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子供に誇れる親でいたい…

**とても重い内容なので、興味がない人はスルーしてください。(苦笑;)

いま、20年間ほど続けていた事業を辞めようと考えている。**

独学で勉強し、家業で稼いだお金と時間を全てを注ぎ込んで育ててきた事業です。

どれぐらいの全てかと言いますと、最初の3年間は睡眠時間4時間で残りは家業と商品研究と集客活動をして、休日も開発に没頭していました。
この20年間で投資した金額も約3,500〜3800万円ほど自己投資しました

『愛着』なんて言葉では、とても足らないほど、『私の人生そのもの』と断言できるほど強い思い入れがある事業です。

モノづくりは、私ひとりでは商品まで完成しません。


必ず、複数の人を仲介して、やっと商品として完成します。


ただ、最近のモノづくり仲間は疲弊しています。


みんな『下請け』と呼ばれる末端の工程を任されています。


私の家業も仲間たちも、みんな下請けです。


そして、10年近くある問題に悩まされていました。

同じ辛さを理解しているからこそ、仲間の希望する納期に合わせ、工賃も通常よりも高くして協力してきました。

しかし、彼らは『その状況に甘えていて、自分の現状を変えようとしません』でした。

少しずつ、私の金銭的な負担が増えて、さらに納期遅れが発生し、私が彼らの尻拭いをしてきた『この10年間』、残念ながら少しだけしか改善できませんでした。

今日も、予定の納期を1週間も遅延。。。
お客様の引き取りは明日の午後です。
※補足
お客様の納期はリスクを考えて多めにとっていますので、過去20年間は納期遅れはゼロです。
ただ、内情は加工屋さんの納期遅れの穴埋めを徹夜や深夜まで残業、休日出勤で対処してます。


朝から家業の仕事ができず、お昼休み返上で印刷工程から作り直しました。
車で片道1時間半の時間をかけて、協力会社の工場に出向きました。

小ロットの最終加工は、他社では対応が難しい事を良いことに、こちらの弱みに付け込んで反省の言葉こそ出たものの、この10年間の言動は変わらず。

他社の加工業者も小ロットには対応できず、このまま継続することは家業の仕事にも多大な損失もあり、現時点ではお客様には納期遅れこそ無いものの、いつか取り返しのつかない事になりそうなので、お客様に問題が発生しないうちに事業を辞めようと思いました。

そうは言っても、定期的に注文をくれるお客様もいますので、まずは商品の納期を現在よりも多めにとり、不人気の形状から廃盤し、人気の形状のみ今年の夏まで続けていこうと思います。

その後は、CtoBの事業をBtoBに切り替えて、量産専門として事業を存続させます。(既に、版権物の仕事が増えています。)
CtoBの事業は、大幅に縮小しますが、、、ひとりでもお客様が商品を求めている限りは撤退せずに商品を作り続けます。

2020年早々に、いきなりの事業転換の試練が待っているとは。。。

これを機に、自分の夢だった『オリジナル文具』に特化した製造販売に変更していこうと思います。

事業が軌道に乗るには、早くても3年ぐらいは必要です。
今年は、家業、自分が立ち上げた事業、これから立ち上げる事業のトリプルワークに取り組みます。


そして、どんな困難な状況に陥っても、どんな辛い選択を迫られても、必ず問題を解決できる『逆境に強い大人』として、自分の子供に誇れる親になります!


■追記(2020年5月25日)

まさか、コロナウイルスで、さらに状況が悪化するとは夢にも思わなかった。。。(苦笑)

もう、色々な難題と課題が山積みです。。。

でも、これを乗り越えていかないと、コロナ第2波、第3波と必ず訪れてくるので、『絶対に何とかする!』と自分を鼓舞しつつ問題に取り組みます!


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