惰性で家業を継いで(その2)

何も考えずに家業を継いで、でも得体も知れない漠然とした不満が少しずつ溜まっており、趣味は充実しているものの仕事に関しては悶々とした日々を過ごしておりました。


そんなある日、人生の転機は突然訪れました。


当時、震度4の地震が立て続けに起こりました。
あまりにも自宅兼工場が揺れるので、印刷台を製作してくれた業者さん経由で耐震検査をしました。
診断結果は、「早急に基礎部分を修繕しなければ倒壊の危険あり!」でした。

診断結果が出てから数日後に、父親の独断で何の前触れもないまま、いきなり自宅兼工場の大規模な修繕が始まりました。
修繕内容は、基礎の鉄骨と屋根、1部の外壁のみ残し、それ以外は全て取り壊し耐震用に修繕することになったのです。

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突然の大規模修繕になり、耐震審査の結果から僅か数日後に住む場所と工場を探す事になりました。

奇跡的に、近隣で仮工場と家族の住む場所までは確保できましたが、私のグッズ製作の材料と私の部屋の荷物を置く場所の確保ができず、、、私だけ住む場所がなくなりました。。。

仕方なく近隣の不動産屋さんで、大きな事務所を借りてグッズ製作の材料と部屋の荷物、そして段ボールに囲まれて私が寝泊まりすることになりました。

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そして、事務所で過ごし始めてから2ヶ月が過ぎようとしていた時に、私の人生の大きな転機が訪れました。

続く。


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