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国立国会図書館のリモート活用

納本制度に基づく豊富な蔵書とプロフェッショナルな司書を擁する、ニッポンの図書館の“総本山”、国立国会図書館(NDL)。
永田町にある東京本館と、“のこぎり屋根”で有名な関西館に、一度は足を運んでみるのがオススメですが、今はコロナで遠出が難しいところ。そこで、自宅にいながら利用できるNDLの便利なサービスのいくつかをご紹介します。
※本記事は2021年10月に兵庫教育大学附属図書館が作成したものです。画像はNDLから転載。最新情報はNDLのウェブサイトでご確認ください。


国立国会図書館デジタルコレクション

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NDLが収蔵する350万点以上のデジタル資料が検索・閲覧できる。戦前・戦後期の刊行図書や江戸期以前の和古書をはじめ、昭和期以前の和書が充実している。公開範囲は、①インターネット公開②図書館送信資料③国立国会図書館内限定の3種あり、②の場合は、本学図書館(加東のみ)のカウンターに設置の特定端末で閲覧できる。③の場合は、複写取り寄せ(遠隔複写サービス)を検討しよう。

遠隔複写サービス

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著作権法の範囲内で、必要な文献のコピーを自宅に届けてくれるサービス。本学図書館にも同じサービスがあるが、自宅ではなく図書館での受け渡しとなる。また修了・卒業したら利用できなくなるので、生涯にわたり学習・研究を続けるなら、ぜひ利用者登録を。遠隔サービスのみを利用する「インターネット限定利用者登録」なら、本人確認書類の提出が不要なので、スムーズな登録が可能。

リサーチ・ナビ

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ネット広しといえど、本当の探しものって、“見つけにくいもの”ですよね。リサーチ・ナビは、NDLの調査のプロが、本とウェブという二大情報源を駆使して、探し方・調べ方のヒントをサジェストしてくれる便利なサイト。たとえば、「修学旅行」で検索したら、『全国公私立高等学校海外修学旅行・海外研修 (修学旅行外) 実施状況調査報告』なんていうマニアックな資料を案内してくれたりします。

レファレンス協同データベース

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自分が調べていることは、他の誰かがもう調べている、なんてことはよくある話。こちらは、全国の図書館でのレファレンス(調査相談)事例を共有し、インターネット上に公開しているサイト。ネットのQ&Aサイトと違うのは、アンサーよりヒント(情報源)を提示することに重点が置かれているところ。ピンポイントの事例がなくとも、類似の事例の中に大きなヒントを見つけることができたりする。

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