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【作ってみた!】 ナポリタン 【喫茶おじさん 原田ひ香】

⚪️喫茶おじさんあらすじ 原田ひ香さん著書

人生もコーヒーも、苦いけれどうまい。

松尾純一郎、バツイチ、57歳。大手ゼネコンを早期退職し、現在無職。妻子はあるが、大学二年生の娘・亜里砂が暮らすアパートへ妻の亜希子が移り住んで約半年、現在は別居中だ。再就職のあてはないし、これといった趣味もない。ふらりと入った喫茶店で、コーヒーとタマゴサンドを味わい、せっかくだからもう一軒と歩きながら思いついた。趣味は「喫茶店、それも純喫茶巡り」にしよう。東銀座、新橋、学芸大学、アメ横、渋谷、池袋、京都──「おいしいなあ」「この味、この味」コーヒーとその店の看板の味を楽しみながら各地を巡る純一郎だが、苦い過去を抱えていた。妻の反対を押し切り、退職金を使って始めた喫茶店を半年で潰していたのだ。仕事、老後、家族関係……。たくさんの問題を抱えながら、今日も純一郎は純喫茶を訪ねる。

喫茶おじさん あらすじ
amazonより

主人公の純一郎は
性格は温厚で優しいけど、ちょっと周りに流されがち。
「あなたは何もわかっていない」
といろんな人から言われて自問自答するも、結局はその真髄に至りません。

「喫茶店」というフィルターを通して、自分の価値観やこだわりや立ち位置を確認していきます。
最終的には、純一郎のこだわりの喫茶店を再び開業し、身の丈にあった幸せを模索していくという内容です。


⚪️斗真に言われた「本当のところ、いくら必要なんですか?」

純一郎は早期退職をしたので、年金受給までに再就職を考えいたのですが、漠然とお金を稼がないといけないと考えていました。
そこで最初の喫茶店経営でバイトの大学生、斗真に言われるのです。
「1ヶ月に必要な金額、投資、退職金はいくら残っているのかをきちんと計算した方がよい」と。
「自分が生きていくための生活費を把握して、そんなに働かなくても、生きていけるのでは?」と。



この話を聞いて、わたしも他人事と思えず家計簿から1年分の諸経費をだし、予算立ててみました。
働かなくても生きていけるタイムリミットはいつまでか確認したくなったからです。
しかし思っていた以上の支出があり、猛省。
自分にとって大事にしたい項目は何かを考えさせられる良いきっかけになりました。
「三千円の使いかた」を書かれた原田さんらしい内容だなと思いました。
喫茶店と老後を描きながらも、マネーリテラシーをしっかり入れ込む。

人生とお金、仕事は切っても切れないですからね



⚪️主人公の元妻が作る魅惑のナポリタンを再現してみた

さて、人生後半戦の生き方を描きながらも
この本を読んで一番お腹を空かせてしまうだろう場面がナポリタン!
純一郎が不倫をしたことがキッカケで別れた元妻がやっているお店の料理。
ワケアリですが、あまりにも美味しそうで今すぐ食べたくなりました!

このナポリタンのポイントは

  • 太めのパスタを半日以上水につけておくこと

  • 野菜は多すぎると邪魔になる

  • ケチャップは多め(パスタ100gあたり→大さじ4〜5!)メーカーは自分の好みでOK

  • じっくり炒めたケチャップと麺、具をからませたらバターをひとかけら入れる

🔵早速作ってみた!

今回は2人前 パスタ200g使用 画像にウインナーを入れ忘れました・・・
ケチャップを炒めると部屋中にいい匂いが〜


粉チーズとパセリをふりかえて出来上がり

美味しい〜!
実質の調味料はケチャップとバターでこんなに風味がでるとは
これはお店のシメで出されたらファンになりますね

材料がシンプルながらも美味しさの手間は省かない。
すぐ提供できるというのも、元妻の性格を現しているように思いました。
憧れます

⚪️この料理を作る上での注意事項について

実際に作ってみた上での注意点が・・・
今回浅いフライパンで作ったからもあるのですが、ケチャップの飛び散り方が激しいです。油断しておりました。
純一郎の元妻 登美子さんの描写に
「白っぽい高そうな着物を着て割烹着を着けていた」
とありますが、ケチャップつかなかったかな?と心配になりました笑

  • ソースを作る時は深めのフライパンを使用する

  • ケチャップで汚れてもよい格好を!

わたしのおすすめケチャップはハインツです
みなさまもお試しあれ


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