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14:カラシナからマスタードシードを収穫して粒マスタードを作ってみる
この連載でよく登場するカラシナだが(一番身近に生えているから)、その使い道のボスキャラといえば、「種」を使った粒マスタード作りである。カラシナというくらいなので、その種はカラシの原料となるのだ。
ただし在来種である和辛子のカラシナと、川原に生えている外来種(?)のカラシナは種類が少し違うらしい。交雑していて訳が分からないという話も。まあ選びようがないので、近所に生えているのを食べる訳だが。詳しいことは詳しい人に聞いてください。
カラシナは木々が新緑で輝く6月上旬になると枯れて、莢を触ると種がポロポロと落ちる状態になるので、これを収穫していく。インド料理などで使う「マスタードシード」である。ただし市販品に比べるかなり小粒。
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我が家の近くには、川原一面がカラシナだらけという場所があるので、莢を集めるだけならほんの数分。ただそこからゴミや虫をどうにかして除去する作業が、まあ面倒くさい。だがそこがいい。
うちわであおいだり、何種類かのザルで濾したり、太陽に当てて虫に去ってもらったり、なんやかんやして種だけにする。
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インド料理などのスパイスにするならこの状態でOK。粒マスタードにするのであれば、お好みの酢(ワインビネガーや米酢など)、塩、砂糖などを加えて漬け込み、しっかりと種が膨らんだら粗くつぶす。
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作ってすぐだと刺激が強すぎておいしくないので、冷蔵庫でしばらく寝かせると、辛さと苦味が程よく滑らかになる。これをソーセージやベーコンにたっぷりつけるとうまい。
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やっぱり手作りはうまいよねーと思いつつ、そうそう使うものではないので、去年作ったものがまだ冷蔵庫に眠っていたりする。
加工食品を大量に作るのは好きなのだが、連日食べるというのが苦手なのである。でも久しぶりに食べたらおいしかった。
今年は例年以上にカラシナが豊作なので、また作ってみようかな。冷やし中華にどうだろうね。
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