13:カラシナの莢(さや)を食べてみる
ハマダイコンという野草(なのだろうか)は、花が咲いた後にできる若い莢(さや)が、とてもハマダイコンの味が濃くておいしい。
ちなみにハマダイコンの莢はこれです。まだ細いのが食べ頃。
だが我が家の周りにはハマダイコンが見当たらず、なぜかカラシナばかり。
見た目は食べ頃のハマダイコンの莢に似ているけれど、明らかに硬そう。
せっかくなので生で齧ってみたところ、筋がしっかりと硬い。味はカラシナらしい辛みと苦味があって好みだが、生で食べるものではないな。そりゃそうだ。
とりあえず収穫。
持ち帰ったカラシナの莢をとりあえあず茹でてみる。
硬くて食えないっすね。
せめて端っこの固そうなスジを切りおとり、細かく切ればどうにかなるのでは。
マスタードシードならぬマスタード莢をテンパリングして香りを出す。
パスタにしましょうか。
味付けは塩のみ。
フレッシュマスタード莢のパスタ、食べてみると、奥深い香りと上品な苦味と辛味がパスタにうつっている。これはうまい。
ただ莢自体は煮干しの中骨くらい不快な存在感だな。
インド料理でいえば、ドラムスティック、カルダモン、シナモン、クローブ、ホールチリみたいな感じ。食べなくていいやつだこれ。でも細かく刻んだ故に、食べようと思えば食べられるのが迷うところ。
口に入れば食べるけど、わざわざ口に運ばないという感じでフィニッシュ。改良の余地を感じつつ、次またやるのか迷うところではある食材でした。
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