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高い投票率の景色が見たい
「寝て起きたら、告示日の朝に戻ってないかな」
夜は、そんな思いが何回もよぎった。
それくらいに悪夢だと思ってしまうときがあった。今回の都知事選は。
度重なる違反、蔓延るデマ、一線を越えたSNS。
寝て起きたら、告示日の朝なんだ。そしてもうちょっとマシな選挙が始まるんだ。
そう思っていた。
告示日の朝は来なかった。
だからこそ、自分に出来ることをやるしかなかった。それが今回の活動のモチベーションのひとつでもあった。
もしかしたら、「こんな選挙嫌だ」という人もいるかもしれない。
しかしそうであったとしても、「こんな選挙嫌だから入れない」のではなく、「こんな選挙嫌だから入れる」になって欲しい。有権者には、相応しくないと思う候補以外に投票する自由がある。
私は今回の企画名を「票に願いを。」と決めた。
投票日が七夕に重なることからこの名前を付けたが、まさか「願い」が選挙への願いも含まれるとは思わなかった。
有権者が、選挙を諦めませんように。
より良い東京がやって来ますように。
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