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どうして印刷所の社長がコールドプレスジュースを作ったのか

先代社長である叔母さんのために作った

【ラサンテ(LASANTE)コールドプレスジュース】

加工の際に摩擦熱がかからないようにスロージューサーでジュースにされるコールドプレスジュース。身体も喜ぶ美味しさ、栄養価の高い飲み物。

以前流行りに乗っかって飲んだコールドプレスジュースはケールなどの味が強く偏食のわたしには続けるのにかなりハードルの高いものでした。もちろんブレンドにより飲みやすいものも世の中にはあるのだと思うけど、体のために「がんばって飲む」という印象が強いものでした。

はじめて社長の田中さんにお会いするまではなかなか拭えない健康食のイメージ。意識高く飲まなきゃいけないんじゃないか?

っていうか「はじめまして」とご挨拶した田中さんはまさかの印刷会社の社長だったのです(一体これはどういうことなの!)←心の声

もともと叔母さんがバリバリと経営されていた印刷会社。

生涯独身を貫き、好きなものだけを食べとにかく働き者の自由な女性だったそうです。

そんな彼女は何度も大きな病に倒れ、その度に不屈の復活を果たしてきましたがずっと田中さんの心配は尽きず「もう少し身体のことを考えてほしい」と野菜をまったく食べない叔母のために飲みやすい野菜ジュースを作りました。

嫌がる彼女に「騙されたと思って飲んでみて」と強く勧め、美味しいと言わせたこのジュース。

健康のために少し飲みにくくても。

そんな普段から野菜の味に抵抗のない人だけが飲めるジュースではない、飲みやすさ第一のコールドプレスジュース。

これなら大好きな叔母さんにも飲んでもらえた、優しい優しい野菜のジュース。

田中さんはどうにか野菜嫌いの叔母さんに自分の身体をいたわることを伝えたかったのです。

彼女が旅立ったあとその印刷事業を継ぎ、別事業としてジュース製造販売もやることにしました。彼女の生涯をかけて遺したふたつの形。

どうして印刷所の社長がコールドプレスジュースを作ったのか。

とてもその想いはシンプルで、人を思いやる気持ちがこちらにも簡単に伝わってきます。

タカラジェンヌも差し入れを買いに立ち寄る兵庫県宝塚市にある、ひとつのストーリーをみなさまにもどうぞ。