プラスチックごみと分別の手間を削減する、ラベルレス飲料

SDGsだけでなく、巣ごもり需要も追い風に。増えるラベルレス飲料

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最近、ラベルの無いドリンクを見つけることが増えてきました。

ドリンクコーナーを見ていると、一瞬何かわからないペットボトルがあり、よく見ると「京都 福寿園 伊右衛門のお茶」でした。

ペットボトルに刻印があるのですが、色の濃いウーロン茶だと刻印が見えにくくなっていました。

店頭で販売する場合は成分の表記が必須なのですが、よく見てみると、ペットボトル上部に小さなラベルが貼ってありました。

この小さなラベルなら、ごみ分別の時に簡単にはがすことができますね。


ペットボトルだけでなく、様々な商品が包装を紙に変更したり、簡略化することでラベルや梱包のゴミ削減に取り組んでいます。


以前の記事でも取り上げた、コーヒーかすをボディスクラブにアップサイクルした商品でも、ビンに直接刻印することでラベルレス化を実現していました。


また、伊右衛門を販売しているサントリーだけでなく、日本コカ・コーラもラベルレス飲料を販売しています。

店頭販売するには、必ず1本ごとに小さなラベルを付ける必要があるので、完全にラベルレスの飲料を販売するには箱売りが原則のようです。


1本ごとに成分表示をせずに段ボールにまとめて表記することで、ラベルレス化が可能となっています。


ですので、主に家庭用として箱買いする商品が対象となっています。

現在コンビニで販売されているものは、期間限定のものだそうです。


巣ごもり消費が増え、家庭でのペットボトル飲料の消費が増えたことで、ラベルレス飲料の消費も増えているそうです。

「購入するなら、自然にいいものを」という考え方が広がっている証拠ですね。


ゴミの分別の際、ラベルをはがすことを手間だと感じている人が多いという点と、プラスチックゴミが多いという問題の両方を解決する素晴らしい取り組みです。

状況に柔軟に応じて、SDGsへの取り組みが加速するのはとても喜ばしいことです。

今後はラベルレス飲料が店頭でより一般的になっていくことを期待しています。


金賢守(キムヒョンス)

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