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空飛ぶクルマ1月の注目ニュース!

マンスリー「空飛ぶクルマNews」の中から厳選解説!
毎月、お届けしている旬の情報の中からHAAMチーフの江藤誠晃が1本のニュースを取り上げて深掘りレポートをお届けしています。

「CES2024」開催。空飛ぶクルマが注目を集める(1/9)

ラスベガスで開催された世界最大級のテクノロジー展「CES 2024」にて空飛ぶクルマが注目を集めたようです。
https://www.ces.tech/

CESって何?

CESと は世界最大のテクノロジー イベントで毎年 1 月にラスベガスで開催されます。コンピューター、スマホ、家電などテクノロジー製品が展示され、人工知能、やロボット工学も対象になります。
会場では基調講演やパネル ディスカッションが行われ、世界中から集まった業界人や専門家がテクノロジーの未来について話し合います。

空飛ぶクルマの注目度は?

今年のCESでは「空飛ぶクルマ(eVTOL)」展示が例年以上に活発で、自動車メーカー、航空機メーカー、スタートアップ企業などが独自のeVTOLコンセプトや試作機を発表したようです。


1. 注目を集めた展示

  • XPENG AEROHT: 中国のEVメーカーXPENGは、個人向けモジュール式空飛ぶクルマ「AEROHT」を発表。2024年第4四半期に予約受付を開始し、2025年第4四半期に個人ユーザーへの納車開始を予定。最大飛行距離は1000km、最高速度は350km/h。

  • Supernal S-A2: ヒュンダイ自動車グループ傘下のSupernalはコンセプト機「S-A2」を発表。最大4人乗りで都市部での移動を想定。

  • Mercedes-Benz eVTOL: メルセデス・ベンツは、eVTOLコンセプトモデルを展示。折りたたみ可能な4つのローターを搭載し地上走行と飛行をシームレスに切り替えられるのが特徴。

  • Alef Aeronautics Model A: イスラエルのAlef Aeronauticsは、垂直離着陸可能な2人乗りeVTOL「Model A」を発表。軽量で航続距離が長いモデルで2025年の販売開始予定。

2. 技術的な進歩

  • 安全性・信頼性の向上: 自動運転機能や衝突防止システムなど、安全性を向上させる技術が進化。故障リスクを低減する設計も。

  • 航続距離の延長: バッテリー技術の進歩により航続距離が延長。都市間移動や長距離飛行が可能に。

  • 騒音の低減: 都市部での運用に向け、プロペラ設計や騒音制御技術の改良により騒音を低減。

3. 市場動向

  • 参入企業の増加: 自動車メーカー、航空機メーカー、スタートアップ企業など、様々な企業がeVTOL市場に参入。競争激化で技術開発や市場開拓が加速。

  • 規制緩和: 各国政府はがeVTOLの運航に向けた規制緩和を推進。米国では2024年にeVTOLの型式証明制度を導入。

  • ビジネスモデルの模索: 機材の販売だけでなく、タクシーやリースなどビジネスモデルの模索。

まとめ

エアショーやモーターショーなどのイベントではなく、空飛ぶクルマが「CES」を彩るという実情そのものが注目に値します。eVTOLを「空飛ぶIoT端末」として見る時、考えなければいけないには「何とつながるのか?」です。
おそらく1年後の「CES」では想定範囲外のプレゼンが行われるでしょう。

Google (グーグル)
Apple (アップル)
Facebook (フェイスブック)
Amazon (アマゾン)
Microsoft (マイクロソフト)
Tesla (テスラ)
Alibaba (アリババ)
などが、この分野に進出してくることが無理なく想像できます。


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2月も新たな情報を国内外から集めてアップしますのでお楽しみに!

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