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健康エナジードリンクが売れない理由

最近健康に気を遣っているエナジードリンクが増えている気がします。ゼロシュガーはスタンダードで、さらにカフェインもなくなってしまったお前誰?という感じの商品が増えていると思います。しかしながらそのように健康に気を遣っているものはあまり売れていなくて、依然としてモンスターとかレッドブルなどの砂糖が入っていてカフェインも入っていて体に悪いものが人気です。それの理由を考えてみたので書いていきます。

1,美味しくない

これが全てを語っているような気がしますが、健康に気を遣って砂糖を抜いているものは美味しくありません。大体のものは砂糖の代わりに人工甘味料を使っているのですが、人工甘味料の味が美味しくないです。ダイエットコーラだとそこまで感じないのですがどうしても人工甘味料は不味いです。良薬は口に苦しといったところでしょうか、知っている限り健康系エナジードリンクが好きな人はいません。

2,客層が違う

2:8の法則というのをご存知でしょうか。これは2割のものが8割を占めるというもので、例えば日本の所得でいうと、所得が高い上位20%の人だけで総所得の80%を得ているといった法則です。

エナジードリンクを購入する人もこのように分布していて、上位2割の中毒者が売り上げの8割に貢献しているのだと思います。

そして中毒者は健康に気を使わず味とカフェイン量だけをみています。

そうするとエナジードリンクメーカーは中毒者に好まれるように美味しくカフェインたっぷり不健康なものを作らなくてはなりません。

しかしながら健康エナジードリンクは味がすぐれているとは言えないです。そのため売れていないのだと思います。

3,健康エナドリが狙うべき客層

健康エナドリは上に書いたように既存のエナジードリンクの市場では売れないと思います。そのため、普段エナジードリンクを飲まないやや健康志向の人を狙って販売するべきです。

しかしながらそのような人をターゲットにするのは難しいです。おそらくコーヒーと勝負する必要がありますし、今までエナジードリンクを飲まない人に定期的に飲んでもらうには美味しい味を開発する必要があり、無糖ではなかなか作れません。

顧客、味の開拓を含めて健康エナドリは難しいものだと言えるでしょう。

でも、砂糖を減らして美味しい味を作ることができれば新しいジャンルとして僕はありだとは思います。身近にもカフェイン取りたいけどコーヒーも飽きたしエナドリは体に悪いしなーという人がかなりいます。マウンテンデューとか飲んでいる層です。

最近はボスカフェインというカフェイン200mg(エナドリは100が普通)配合という化け物じみた商品が出て人気が出ているのでカジュアルなカフェイン飲料の需要はあると思います。エナジージュース見たいなエナドリもどきとしてモンスター見たいな「ヤバさ」がないものを作れば売れるのではないかと個人的に思います。

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