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ゲームの過去作やった方がいい症候群はあぶない!

ゲームソフトの歴史が40年以上にも
なってきたことから、多くのゲームソフトが
長い歴史を持つゲームシリーズ
となっています。

そんな中、新しいゲームシリーズを
プレイしたいと思った際、私はよく
過去作やった方がいい症候群
に襲われることがあります。

これは、

最新作を楽しむためには、
過去作もプレイしておいた方が
最新作を100%楽しめるのではないか?

という考えに基づき、最新作よりも前に
過去作をプレイしようと考えることです。 (筆者独自のネーミングです。)

過去作やった方がいい症候群は、
ゲームプレイを豊かにするもの
ではありますが、良いことだけではない
というのを筆者の体験談を交えて
紹介したいと思います。




メトロイドシリーズをプレイしようと思ったが・・・


2021年10月8日にメトロイドシリーズの新作
メトロイド ドレッド」が発売されます。


筆者は、メトロイドシリーズを
全くやったことがなかったのですが、
このドレッドに興味がわきました。


しかし、メトロイドはシリーズで
ストーリーがつながっているため、
ドレッドを楽しむためには、
他のシリーズ作品も
やった方がいいんじゃないか?
と思い、「スーパーメトロイド
をプレイしてみることにしました。


スーパーメトロイド」は、
サムスが活躍するメトロイドシリーズの
三作目で、名作と名高い作品であり、
インディーで人気のメトロイドヴァニア
というゲームジャンルの礎
ともいえる作品です。

(スーパーメトロイドは、
ニンテンドースイッチオンライン
でプレイできます。)


実際、グラフィック面に関しては、
クオリティが高く、
スーパーファミコンのゲームといえど、
ビジュアル面については
文句のつけようがありません。


しかし―、
途中で心が折れてしまったのです。

ハッキリ言って、スーパーメトロイドは

現代のゲームに慣れ親しんだ
ヌルゲーマー
にはムズ過ぎます。


スーパーメトロイドの探索は、確かに
広大なマップを少しずつ探索しながら、
能力を成長させ、
探索範囲を広げていく、
というメトロイドヴァニアの面白さそのもの
を体現した作品ではありますが、
普通であれば壊せるとは気づかない壁や、
操作方法の説明がないアクションなど
不親切な要素がてんこもりです。


どこに進んでいいかわからない状態から 進むべき道を根気よく探していくこと
に大きな喜びを感じることができる方々なら
良いのでしょうが、
現代ゲームに慣れ親しんだ
ヌルゲーマーの私は
楽しさよりも苦痛が勝ってしまいました。


この苦痛はおそらく、
スーパーメトロイドだけのものではなく、
ゲームハードの変遷や時代の変化に伴って
生まれてきたものと思われます。



過去作を今初めてプレイして面白いとは限らない

長大なゲームシリーズは、
続いているからには名作と名高い
評価されたソフトばかりですが、
当時のゲーム市場において高い評価を
得ていたとしても、
今プレイして面白いとは限りません。

上記した「スーパーメトロイド」
の場合を例に挙げると、
スーパーファミコン全盛期の頃は、
ゲームセンターにおいてある
筐体型アーケードゲームの
家庭用ゲーム機移植作品が多かった
ことが影響していると考えられます。

元々、アーケードゲームは
何度もコインを入れて
リトライしてもらうことで
大きな利益を上げていたことから、
一見理不尽と思えるような
難易度の作品が多かったようです。

そのためユーザーも
難易度の高いゲームへの慣れがあり、
当時のプレーヤーは難易度の高さに対して
不満を表すことは少なく、
むしろやりがいを感じていた
のではないでしょうか?

(なお、慣れはあったといっても
当時から難易度の高いゲームだったと、
開発者の一人の坂本さんが
発言されています。

(motherの生みの親
糸井重里さんのメディア内にて))



過去作をやっていなければ楽しめない新作などあるはずがない

現在発売されるゲームソフトのほとんどは、過去作品から続くシリーズもの
ではありますが、
開発会社はたくさん売れてほしいと思って
作るわけですから、
過去作をやっていない新規層が
プレイして楽しめない新作など
作るはずがありません。

もちろん、ストーリーが続いていたり、
世界観が共通しているものは
数多くあります。

とはいえ、
新作単品として楽しめるストーリーに
なっていたり、過去作を同梱版で
発売していたり、
とメーカーも工夫をしているはず。

したがって、
長大なゲームシリーズに興味を持ったとき、
とりあえず最新作をプレイすれば、
普通は単品で一番楽しめるように
なっているはず。

だから、
まず最新作をプレイしましょう。
プレイして面白ければ、
過去作にも手を出してみよう。

合わなければ、
今の時代にプレイするには
ちょっと合わなかったね
と割り切ろうというスタンス
が最も良いのではないか、
と言いたいのです。



にわか、新参と揶揄しない


最後に、
新しくシリーズのシリーズものの
ゲームをプレイする人を
にわか、新参と揶揄しない
心持ちが大事だ、
ということを言っておきたいです。

今発売しているシリーズもののゲームって1980~90年代に端を発しているものが
ほとんどで、20~30年続いてる
ということになります。

であれば、
大多数のプレーヤーは
黎明期のソフトを
プレイしていないはずです。
にわか、新参で当たり前なのです。


私自身ファイアーエムブレム
というゲームが好きなのですが、
実のところ
「ファイアーエムブレムif」
以降の作品しかプレイしていません。

(過去作もプレイしようと思い、
紋章の謎のDSリメイク版を買いましたが、
途中でやめてしまいました。)

そんな私でも、
「ファイアーエムブレムのファンです!」
と名乗ってもいいよね。
ってことが言いたいだけです。

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