9人ソロメドレー披露で20分超かかってるので、12人でやるとこれだけでほぼ持ち時間を使い切ってしまう計算になります。ですのでソロ曲はさらに短い、ソロサビメドレーで披露されるかも知れません。
ソロ曲は良い曲揃いですが、ニジガクをここで興味を持った人がすぐにコンテンツをあされるように、アニメ曲が選ばれる気がします。スクスタはサ終してしまったので……あと、アニメMVがスクリーン映えもするのでその点でもアニメ曲が選択される気します。

〆の全体曲の候補は沢山ありますが、時間的に1曲披露が限界だと思うので、1曲選ばれるとしたらTOKIMEKI Runnersがやはり鉄板な気がします。最初は12人ver.だと思っていたのですが、8/11に両日ひなきちゃんの応援参戦が確定したため、ひなきちゃんのピアノ演出を加えたTOKIMEKI Runners(13人Ver.)というまだ誰も見たことのない伝説を東京ドームでかます可能性にかけたいです。また、ひなきちゃん参戦ということで、13人曲わちゅごなどぅー(にじよんアニメED曲)も候補になると思います。時間に余裕があればトキランの前にわちゅごなどぅーはあるかもしれない……フルではないかも知れませんが、ソロメドレー後のメドレー〆としてのわちゅごなどぅーという変化球は十分考えられます。いや書いていて確信に変わりました、これは絶対来る。ドームに響く「ヒトリダケナンテエラベナイヨー」が聞こえてきますね。
ということで、予想セトリは以下の通りです。

  1. 繚乱!ビクトリーロード

  2. ユニットメドレー(順不同)

    • QU4RTZ:Sing & Smile!!

    • DiverDiva:SUPER NOVA

    • A・ZU・NA:Dream Land!Dream World!

    • R3BIRTH:MONSTER GIRLS

  3. ソロサビメドレー(順不同)

    • 歩夢:Awakening Promise

    • かすみ:Poppin'Up!

    • しずく:Solitude Rain

    • 果林:VIVID WORLD

    • 愛:サイコーハート

    • 彼方:Butterfly

    • せつ菜:DIVE!

    • エマ:La Bella Patria

    • 璃奈:ツナガルコネクト

    • 栞子:EMOTION

    • ミア:stars we chase

    • ランジュ:Eutopia

  4. わちゅごなどぅー(ソロサビメドレーと連続したメドレー形式)

  5. TOKIMEKI Runners(13人Ver.)

  • 予想セトリプレイリスト(Amazon music)

全然違ったらすいません……書き始めた時はそれなりに自信があったのですが、今年のアニサマのセトリを完全に外したので、今は全く自信がないです。ソロ曲ないかも……

ライブ映像

1stと2ndライブは各種サブスクで見れますし、公式ライブダイジェストも上で貼っているようにYouTubeにかなりあがっているので、ライブ映像の予習は比較的簡単です。ただ、個人的にはニジガクライブはコールとかお作法とかもアイマスと比べると全然多くないので、ライブ映像は予習しなくてもいいと思います。むしろ、初見ライブからしか得られない栄養もあります……ライブが楽しかったら、是非サブスク見たりBD買ったりしてください! 特にBD限定のライブメイキング映像は最高に最高なので是非、BDを……

もしサブスクでライブ映像を見るとすれば、1stライブ「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 First Live “with You”」が特にオススメです。

まだアニガサキがなく、毎月人気投票で競い合わされていた時期のライブです。特にアンコールは注目で、MCもかなり心にくるものがあります。ニジガク沼に落ちた人にこそ見てほしいライブですね……

その他

ニジガク関連コンテンツは多数あるので、沼ったらあさってください。ラブライブデイズ、各種ムック、にじよん(漫画、ボイスコミック(YouTube))、公式4コマ、コミックス、公式配信etc……初期の公式4コマ漫画は↓からも無料で読めます。

個人的には、アニガサキが好きになった方にはTVアニメオフィシャルBOOKをオススメします(下記リンク:アフィリエイトなし)。少しお値段ははりますが、スタッフやキャストの制作秘話や思いが詰まっていて、読むとアニガサキのことがさらに好きになる書籍です。

ニジガクの歴史

ニジガクの歴史については非公式動画(13分程度)によくまとまっているので、気になる方は視聴してみてください。

動画内にも挙げられている苦難を簡単にまとめると、次の通りです。

  • オーディションでアニメ化の予定はないと声優さんたちは聞かされていた

  • プロジェクト発足から1年間CDが発売されない

  • 主人公ユニットを務めるアプリ(スクスタ)のリリースが延期を重ねたため、発足から2年以上もメインコンテンツがない状態で経過する(声優さんの活動でなんとか間をつなぐ)

  • アニメ化発表後の一番伸びる時期にコロナ禍が直撃

  • アニメ化発表後に次代のラブライブ!プロジェクト(ラブライブ!スーパースター‼)が発表される。こちらはニジガクとは違いプロジェクト発表時にアニメ化も発表されるなど猛プッシュを受けており、しかも無印・サンシャインのメインスタッフが関与

また、動画では少し触れられている程度ですが、初期は毎月キャラ人気投票企画が行われており、ライブのヘッドライナーやアンコール曲担当、MVソロ曲担当なども人気投票で決まるなど、キャラクター間の人気差が明確化されかつそれが露出度に反映されるエグい企画が数多くやられていました。

それぞれのキャラクターが平等に機会を得ている今となっては懐かしいと振り返れるエピソードだとは思いますが、正直当時はかなり色々あったようです。このギスギスした戦いを乗り越えたからこその絆の強さのようなものを、ニジガクキャストたちからは感じます。

さらに、アニガサキ1期が放送開始された2020年10月にスクスタのシナリオが大炎上しました(新規加入キャラ中心に)。ここで詳細は触れませんが、興味のある方は以下のニコニコ大百科のまとめを読んでみてください。

また、アニガサキも1期制作当初は2期の予定はなかったそうで、アニガサキ自体も必ずしも先を保障されたコンテンツではありませんでした。

『TVアニメ1期の制作当初の段階では、2期を制作する予定はありませんでした』
――河村智之(アニガサキ監督)

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会TVアニメオフィシャルBOOK 2

今年3月には優木せつ菜を立ち上げからずっと演じてきた楠木ともりさんが持病の影響で降板され、4月から林鼓子さんに声優を交代するという出来事もありました。

改めて見ると、ニジガクの歴史は本当に苦難の連続です。

『熟成期間が長かったからこそ、結束もより一層強くなった。そんな気がしています』
――長崎行雄(アニガサキ音響監督)

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会TVアニメオフィシャルBOOK

音響監督の長崎さんの言葉にもあるように、それを地道に時間をかけて乗り越えてきたからこそ、今のニジガクの輝きが一層素晴らしいものだと感じられるのかもしれません。

ちなみにシリーズファンサイトのTwitterアンケート(2023年4月)でみると、現在ではμ's・Aqoursに匹敵する人気シリーズになっています。

今のニジガクの人気を築けたのは、ひとえにニジガクに関わる関係者さんたちの地道な努力と、応援してきた「あなた」たちの力だと思います。

最後に

異次元フェス発表の日に書き始めたこのnoteですが、ちゃんと魅力を伝えられるように色々調べたり、過去の触れてこなかったコンテンツを買いあさったりしているうちに(支出10万over……)、完成まで二ヶ月近く要してしまいました。書く前からニジガクが好きだったのですが、色々知識が増えた今はニジガクが大大大大好きくらいになっています。今回このnoteを書いてみて、ニジガクは知れば知るほどに好きになるコンテンツだと、改めて気づかされました。

この素晴らしいコンテンツにアイマスPの皆さんにも触れていただきたい。そして、このnoteを読んでニジガクを知ってくださったPさんが、アニガサキを見て、ときめいて、ニジガクも好きになってくれたら嬉しいです!!!!














付録:執筆者のP・ラブライバー歴

P歴

アケマスは触れた程度。アニマス(765)でPに。初参加ライブは2012年6月23日の「THE IDOLM@STER 7th ANNIVERSARY 765PRO ALLSTARS みんなといっしょに!」。アニメ演出もりもりの神ライブと約束で沼に。その後、お姫ちんPとして細々と活動。M@STERS OF IDOL WORLD!!2014の衝撃は今でも忘れません。ありがとうSSA。ありがとう日高愛。

困惑の小リス 森久保乃々+でデレマスに目覚める。以降、もりくぼPとして細々と活動。初のデレ現地はもりくぼに声がついた「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 5th Anniversary Party ニコ生SP」。以降、もりくぼPとしての活動を本格化させ、もりくぼの評論情報同人誌を作ってオンリーに参加したり、法被企画を行ったりと謎の活動を中心に行う(以下、もりくぼPとしての活動抜粋)。

現在はマイルドなもりくぼP。876も好き。ミリオン・シャニは軽く触れた程度で、ミリオンでは北沢志保、シャニではノクチル・斑鳩ルカが好き。M・Vは未履修。

ラブライバー歴

P歴に比べると非常にあっさり。Wonderful Rushでμ'sにはまり、無印アニメは劇場版含めリアタイ。スクフェス初期1年ほどどハマり。星空凛エディションのUSB-DACを購入するくらいにははまっていた。

当時は何故かPなのでラブライブ!のライブにはいけないという謎の矜持があり、μ'sライブは未履修。ラブライブ!サンシャイン!!時代はラブライブ!から離れていた。

2021年7月、たまたまつけたTVでラブライブ!スーパースター!!アニメ1期2話を視聴し、ラブライブ!に復帰。すでに謎のPの矜持は消失しており、Liella! 1stライブツアーにも普通に参戦。聖地巡礼なども楽しむ。

ニジガクは食わず嫌いで避けていたが、2022年4月にYouTubeでアニガサキ1期公式ダイジェストを視聴し、完全にときめく。2期以降は全話オンタイムでおいかけ、ライブ!にも徹底的に参戦し沼落ち。ニジガクが全コンテンツ内最推しコンテンツに。ニジガクはキャラもキャストも箱推し。

ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブは、活動開始からフォロー中。あえて挙げるとみらくらぱーく推しの箱推し勢。Link!Like!ラブライブ! Fan Lv.196。スクールアイドルミュージカルは未履修。


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