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ゲーム専門学校の学生はどんな感じなのか?元ゲーム専門学生が語ってみる

よく言われているゲームの専門学校の学生の質の低さ。

それは私の想像を絶するものでした。

ここではそんな少し怖い話をいたします。



通っていた専門学校のざっくりとした説明

  • 東京都内にある小さな学校だが、姉妹校は多い。

  • 小人数制で教員からのサポートが厚い。

  • 専攻はゲーム・3DCG・イラスト・漫画・アニメ・esportsなど。

  • 3年~4年制。4年制は大卒と同じ扱いになった気がする。

ざっとこんな感じ。特定できても別にいいや。
私が所属していたのは、ゲーム向けの3DCG制作を専門とする専攻です。
一応は希望業界への就職率がよくてみんな大体希望の(妥協とも言うかも)業界へ就職していった。

学費は年に150万ぐらいだったかな?他の学校もこのぐらいのイメージ。高いよなー。母校の設備が毎年のように変わっているから相当儲かってるんだろうな…とか勝手に思っている。


ゲーム系専門学生のおおよその分類

ゲーム会社に入れた優秀者(5%)

  • 常に何かしら作っている。

  • 学校に入る前から作っている。

  • 学校のイベントで企業の方と名刺をいっぱい交換してた。


ここに関しては一応当事者なのと、知ってる人が居なさ過ぎててあまり書けない。

まあ、とにかく作っている人なのかな。絵を描いている休憩に落書きをするようなタイプ。

学校に一人はいて、内定者インタビューに答えたりしているのはここの層。ここを目指さないとゲーム業界には入れないと思う。


進路変更をして制作業に就いたクリエイター(10%)

  • ゲームが好きで将来を考えてゲームクリエイターを目指している。

  • ゲーム業界は難しいと他の業界にシフトしていった。

  • 自分の実力をしっかり把握している。

  • 学校に入ってから作り始めたものの、そこそこ上手い。最初からセンスが光ってる人が多かった。

  • 真面目で課題もきちんと提出していた。先生との仲も好調。


私の友人が多いゾーンがここ。みんないい子。コミュニケーションに問題がない人が多い気がする。

中にはアルバイトをしながら学校も頑張るタイプの子もいてその時間で作っていればもっと上目指せていそうなのになーという惜しい子もいる。

作品は就職できる程度に上手い。納得のいくまでこだわれる子が多いし、締め切り前は学校に残って先生に帰りなさいと言われるまで作るタイプ。

ゲームの3DCGモデルは制約が多いので、もう少しゆるくてポリゴン数をふんだんに使える映像系に移る学生もチラホラといた。

なんだかんだで、自分に合っている進路を選ぶことが一番いいことだと思う。最初に志望していたゲーム業界に行かなくても、自分がやりたいことを見つけて進めるだけで私はクリエイターとして尊敬している。



ソフトウェアを使えるだけのクリエイターもどき(45%)

  • ゲーム業界をなんとなく目指してきた。

  • とりあえずソフトが習った通り一通り使える。

  • 学校に入ってから作り始めたし、学校にいれば何とかなるだろうと考えていそう。(偏見)

  • 授業中に喋っているかYoutubeでゲーム実況を見ているかソシャゲで遊んでいることが多い。

  • 言い訳をして課題をやらない。先生もあきらめ気味な様子。

  • 学力が低い。(多分)


関わりが薄い層なのだが目立つので解釈は多分合っている。

専門学校で一番多い層。正直に言うとイキリオタクくん多い。コミュニケーションに問題がある人同士でコミュニケーションを取り合っている。

なんだか自信だけはあるようで、自分はクリエイターになれると何故か思っていそうな自信のありっぷり。皆さんが想像されるやべー専門学生のイメージで大体あっている。

作品は正直に言うと就職は厳しいようなクオリティがずらっと並ぶ。授業で作っただけのものを卒業進級制作展に並べるようなタイプ。

良くも悪くもゲームが好き。とにかくゲーム・アニメオタク。遊ぶのは好きだが作るのは好きじゃない。


なんか違うと学校を辞めていった者たち(40%)

  • 入学して数か月~1年経ったぐらいでいつのまにか辞めていく。

  • 授業の出席率が悪い。

  • 日本語があまりうまくない留学生もここに入りがち。

  • 自分じゃ無理だとスッパリ諦めて去っていくタイプもいる。


これが結構いる。卒業時にはクラスは半分ぐらいになっているもの。
この後どうなったかは知らないので詳しくは書かない。

クラスでそこそこ話した子は自分は工業系のことをやりたいと学校を辞めていったな…彼は頑張っているだろうか。



その他の分類

上京したいだけなのか?地方出身者&留学生

東京都内の学校のため、このタイプが結構いる。東京のサブカル系の学校ではどこも一緒では無いだろうか?

もちろん、東京での生活を楽しみながら勉学に励む子もいる。だが、東京に来れば何者かにはなれるだろうと思っていそうな子がいるのも事実。

神奈川県民なのだが、東京に人集まりすぎだからあんまり来ないでくれ…。だが、サブカル系は東京に会社が集まっているのも事実ゥ……。


乱立するオタサーの姫と騎士っぽい集団

いわゆるオタサーは無いのだが、オタク99%の学校に姫と呼ばれる女の子とそれを囲う男の子たちで構成される謎のグループが沢山出来上がるのがサブカル系専門学校

私の周りはそんなこと無かったのであまり詳しくないのだが、グループごとにみんな一緒に行動している印象がある。

悪いとは言わない。だが、君たちはゲーム業界に就職をするために女の子をおだててわいわいやってれば満足なのか?ありえないね。


いわゆる「コミュ障」が多い

とにかく!!コミュニケーションができない人が多い!!
あれだよ?見知らぬ人とずっとしゃべり続けられるトークスキルを持っているとかそういうコミュ力(?)ではないぞ!普通の受け答えが出来ない程度のコミュニケーション能力だ

前に私が目撃した例を紹介する。
私は食堂で昼ご飯を食べていたのだが、隣にひとりで座っていた男の子の前にいきなり突っ立っているだけの男の子が現れた。そして、座っていた男の子がそれに気が付くと突然二人の会話が始まった。
…あいさつしないの?相手が気が付くまで待ちの姿勢?コミュ障か?
こういうコミュニケーションなのかもしれないけど、横で見ていて驚いた。
「よう」の一言すらない。おん?

あとは、話題を自分の持っていきたい方向にもっていく力が強すぎるタイプのコミュ障や、相手が言ったことを受け止めないで自分の言いたいことを言うコミュ障や…なんかそんな感じだった。喋るタイプのコミュ障が多いのだ。

そのためかいわゆるイキリオタクくんが本当に多い。そういう人が集まって今まで青春出来なかった分を取り戻すようにワイワイガヤガヤと騒ぎ、楽しんでいるのだ。本当なのだ。

気持ちは分かる。私も高専生の時はわいわいやっていたから。

でもさ、専門学校に入ってまで馴れあって足を引っ張り合うのはどうなんだい?ゲーム業界に就職するためには馴れあってる暇なんかないぞ。

ゲーム業界ではコミュニケーション能力が必要とされている。まずはきちんと会話のキャッチボールをすることから意識してみよう。


女性慣れしなさ過ぎてストーカーまがいになっているオタクくん

詳しく書くとイヤーな気分になりそうなので書かないでおくが、女性に慣れていなさ過ぎてアプローチがストーカーのように気持ち悪いオタクくんが何名かいた。一人ではない、数名いた。

女性が普通に優しくしているだけなのになぜか一方的に好意を持たれてしまうというアレだ。分かってくれる女性は多いだろう。

ゲームが好きな女性というだけで好意を持たれてしまうのは非常に迷惑なのだよ。なぜなら、ゲームが好きな女性が好きであって、その女性を好きになっているわけではない。実は恋愛ですらないのだよオタクくん。


まとめ

ゲームの専門学校は多分どこもこんな感じだ。チェイサーゲームにも書いてあった。

学生の平均に合わせるために先生たちも授業のレベルを落とさざるを得なくなっているのが現状であり、ゲーム業界へ就職できない大きな原因になっていると考える。

そして噂通りヤベー学校だったよホントに。愚痴を聞いてくれたカウンセラーの先生には感謝してもしきれない程だよ。

参考になれば幸いである。


2023/7/27 追記

パーセンテージの合計が100%を超えていたので修正しました。


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