ベートーヴェン秘匿コードとサン=サーンスの沈黙――クロイツェルソナターsym8ーGrosseFuga
こんな記事を、つい最近になってネット上で見つけた。
サン=サーンス エルガーでググっていて、誰のだと思ったら自分のか‥。
しかし 惜しいかな
ここにはその通底の核になるベートーヴェン ことに
クロイツェルーsym8ーGrosseFuga の濃密に勇気的繋がりのことが書かれいない
だめじゃん>自分
おまけにこの線 シューマンーメンデルスゾーンーサン=サーンスーエルガーーマーラーetc..と 皆、このベートーヴェンコードの秘匿性に気づいて当惑したのだ
あまりの秘匿性に サン=サーンスはこの全容を暴露した、『動物の謝肉祭』という作品を――なんと言ってもカッコウ=艶書 まで含めて種明かししてしまったのだからなあ〜 ――生前発表することなく隠蔽してしまった。堂々と無邪気にGrosseFuga以外は暴露したシューマンとは違い...マーラーの場合 巨人においてこれをばらすのはもう時効だと思ったのだろうが。
サン=サーンスの功績が、『動物の謝肉祭』如きで語られるのは良ろしくない 的な論究を目にするが、ある意味で大変な名曲である。
ついでに加えると、サン=サーンスは「白鳥」だけは生前発表しているが この作品に限って、どこか別の場所から想起した というのではさらさらなく、やはりKreuzer-GrosseFugaから想念されている!
出所は、「耳の長いロバ」(実はよく聞こえる耳の意)と同じである‥!
尊敬まじりの諧謔や揶揄を乗越えたからだろう‥?
·°Ꮚˊ•ﻌ•ˋᏊ·°Ꮚˊ•ﻌ•ˋᏊ
【補記】
ベートーヴェンーサンサーンスにおいてはグルックが初めに関与している!
つまりグルックに端を発したエリーゼ主題から全てが出発していることを理解していた作曲家の耳。。
それがバレエ音楽へと発展しチャイコフスキーへと繋がる宝物となっている♪(『動物の謝肉祭』ひとつとっても、チャイコフスキーへの影響力は、相当大きなものがある)
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補記と関連記事
【補記】
----------エリーゼモチーフの土台となる音楽----------
《Gluck》
Opera Orfeo ed Euridice Wq.30 オペラ 「オルフェウスとエウリディーチェ」エリゼの森<精霊の踊り>*
https://www.youtube.com/watch?v=NZl_jErhlhY 40:07-がそう?エリゼの森のシーン
https://www.youtube.com/watch?v=kGkz0Oj4YCo ユジャワン ピアノ「精霊の踊り」の中のエリーゼモチーフ展開(Key motivの鏡状展開含む)
https://www.youtube.com/watch?v=dbvs8n1f-Cc Opera Alceste Overture オペラ アルチェステ 序曲 (明快なベートーヴェンの「エリーゼ」モチーフの展開がある この出逢いが、ベートーヴェンの生涯にわたり通底するモティフの発見と自己確立に相当)
----「エリーゼ」or「遙かなる恋人」モチーフ展開を引継ぐ諸作品 ----
《ロマン派――アフターベートーヴェン》
シューマン vn concerto in D minor WoO 1/ Adagio and Allegro op70 / Violin Sonata No.3 in A minor WoO 2 (1853) etcetc…
メンデルスゾーン vn concerto op64 / songs without words op19
この後の、後期ロマン派(の諸問題)。
《参照》
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