末端字書きがアンソロ主催に挑戦してみた①

◇はじめに

はじめまして、とある人気ジャンルのキャラクターZ×TのBL二次創作小説を書いている腐女子のひょっとこと申します。
2019年の夏ごろにZ×Tにハマり、それまで二次創作小説は高校生の時分(現在は成人し、立派に社畜しています)に1~3作書いたきりだったと言うのに、Z×Tを増やしたい一心で字書きデビュー(復帰?)し、数作をpixivに投稿、そのままの勢いで翌年1月の当該ジャンルのオンリーイベントで初のZ×T小説個人誌を発行しました。
といった感じの勢いとZ×Tへの愛と元気が取り得の末端字書きです。
そんな私が題字の通り、アンソロ主催に挑戦するわけですが、備忘録代わりにアンソロ発行にあたってどんな準備をしたか等を綴っていきたいと思います。
これが、これからアンソロ発行を検討している未来の主催者様方の参考や後押しになれば嬉しく思います。


◇アンソロ発行を思い立った経緯

11月某日の仕事中。当時寝ても覚めてもZ×Tのことを考えてたひょっとこは、もちろん仕事中もお客様へのメールを打ちながらZ×Tの事を考えていました。

(この世に出ているZ×Tの本はどれも素晴らしいし作者は神だが、自分は強欲なオタクなのでもっとZ×Tの本が欲しい……あわよくば分厚い自カプの本が欲しい……たとえばアンソロジーとか)

そこでなんとなく、「同人誌 アンソロジー 主催」とおもむろに検索をかけ、アンソロジーの主催をされた方々の体験談や、執筆者の募集・依頼方法、事前に決めておいた方が良いことのリストに目を通す。
体験談の中には、執筆者のバックレや、複数主催での人間関係悪化、金銭トラブル、アンソロの趣旨に沿わない内容の寄稿についてのトラブル、トレスや盗作問題等々の問題も見受けられ、怯まなかったといえば嘘になります。
でも、とりあえず1人で計画だけ立ててみて無理そうだったらなにもなかったことにしようと、偉大なる先達たちのアドバイスに則って、企画内容を考えてみることにしました。


◇とりあえず企画の概要を考える

以下、最初に決めたこと

・メイン目的…初回頒布イベント、カップリング、執筆テーマ
・本の仕様関連…本の装丁(サイズ)、発行部数、装丁、印刷所、完成原稿入稿〆切、総ページ数
・原稿規定…原稿の仕様(データorアナログまたは混同)、原稿を集める方法(メール添付、大容量データファイル送信サービス利用、手渡し等)、アンソロの形態(小説、漫画、または混同)、執筆者一人当たりの依頼ページ数、
・依頼関係…応募方法(依頼型、公募型、もしくは混同)、依頼型の場合は執筆依頼リスト、最終的に集める目標人数(アンソロとして企画が成立する人数)、執筆者の原稿〆切、誰に表紙を依頼するか

結構決めることが多い。
でもひょっとこはこういう計画を立てるのが大好きなので、本の仕様を考えている時もウキウキしながら仕込みたい特殊装丁まで決めて、見積もりまで出しました。

(今回、ひょっとこが企画したアンソロの応募方法に関してですが、企画当時Z×Tの知り合いが少なかったので、自分の好きな作家様に依頼をする依頼方式にしました。)

ここでしっかり企画の概要だけでも一人で決められない人は、主催、特に大人数のアンソロ主催は難しいかもしれないな~とぼんやり思いました。

身内しか集めないアンソロ企画なら信頼のおける人に相談して決めればよいかもしれないけど、執筆者に執筆依頼をするときに主催の指針が決まっていないと不安にさせてしまうかな、と……

そして一番大事なお金のこと。

こちら大まかなアンソロの作りたい仕様でおおよその概算を立てて、自分のお財布と相談……まぁこれなら実現可能だろうという目算が立ったので、本格的に動き出すこと……(自身の金銭面も鑑みて主催の可否、本の仕様を考えると良いと思います)

次は執筆者への依頼とHP作りのお話をしたいと思います。

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