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動物研究家になって世界中を旅して絶滅危惧種を発見しよう。絶滅危惧種を学べるだけでなくゲーム性も備えた良作。


日本語で再販してほしい!ゲームのひとつ

最近動物を学べるゲームとしてファウナが人気を得ていましたが、私はゲーム性も考えるとこちらの方が<動物を学ぶ>という意味ではずっと良作だと思っています。

さらに、ただ世界中の動物の生息地やサイズを当てながら学ぶゲームより、地球や動物に思いをはせる意味合いは「絶滅危惧種について知る」方が何倍も学びの深さ広さがあると思うのです。

再販してくださるゲームメーカーさんを期待して、絶版で手に入らないゲームですが、記事にしてみました!

ただ、こちらのテーマを「世界の探検(名所めぐり?)」に変えてリメイクされたエクスペディションというゲームが出ています。そちらは2016年に再販されているので、手に入りやすいと思います。



ワイルドアドベンチャーというゲーム


動物研究家になり、世界を進む3つの探検隊のルートを進めて目的の絶滅危惧種(ミッション)に到達。その動物の研究を達成します。

動物カードにはその動物に対する簡単な説明が書かれてあり、到達と共に読み上げてその動物の生存数(ゲーム発売当時)と助ける方法を学べるちょっと学び要素の強いゲーム。

ただ先ほどご紹介した、システムを受け継いでリメイクされたエクスペディションは、ドイツゲーム大賞の準候補までいったほど良システムと評価されています。それからわかるように、学び要素がなくとも単なるゲームとして遊んでも十二分に楽しいゲームです。(システムやバランスに古さは感じます)


どんなゲーム?

☆10歳以上推奨
戦略性も持ち合わせているけれど、8歳でもゲームとしては遊べます。ただし、カードに書いてある意味が分かってくるのは9歳を超えてから徐々にだと思うのでメーカーでは10歳となっていると思われます。最新のエクスペディションは8歳以上推奨になっています。

☆2人~6人まで遊べる
※BGGにて約20人が投票した結果、圧倒的に2~3人で遊ぶのがベストという意見の多い投票でした。確かに、人数が多くなるとルートの予測がつかなさ過ぎてカオスなゲームになりそうですし、2人だと逆にジレンマが減ってしまうような気がします。

☆60分で遊べる
ワイルドライフアドベンチャーでは60分ゲームとしていて、エクスペディションでは90分ゲームになっています。だいたい、メンバーによってその間と思っておくとよさそう。ちょっと長いゲームになるので、その点でも低学年ではまだ集中力が続かない子どもも少なくないと思います。


何ができれば遊べる?


隠蔽する能力。
自分が目指している動物がばれてしまってはかなり不利になるゲームなので、それを隠しながらも目指すという能力が必要になります。この能力はおそらく女子のほうが早くから発達するでしょうから、子どもによって発達年齢が違うと思います(*ノωノ)

チャンスカードに言語依存があり!!
カードに書かれてあることを読める識字能力は必要です。チャンスカードの種類は10枚、枚数は36枚なので、スリーブ(カードを守る袋)に入れて和訳をシールで貼っている方は多いのではないでしょうか。うちではルール和訳のカード訳と照らし合わせながらプレイしていました。

ちょっとここがハードルが高いですね。
なのでぜひ!!日本語化を…。

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動物(名所)カードを読むには翻訳アプリ必須?
※ある意味今の状態だと、「ドイツ語(または英語)を翻訳できること」が動物(名所)カードを読むのに必須条件になります(笑) うちではgoogle翻訳アプリをつかって、アプリのスキャン機能で読ませてもらってます(*´▽`*)

エクスペディションも日本語版が出ておらず名所のカード内容は英語だと思いますので、このあたりは同じ環境かな?

ゲームだけをシステムとして楽しむ場合(カードを読まない場合)はその限りではなく、チャンスカードのみ日本語化できれば(または10種類を記憶してしまえば)動物カードは絵だけを見て楽しむという選択もでもゲーム自体は楽しむことはできます。
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子どもと大人の能力差は?


低学年とは差が出るゲームだと思いますので、9歳以下のお子様とプレイするときには、何かしらのハンディやルールの簡易化などがあったほうがフェアにプレイできると思います。※チャンスカードを失くす、妨害はしないなど。

そこまで難しいゲームでもないですし、どうしようもない部分もでてくるので考え抜けるものでもありません。おおよそで何手番か先まで予測や戦略は考えておきますが、回ってくるまで確定はしないので、その時の状況をどうコントロールしていくのか、という気楽に楽しめるゲームです。


子どもへのおすすめポイント


色で分別された地域と動物のイラストで行先の視認性がいいのがプレイしやすさをアップしています。名所よりもこどもには動物の方が親しみがあってよさそう。

勝利条件がシンプル!手札の動物にすべて到達したら終了で、基本的には終了させたひとが勝つことが多いので勝ち方がたくさんあるような複雑さがありません。

親へのおすすめポイント


ゲームと一緒に地球について考えたり話したりすることができます。大人も知らない絶滅危惧種の動物がたくさん出てきて、へ~、と思わされることもたくさん。カードに書かれている情報はほんの少しシンプルなものなのですが、別冊子に各動物の詳細情報が書かれています。(ドイツ語読めたらな~(笑))


楽しみどころ★

ルールは、、いつか書きます(笑)

日本語版で出版して、だれか…。
そしたら書くモチベーションが…。。。

とりあえず、世界一周している気分になれるボードゲームです(笑)

勝利条件はとても単純で、動物にたどりつくというだけなんですが、その探検隊のルートが思うように行ってくれない。一番嫌なのが、ルートが自分の動物の近くを通り過ぎてしまったとき!!戻ってくるのは至難の業。(動物を通過=ルートが到達して通り越した場合は、他プレイヤーの手番でも、自分の任務達成が可能)

あ~、これできれば~。ってところに旅券が必要だったり、逆にあきらめてたらチャンスカードで救われたりはまさに何が起こるかわからない探検隊そのもの!?なかなか野生動物にめぐり合わせてはもらえない感じがよく出てると思います。

最初にここに行ってとか、この探検家はあきらめて、こっちの探検家をしら~ともってこようとか、パズル的な要素も加えて計画していくのも結構楽しい。

ルートを「矢印」そのものを置いていくことで示すっていうのもなかなかないコンポーネントだなと思ったり、、どんどん探検が広がっていく感じもみててわくわくしたりします。

中毒性!というものはないけれど、ほのぼのと(いや、邪魔もあるしルート死ぬし、全然ほのぼのしてないけど…動物に騙される(;'∀'))楽しい世界一周ゲームです。




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