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今月の漫画 2020年・12月

タイトル通りです。これから毎月月末にその月に読んだ漫画の感想を述べていく感じの記事です。基本的にはその月に初読かつ、単行本を買ってる本で書きますが、買った本が少ない月は再読の話もするかも。特筆したい配信系も一部書きます。来月からは多分購入順になります。今回は若干適当。ネタバレは時々しているのでネタバレ気になる作品は飛ばしてください。

ラインナップ

スーサイドガール1.2/Thisコミニュケーション2/アンデッド・アンラック4/仄見える少年1/鬼滅の刃23.外伝/可愛いそうにね、元気くん1-6/帝都聖杯奇譚 fate/type Redline2/化物語4-11/帰宅部活動記録1-5/カガクチョップ1-3/終末のワルキューレ7-9/占い師の悩み事2/ジャンケットバンク1/鬱ごはん1.2/雑な生活/こっくりマジョ裁判/姉なるもの5/保健室の死神1-10

スーサイドガール1.2

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人々を自殺に追いやる魔物「フォビア」と戦う少女達「スーサイドガール」を描く物語。自殺志願者の少女達が自らの死の為に戦うという結構攻めた設定で、主人公は首吊り縄で変身するし、2人目はリスカで変身するし3人目は服毒で変身する。中山先生の描く女キャラのパワーが強く(絵的にも実際にも)おもしれ〜!ってなる。特にダウナー系なのに表ではキラキラの国民的アイドルをやってる自殺肯定派のスーサイドガール、満天(単行本2巻表紙)と単行本未収録部分に登場する心中を前提に色んな女の子と恋愛しているスーサイドガール、夕空のキャラが余りにも好み。満天は星に助けられて以降星に対してベッタベタに好意的になるのが好き、夕空が今後どういう形でスーサイドガールとして収まるか楽しみ。説教臭くなると嫌だな〜って思って読めてなかったが今のところそこまで説教臭い感じは無くすらすら読めてる。今単行本を買えばネット連載に追いつけるので追いついて欲しい。ヤバい女VSヤバい女の様相になってきたスーサイドガールを呼んでください。

This コミュニケーション2

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個人的な今年一番出会えて良かったマンガと言っても過言では無い。怪物によって荒廃した世界で、怪物と戦う六人の不死身の少女達「ハントレス」とそれを指揮する合理主義者の軍人デルウハの物語。ハントレスは不死身だが生き帰る時に死ぬ1時間前の状態で再生するという特質があり、主人公のデルウハはそれを生かして、自分に都合の悪いハントレスを殺して隠蔽工作を行いながら、彼女たちをまとめ上げていく。2巻で好きなシーンはデルウハが自分に恋したにこの頭を撃ち抜くシーン。怪物も出るが、あくまで舞台装置といった感じで、メインはデルウハVSハントレス、という感じ。デルウハのサイコ野郎っぷりとハントレス個人のキャラクター性の良さが魅力。好きなキャラはいつか。

アンデッドアンラック4

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否定者と呼ばれる能力者達が破滅の未来を止めるために世界の理「UMA」との戦いを描く。リップ戦終結、新メンバー加入、最終クエスト発表、ビリー離反、と情報量がめちゃくちゃに多い。アンデラの展開が早いのは初期からなのでこれからが楽しみ(本誌も早いし)。このままだと10巻ぐらいで終わっちゃうのでは?アンデラ もこのままアニメ化まで行って欲しいね。チェンソーマンが完結後アニメなのでもしアンデラがそれぐらいで終わってもアニメはできる。4巻、BLEACHで言うとドン観音寺とわちゃわちゃしてたあたりで、藍染離反が20巻なのでそう考えるとかなり早い(BLEACHに限らずあれぐらいの時期の漫画はまあまあスローペースで話が進んでいたから、と言えなくもないが)好きなキャラはラトラ。

仄見える少年1

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霊怪と戦う霊媒師である主人公伊織が霊怪を察知する少女哀別と出会い、「普通の男の子」になるために戦う物語。主人公が影を操り、最強の霊怪を使役しているとかいう厨二的センスがかっけえ能力を使う。だいたい序盤の話の流れはBLEACHとか保健室の死神のノリである(なんか超常的な事件が起きてるからそれの根を絶とうぜが何話ごと単位の短編で続く)つまりこのまま行けば霊媒師バトル長編になりそうである。最近本誌の掲載順がちょっと不安。好きなキャラは姉。

鬼滅の刃23、外伝

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超有名作品なのであらすじは割愛。柱が結構バタバタ死ぬ中実弥が生きてたのが一番びっくりした。人気絶頂で変に引っ張らずにサクッと終わったのぐらいびっくりした。最近のジャンプ20巻前後で完結してるイメージあるしBLEACHが延々としてたころとは色々変わったのかな。今長期なのワンピぐらいか。ジャンプ漫画あるある数年後オチをこの単位でする!?というのもびっくりした。意外と色々びっくりしている。好きなキャラは伊之助。

外伝、義勇としのぶが飯食ってるシーン好きだな。どちらかと言うと煉獄外伝の方が好きで、佩狼が外伝でしか使えない血鬼術や近代兵器を多用するの好き。平野先生、画力が強いのでスピンオフが上手い。

可愛いそうにね、元気くん1-6

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同級生でナマモノ陵辱同人を描いていた主人公がある日それがクラスのアイドルのドSの腹黒女にバレて…という最悪のボーイミーツガールの物語。同級生の八千緑のリョナ同人を描く主人公の元気、承認欲求拗らせて元気に自分を殴らせる八千緑、シスコンで八千緑のリョナ同人を集めてる癖に正義ヅラして元気を断罪する八千緑の弟の励一、元気をボコボコにして飼ってる癖に自分だけは元気の理解者ヅラをする鷺沢と全体的に終わってる人間しか出てこない。八千緑と元気は途中で付き合いだすのだが、八千緑が元気に殴られることに価値を見出して殴られたがったり、元気は元気で鷺沢に散々されてMを自覚したりしていく。新鮮な地獄。ストーリーが巧みで何よりも絵が綺麗。好きなキャラは八千緑。

帝都聖杯奇譚 fate/type Red line2

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fateシリーズのスピンオフ、帝都聖杯奇譚のスピンオフ作品。本筋はなぞりつつ独自展開で進む。以蔵がゆるふわキャラ扱いされて久しいが、そうそう!以蔵はこういう外道!と笑顔になる。顔のいい女がいっぱい出てくる。指を切られて気づくのに一瞬遅れる藤宮のシーンが好き。ボウズビーツでも煉獄外伝でも思ったが平野先生は銃が上手い。好きなキャラは信長。

化物語4-11

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化物語のコミカライズ、3巻までしか買っていなかったので購入。傷物語編に登場するヴァンパイアハンター三人衆かなり独自路線の改変がされている。内容に関してはTwitterでよく言っているせいでここで言うことが特に無い気がする。このまま全編コミカライズしてほしい。関係ないが特装版の赤い表紙、漫画を読むのにはあまり向かない(硬めなので)特装版は短短編がついているのでお得。好きなキャラは八九寺、羽川(コミカライズ化されている範囲では)

帰宅部活動記録1-5

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帰宅部、という名前の部活に所属する5人の少女達がわちゃわちゃする日常ギャグ、いわゆる変な部活系の漫画。全5巻で読みやすい。GC onlineの日常漫画は面白いのが多い(田中くんはいつも気だるげとか高橋さんが聞いているとか)「有害指定同級生」は下ネタ濃度が高くて胃もたれがしちゃったので帰宅部活動記録のが好きですね。こういう特に何でもない日常ギャグに飢える日が定期的にある。もっと早く読んどけば良かったな。好きなキャラは九重。

カガクチョップ1-3

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「キルミーベイベー」と作者が一緒なので購入。マッドサイエンティストの沙衣、バカの委員長蓮、実験台の盛本の3人が沙衣の発明品で死にかけたりするギャグ漫画。完結しているので来月には続きを買う予定。好きなキャラは沙衣、普段は高みの見物枠なのでたまに痛い目に遭うとエッチですね。

終末のワルキューレ7-9

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人類滅亡と言う神の決定を覆す為に開かれたのは神VS人類のタイマンバトル!ってノリの話。「刃牙」みたいな感じの闘技場で神と人類それぞれの代表が闘う。実況も居るし観客も居る。7巻がヘラクレスVSジャック終結、8、9巻がシヴァVS雷電だが、どうしてもジャック戦やその前の小次郎戦が良かったので8巻若干地味だな〜と言う印象だったが、9巻の悪そうなオーディンとシヴァの回想の演出と最後にルドラの名前出すのが余りにもカッコいいので手のひらを返した。アニメもするようなので楽しみだ。好きなキャラは小次郎。

占い師の悩み事2

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占い師でショタコンのお姉さんと彼女にアタックをする少年の話。残念ながら完結巻。妙な空気の読み方をする水晶や2人の掛け合いが楽しい。普通に両思いだしこれと言って嫌な人間が出たりしないので安心して読める。かわいいね。作者のラスペ先生が昔Twitterで描いてたfateのファンアートも面白いのが多くておすすめ(ジェンガでオラつく凛)

ジャンケットバンク

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銀行の地下にある賭場に関わる業務に就くことになった銀行員御手洗は、謎のギャンブラー真経津の闘いに心を奪われて…という話。大金を融資する代わりに基本的人権を担保にする「特別融資」の設定によりデスゲームの要素も出している。というか二戦目からは普通にゲーム中に死ぬ危険があるギャンブルをする。ギャンブル漫画あるある。最初から終盤の「エンバンメイズ」のような雰囲気でなかなか面白い。「エンバンメイズ」「概念ドロボウ」でも思ったが田中先生はこういう主人公とこういう話の展開好きなんだな〜とひしひし感じた。真経津の決め台詞や頭を指で小突く癖、烏丸の決め台詞やびびびびを思い出す。

鬱ごはん

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主人公鬱野が嫌なこと言いながら嫌な飯を食う話。序盤は本当に生理的に嫌なのがあるが、ある程度話が進むとそういう傾向が減っていく。個人的に好きなのは単行本には入ってないが鬱野が特に親しくもない友人の結婚式に行った帰りにうどん屋のカレーを食って帰る回。

雑な生活

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生活が雑な女と生活が雑ではない女が大体どっちかの家で宅飲みする漫画。こういう不思議な距離感というかこういうある種凸凹な友人関係いいよね〜となる。百合では無い。日常漫画としてすっと読めていい。作者Twitterの漫画もおすすめ。

こっくりマジョ裁判

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(この感想部分には本筋の大きなネタバレを含みます)突然一つの教室に集められた6人の少女達はお互いの秘密を暴きあうデスゲーム、「マジョ裁判ゲーム」へと巻き込まれる、という感じの物語。こっくりさんを秘密を暴く為に使う設定や、こういうタイプのゲームなのに普通に暴力が許されているのが面白い。癖の強いキャラがはちゃめちゃに死んでいくのを描くのが中山先生は上手い。オチはまあ…という感じ。原作者がレイジングループと一緒でレイジングループがグノーシアと同じ系譜だと思うとまあ趣味なんだろうな。南江、正体バレ後はデコに黒点あるのお館様みたいだなとなった。南江の最後の秘密、「本当は復讐なんてどうでも良くてぐちゃぐちゃに殺してほしかった」大好き、あれだけでこの漫画への評価が高い。好きなキャラは南江。

姉なるもの5

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悪魔お姉さん千夜と彼女と契約した夕くんのおねショタ漫画。成人版が元だが本作は一般紙。どんどん不穏になって行く。5巻はメインが叔父さんと彼が呼んだ悪魔、陽に関わる話がメインでありただただ不穏。その不穏さが良い。Twitterでも連載している。

保健室の死神1-10

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実質再読。病魔と呼ばれる人々の強い感情によって生み出される悪魔と戦うハデス先生とそれを知る主人公アシタバとその友人を描く。だいたいの話の流れとしてはその回の誰かゲストキャラがなんやかんやで困って病魔に罹る、ハデス先生が倒す、という短編が続いて行く感じの話。ただし8巻ごろからは「sick's」という病魔を受け入れるべき〜的な過激派集団とのバトル展開にシフトする。(シックスという名前の過激派、ネウロを思い出す)連載当時は急にバトル展開になったなーと思ったが、BLEACHとかも最初は小さな事件を解決していく感じだったし、長期連載化してたら特になんとも思わなかったのかもしれない。鈍と経一の関係性が好き。改めて読むとかなり面白い。好きなキャラは鈍、三途川先生。

その他

ワールドトリガー、再読したら滅法面白かったので全巻集めたい。

100カノ、無料公開で読んだがかなり面白い。主人公が不快にならないハーレム、貴重。

デビィ・ザ・コルシファは負けず嫌い、最近のジャンプライチオシ。デビザコかわいいね。

PSY&JK、ジャンプラの読切、面白い。

後記

ジャンプ本誌の作品は基本的に単行本が出たらその都度言います。本当はもう少し買った本があるんですが、続きを注文したので来月届いてから書きます。余裕があれば今年の10冊も書きたいですね。


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